Friday, August 31, 2012

ブルームーン

ひと月のうちに2回満月が巡ってくるその2度目の月を「ブルームーン」と呼ぶそうだ。そして8月の最後、2度目の満月の今日はブルームーン。Once in a blue moonという英語の言い回しは「ごく稀に」という意味だけれど、2.7年に1度の割合で起こるこの現象は、稀というほど珍しいことではではないかもしれないね。折しも今日は、先日亡くなったアポロ11号の宇宙飛行士、ニール・アームストロングさんの葬儀の日。人類で初めて月面に降り立った勇気ある科学者に敬意を表して、今夜はじっくり月でも眺めてみよう。

ウチのベランダから。今夜のシカゴはおぼろ月です

Monday, August 27, 2012

ウォーター・タクシー

こういう交通手段があるということは知っていたけれど、初体験のウォーター・タクシー。遊覧船ではないので観光案内はしてくれないけれど、ミュージアム・キャンパスからネイビー・ピアまで、ダウンタウンの摩天楼を眺めながらの15分は充分に観光気分だ。天気よし、景色よし、気持ちよしの、本日のミシガン湖でした!

シカゴのスカイラインをタクシーから望む

シカゴ・フィールド・ミュージアム

フィールド・ミュージアムにやって来た。甥っ子たちが来たらぜひ連れて来たかったこの博物館は、ティラノサウルス・レックスの全身骨格をオークションで落札したことで名前が知られている。世界最大、最も完璧に近いこの化石の恐竜スーさんは、組み立てられて1階吹き抜けの明るいホールにで〜んと鎮座、博物館の顔である。地球の誕生から生物の進化をたどる「Evolving Planet」ではスーさんのたくさんのお仲間にも会えて、解説を読む→展示物を見る→感嘆する→考える→また戻って読む….を繰り返していたら、このコーナーだけでほとんどの時間を過ごしてしまった。これだけ広い博物館の全部を1日で鑑賞するのはとてもムリ。また来なくっちゃね。それにしても最近の博物館はインタラクティブなアクティビティが多くて、子どもにはとっても楽しい。お勉強の内容はわからなくても、レバーをいじって何かが動くだけで、3歳の甥っ子は大喜びだ。そして月曜日はイリノイ州民入館無料の日。全員の分が無料になって、大人だって大喜びなのだ。

Saturday, August 25, 2012

ホワイトソックスxマリナーズ

イチローさんを見に行くはずだったんですけどね、ホワイトソックスxマリナーズ。まさかシーズン途中でいなくなっちゃうとは思わなかった。こうなったら地元チームの応援でしょう。相手チーム投手の降板の時の大合唱、地元チームのホームランで打ち上がる花火、セブンス・イニング・ストレッチ、ビールやホットドッグとハイテンションな酔っ払いなどエンターテイメント満載で、イチローさんなしでも充分楽しめるのだ。ホワイトソックスの本拠地USセルラー・フィールドは、周辺の治安はあまりよくないものの、とってもモダンでかっこいい球場。この大きなスタジアムでわたしたちが今回陣取った$16の格安500番台の席は、高所恐怖症の人にはムリだと思われるほどすっごい高いところにある。こんなんじゃあんまり見えないじゃないかと思っていたけれど、意外に見やすくて、しかもこの高さから見渡す景色は、野球場というものが本当にムダのない美しいデザインであるということを再認識させてくれる。5万人を収容できる球場なので、人気のないゲームは空席が目立つという話も聞くけれど、今日のナイターはこんなに上の方まで満席。心地よい湖からの夜風も最高。そして当然でしょって感じの白星のあとは、恒例「Sweet Home Chicago」と、それだけでひとつのイベントになるんじゃないかってくらい大サービスの花火大会。やっぱりシカゴって大好きだぁ!

霧の乙女号

北米でもっとも歴史あるアトラクションなんだそうだ。滝壺へボートで最接近し、滝を丸ごとカラダで体験しようというこのツアー。いや、もう、濡れる濡れる。轟音の中水しぶきで目の前は真っ白。飛ばされそうなくらいの強風。目を開けているのも大変なくらいだ。霧なんてハンパなもんじゃなく(しかもなんで乙女?)、これはもう嵐ですね。乗船前に配られるポンチョは一応役には立つけれど、髪の毛や靴など出ている部分はもうびしょびしょ。船を下りる時には、ちょっとした達成感というか、耐え抜いた感が。ほとんど拷問のようなツアーに、9歳の甥っ子はしばらく言葉を失くしてしまったのだ。そんなブルーのポンチョを纏った観光客をぎゅぎゅうづめに乗せたボートが、何隻も何隻も滝に近づいては離れていく。そして全身びしょ濡れのいみじい姿で下船する人々の群れ。何やってんだか。かなり笑える光景です。

Friday, August 24, 2012

滝の裏へ行く

だからなんなんだ、という気もしないでもないが、カナダ滝の裏に行くことができる。エレベーターで地下に降り、トンネルを通って行き着く先は小さな窓。そこから滝の裏の、水がひたすらざぁざぁ落ちている様子が見られるのだ。3本あるトンネルは1889年に造られたというから、だれが考えたのか、すごい工事をしたものだと思う。3本のトンネルのうち1本は滝の真横の展望テラスに繋がっていて、そこから真横に見る滝はさすがの大迫力。ディズニーランドみたいじゃんと侮ってばかりもいられないのだ。

トンネルの先は滝の裏側
展望テラスから真横に見るカナダ滝

ナイアガラの滝

シカゴに住む日本人が日本からのお客さんを連れて行く定番の観光地がここ、ナイアガラ。飛行機でトロントまで1時間+ドライブ90分なので、それほどお手軽ってわけでもないのだけれど、それでも世界的に有名な観光地としてはシカゴから一番近いのかな。そんな事情で、夏休みを利用してアメリカに遊びに来た甥っ子たちとナイアガラへ。先週のカナディアン・ロッキーの手つかずの大自然とはうってかわって、この大自然は商業主義に荒らし尽くされアミューズメント・パークと化している。違う意味ですごいところだ。アメリカ滝とカナダ滝。ふたつ並んだ巨大な滝が競うように大量の水を落下させるその姿、迫力ある轟音、雨のように降る水しぶきなど、滝そのものはもちろん圧巻。でももっと圧巻なのは、ラスベガス並みの周辺歓楽街。林立する高層ホテル、カジノ、レストラン、ギフトショップ、タワー、観覧車、恐竜公園、水族館、スライダー・プール、ミニゴルフ、映画館、ボーリング場、ゲームセンター、お化け屋敷にロウ人形館まで。夜になれば滝のライトアップ、花火大会、タワーからヒルトンホテルに渡した地上150メートル長さ400メートルの綱渡りショーまである。ディズニーランドの家族旅行だと思えばそれはそれで楽しいけれど、これじゃぁ滝も本物には見えないよ。強欲な商業主義と高度な技術によってなんでもありなった今の時代、こういう環境の中で子どもたちは大自然をどういうふうに捉えていくんだろう。公害とか資源乱獲とか、自然が人間の手によって物理的に壊されることを自然破壊っていうんだと思っていたけれど、自然が自然に見えなくなるというコンセプトの崩壊も自然破壊のひとつだよなぁと、霧の乙女号の行列で順番待ちをしながら考えこんでしまったのだ。

アメリカ滝と....
....カナダ滝
高さ160メートルのタワーからの綱渡りショー。
街の人がみんな上を見上げていておかしい
繁華街の夜景と滝のライトアップ(中央のピンクとブルーの灯り)と花火

Sunday, August 19, 2012

ドライトマト・うどん

日本の友人からおみやげにいただいた「稲庭うどん・ドライトマトつゆ」 それほど主張は強くないけれど、つゆはやっぱりトマトの味。イタリアン・パセリとオリーブをのせて、徹底的にイタリアンにしてみた。ちょっと冷麺風のぷるるとした食感もある稲庭うどんとの意外な組み合わせが、さっぱりおいしい夏向きの味。

Saturday, August 18, 2012

シカゴ・エア・アンド・ウォーター・ショー

シカゴに帰って来てみると、我が家の上空を飛行機がぶんぶん飛んでいる。そういえば今週末はシカゴ・エア・アンド・ウォーター・ショーだったのだ。晴れた夏の午後の空に響く爆音はシカゴの夏の風物詩でもある。今年の花形はアメリカ海軍のアクロバット飛行隊、ブルー・エンジェルス。大金を湯水のように使ったこういう軍隊のイベントには複雑な気持ちがいつもつきまとうけれど、華やかなアクロバット飛行がキリリとした青空に描く白い煙とその飛行技術は文句なしに美しい。人ってすごいんだなぁ。今日ばかりは難しいことは忘れて、一流の頭脳とシビアな訓練が織りなす技術の粋に一時魅せられよう。

Friday, August 17, 2012

マウント・キッド・キャンプグラウンド

実は20年前も最後のキャンプ地がここだった。マウント・キッド・キャンプグラウンドは、ロッキー・マウンテンの国立公園群を離れてカルガリーに戻る途中の、カナナスキス・アルバータ州立公園内にある私営のキャンプ場。フル・フックアップに加え、コイン・ランドリーやコンビニエンス・ストア、カフェやゲームセンターにいたるまで、なんでも揃っている。プライバシーを保ってゆったりとレイアウトされた個々のサイトと、きれいに整備された快適な施設は、旅の最後の夜を落ち着いて過ごすのに最適。マウント・キッドの山肌が夕陽に輝く景色を見上げながら、またここに戻って来られたことの幸運をかみしめて、旅の終わりを祝おう。いい夏休みだったのだ!

木立に囲まれゆったりとしたサイト。ハンモックがよく似合う
夕陽に輝くマウント・キッド

キャンプ食・総まとめ

カルガリーのファーマーズ・マーケットでゲットした、ワイルド・サーモン・グリルで始まった今回のキャンプ旅。シンプルなとうもろこしや野菜のグリルもおいしかった。焚き火で焼く朝のトーストに、速攻で作った北米産チェリーのジャム。新しい試みだったチーズフォンデュもアウトドアにはぴったり。飯ごうで炊いたちょっとお焦げのごはんのカレーライスはキャンプの定番。ピーチを焚き火でグリルしてバニラアイスクリームを添えたデザート。そして、極めつけは直火で焼いたアルバータ牛のリブ・アイ・ステーキ! 大人のキャンプは美味しいキャンプなのだ。

キャンプ・ファイア

キャンプに欠かせないキャンプ・ファイア。バンフ、ヨーホー、クートニーと、カナディアン・ロッキーの国立公園内のキャンプ場はどこも、ファイア・パーミットという焚き火許可証を$8.80で買わなければならない。この許可証を買えば、キャンプ場の薪置き場から薪は取り放題。マウント・キッドのような国立公園外のプライベートのキャンプ場などでは、許可証は要らないけれど薪は有料だったりするなどシステムはさまざま。焚き火を囲んでとりとめのないことを語らいながら、カナディアン・クラブを飲んだり、コーヒーを湧かしたり、マシュマロを焼いたり。ぱちぱちと燃える火、燃える薪の香り、時間とともにいい具合になっていく燠火のあたたかい色。翌朝目が覚めるとからだや髪に残っているいぶり臭さもキャンプならではなのだ。

Thursday, August 16, 2012

ラジウム・ホット・スプリングス

キャンプ場から2.5キロのハイキング・トレイルを歩いてラジウム温泉へ。山を歩いて行くだけに、日本的な秘湯を想像してしまうけれど、残念ながらそういう風情はまったくない。すっきりと整備された街の公民館的な施設の中にある温泉プールなのだ。温泉プールとしてはカナダ最大なんだって。冷水のいわゆるプールと、39℃と少し熱めの温水プールが、脱衣所などが入った建物をはさんで両側2つ。そして温水プールの脇にある小さなジャグジーに入るとやっと「お風呂」な感じがする。プール内の水はすべて無色透明だけれど、その名の通りラジウムが多く含まれていて、薬効を求めての湯治客も多いらしい。水着着用のプールとはいえ、青空の下ひんやりとした空気の中でつかる温泉は最高に気持ちがいい。旅も後半、疲れを癒すにはちょうどいいタイミングだ。しかし、気持ちよくリラックスしたあとにまた2.5キロを歩いてキャンプ場までもどらなければならないのがちょっと.... シャトルバスはないんですかって聞いたら、ないって言われちゃった。そりゃそうだよね、自然を楽しみにキャンプに来てるのに、シャトルバスも何もないでしょう!

クートニー国立公園

ホースバック・ライディングで冷え切った体と痛いお尻が求めたもの、それは温泉。「Hot Springs」の看板に誘われて南北に長いクートニー国立公園の中央の谷を縦断するハイウェイ93を南下、南のはずれのラジウム温泉に向かう。岩肌をむき出しにした絶壁の山脈と大海原のように広がる山麓の針葉樹林。一面に焦げて立ち枯れた松の林が延々と続く近年の山火事跡は、豪快な景色をさらに荒々しく演出している。そしてそれとは対照的に、心をほっとさせてくれるのは点在する氷河の解け水でできた鮮やかな青色の川と湖たち。険しい山並みが南に下るにつれておだやかな景色に変化していくのもおもしろい。

公園の北の入り口は大陸分水嶺。水はここを境に西は太平洋へ、
東はハドソン湾へ向かう。壮大な水の旅の出発点
すべて3000メートル超え。人を寄せ付けないような険しい岩肌の山々。
登った人はいるのかなぁ
山火事で焦げた松林が続く麓の高原
清流が心地よい峡谷の滝
人目を気にしながら道路を横切り、森の中へ入っていく野生の鹿
南北に長い公園のちょうど中間点。絵のような森のロッジでランチ。
クートニー・パーク・ロッジ
この雄大な景色の中では、ウチのバカでかいキャンパーも小さく見える

Wednesday, August 15, 2012

ホースバック・ライディング

ずっとお天気に恵まれた今回のカナダ・キャンプ旅行だったけれど、ホースバック・ライディングを計画したこの日にだけ雨に降られてしまった。しかもどしゃぶり。そんな中、レイク・ルイーズの裏側のプレイン・オブ・シックス・グレイシャーズという往復4時間のトレッキングを決行した。折り返し地点は、ビクトリア氷河の真下にある山小屋風のかわいいティ・ハウス。青空と絶景の峰々をバックグラウンドに咲き乱れる花々に囲まれたかわいいログハウスはさぞかし天国のような風景なのだろうけれど、今日ばかりは雨と寒さを凌ぐための駆け込み寺。かじかむ手と震える体を温めてくれたホットチョコレートは救いの主だったのだ。しかし絶景。湖と氷と氷河が運んだ岩の織りなす世界は、この世のものとは思えないような宇宙的な空間。砂利でできた馬の背状の道を行く馬の縦列は月の沙漠のようだ。お天気のいい日にぜひぜひリベンジしたい。後半のトレイルはずぶ濡れと寒さとお尻の痛みで半ば拷問と化した。暖房を効かせたあたたかいキャンピング・カーが心底ありがたかった一日の終わり。

わたしのトレッキング・パートナー、ロッキー
一瞬の晴れ間は、ティーハウスで一旦馬を下りた時。
ビクトリア氷河を間近に見る

タカカウ滝

バンフ国立公園に隣接するヨーホー国立公園。キッキング・ホース・キャンプグラウンドからスイッチバックのある急勾配の細い峠道を、キャンピング・カーでえっちらおっちら20分ほど上っていくと、壮大な滝が見えた。タカカウ滝。カナダで最大の落差を誇るこの滝は、先住インディアンの言葉で「驚き」を意味する。何の予備知識もなく、ただ「こっちに行くと滝があるよ~」という看板を見つけて上って来ただけだったので、車から見えてきた瞬間に思わず全員「おーーーー」と声が出たその予想外に豪快な姿と、近づくにつれて次第に高まる轟音はまさに「驚き」 車を降りて川を渡って、滝のすぐそばまでトレイルを歩いて行く。滝の中ほどに段差があるので、2回にわたって踊るようジャンプして落ちてくる水の勢いは、間近で見ると圧倒的な迫力なのだ。

Tuesday, August 14, 2012

フィールド

ヨーホー国立公園を縦断するトランスカナダ・ハイウェイのちょうど中程に位置する国立公園内唯一の街フィールド。使われなくなった小さな駅舎と、その昔蒸気機関車に水を提供していたというやはり使われなくなった給水塔が、そのままに残っている鉄道拠点の街である。人口500人ほどの住民のほとんどが鉄道職員という小さな小さなこの街は、歩いて十分に散策できるほどの大きさで、通りに並ぶかわいらしいカフェや雑貨店、B&Bなど、どこもよく手が行き届いていて、映画のセットに迷いこんだみたいな印象。特別な事件も起こらず住民はみな知り合いという、そんな退屈な日常なのだろうけれどけれど、なぜか惹かれる田舎町。ぜひまた戻って来たい場所である。見渡せば360°の絶景なのだ。

ロッキーの山間いの街フィールド
こんな小さな街にもビジター・センターが
カナディアン・パシフィック・レイルウェイと使われなくなった駅舎
さらに古いと思われる駅舎(?)のような煉瓦造りの建物
使われなくなった給水塔。きつつきの作った穴ぼこだらけ

モレイン・レイク

カナディアン・ロッキーの宝石と呼ばれているそう。モレイン湖。朝がいいということなので朝食をスキップして訪れたけれど、ちょっと早すぎたのかな。両脇にそそり立つ山々の影になって、有名な湖面のコバルトブルーはまだ現れない。でも観光客が押し寄せる前の時間帯なので、森と湖と、怒濤のごとく頭上にせまる峰々は神秘的な静寂に包まれている。モレインとは氷堆石という意味で、雪解け水と一緒に流入する氷河によって削り取られた微細な土砂が湖水を浮遊し光の屈折を作って、刻々と水の色を変化させるんだそうだ。感嘆のため息も、トレイルを踏みしめる足音も、深い自然の中に吸い込まれていくようだ。

ひっそりと雄大な姿を見せる早朝のレイク
かわいい家族が湖面を散歩中
森の中に吸い込まれていくようなトレイル・ヘッド
湖畔のステキなロッジで朝食。暖炉の火があたたかい

Monday, August 13, 2012

レイク・ルイーズ

バンフの街に続いてもうひとつのカナディアン・ロッキー・観光ハイライト、レイク・ルイーズ。湖畔の「シャトー・レイク・ルイーズ」という、ちょっと泊まるのが恥ずかしいような名前の巨大ホテルはいただけないが、正面にビクトリア氷河を望んで、森の中に静かに佇むエメラルド・グリーンの湖は息を飲むような美しさだ。シャトー側の観光客の喧噪がなんとも残念だけれど、多くの旅人を魅きつける世界有数の景勝地だけに仕方がないのかな。

バンフ

日本でいえば軽井沢? ロッキーの山の中のリゾート・タウン、バンフ。夏休みに加えて日曜日ということもあり、すごい賑わいだ。苦労してメインストリートに駐車スペースを見つけ、20年前にもあったGrizzry Houseというワイルドな名前のステーキ・ハウスにでランチ。すぐそばには大橋巨泉さんのOKギフト・ショップも健在だ。雄大な山をバックに清潔でかわいい街並みは絵はがきのよう。日本人にも人気があるのがよくわかる。JTBとかH.I.Sの大型バスも来てました。

観光客で賑わうバンフのメイン・ストリート
20年前と同じたたずまい、Grizzly House
大橋巨泉さんも健在です

Sunday, August 12, 2012

キャンプ・サイト

こちらはキャンプサイト。キャンピング・カーで入れるサイトの設備にはいろいろグレードがあって、フル・フックアップと呼ばれる一番グレードの高いサイトでは、電気と水道、場所によっては下水設備もついている。サイトに到着すると、まずプラグインして電気を通し、移動中はプロパンガスで稼働していた冷蔵庫を電気に切り替える。水道もホースで接続。車にはウォーター・ヒーターがあるので、温水だって出ちゃうのだ。下水設備があれば汚れた水もそのままその場で流してしまうことができる。とっても便利。そして車を停める場所に加えて、各サイトにはピクニック・テーブルと、火を焚くためのファイア・ピットが用意されている。フックアップのできないグレードの低いサイトでも、ピクニック・テーブルとファイア・ピットさえあれば、電気はランタン、水道は共同の流し場、そして共同のトイレとシャワーでで充分快適に過ごせるのだ。国立公園内では焚き火は有料。$8.80払って許可をもらえば、薪はもらい放題なのだ。やっぱりキャンプにはキャンプ・ファイアがなくっちゃね。夜中にトイレに起きると頭上は満天の星空。森林のアロマとカラダに染みついた焚き火のいぶり臭さが、なんともキャンプなのである。

キャンピング・カーで入れるキャンプサイトの一般的なレイアウト
大人キャンプには欠かせないファイア・ピット
国立公園内では薪は$8.80で貰い放題
個々のサイトに下水設備がない場合には、
こういう共同の下水処理場でタンクにためた汚水を車から捨てる