Sunday, April 28, 2013

花見・イン・シカゴ

待ってました。東京にひと月以上遅れて、シカゴにもようやく待ちに待った桜の季節。毎年おじゃまする郊外の友人宅でのお花見が今年も滞りなく行われた。午前中の曇り空がちょっと心配だったけれど、ウソのように晴れ渡った午後の青空のもと、宴の最中にも桜はみるみる開いていく。春のちらし寿司と美味しいお酒で、シカゴでも立派にニッポンの花見です!

Saturday, April 27, 2013

アウトドア・ストーブ

やっとですよ、やっと、やっと! やっと、春らしい気持ちで外を歩ける週末! 気のはやる人々は、さっそく半袖になり、サンダルで歩く。でもね、夕方になるとまだちょっと風は冷たいのよ。春の気持ちを先取りしてパティオに席を並べたご近所Yoshi's Caféも、お外で食事はまだちょっと寒い。でもこのアウトドア・ストーブが、焚き火みたいで、ほっこり。夜8時を過ぎても明るい空が、やっぱり嬉しいシカゴの4月。あぁ、いい季節が、もうすぐだ〜〜〜!

Friday, April 26, 2013

マクドナルド・1号店

世界119か国に33,000店舗を展開する、まさにファストフードの王者、マクドナルド。その本社がここシカゴにあるのは有名な話で、シカゴ郊外の街デスプレインズには第1号店となった店が、ミュージアムとして当時の様子を再現している。今日はそこをたまたま通りかかったので、ちょっとだけ寄り道、車を停めて写真をパチリ。ついでにちょこっと調べてみたところ、マクドナルド社史の中で公式な1号店として記されているこの店は、実は全米では9店目だったのだそうだ。歴史的には、ディックとマックというマクドナルド兄弟が、1937年にカリフォルニア州サンバーディーノでスタートした「マクドナルド・ドライブイン・レストラン」がその発祥で、後に現マクドナルドの創業者といわれているレイ・クロック氏が、マクドナルド兄弟からフランチャイズの権利を買い取って1955年に出店したのが、このデスプレインズの第1号店だったということらしい。ちなみにこのお店、オープン初日の売り上げは366ドル12セントだったそう。ハンバーガー1個のお値段が15セントだったわけだから、 単純計算で2400個 (!) 近くのハンバーガーが、この日このお店からお客さんの手に渡ったというわけだ。 (http://www.mcdonalds.com/us/en/our_story/our_history.html)

日本では70年代に銀座4丁目の交差点に現れたのが第1号店だった。小学生だったワタシ。今や健康志向の人々の間では、悪い食べ物の代名詞のように言われるマクドナルドだけれど、歩行者天国で初めて買ってもらったシェイクの衝撃の美味しさは、忘れられないなぁ!

Monday, April 22, 2013

上野千鶴子さん

シカゴ大学の東アジア研究所に、社会学者であり日本のフェミニズムの第一人者である上野千鶴子さんが講演に来た。ワタシが仕事を始めた頃の80年代の日本は、男女雇用機会均等法が施行され、「キャリアウーマン」という言葉が、現実とは裏腹に憧れを持ってもてはややされた時代である。そんな時代に「スカートの下の劇場」という過激な本を書き、アグネス論争に油を注いだこの学者さんの名前を久しぶりに耳にして、なかなか日本では会えない人もシカゴでなら意外に簡単に会えるのだという機会に便乗、レクチャーを聴かせていただいた。おなじみのフェミニズムのテーマに加えて、最近では老齢者の介護問題などにも分野を広げ、それを3.11に絡めるなど、興味深い内容ではあったけれど、やっぱり日本の学者さんのレクチャーは日本語で聴きたかった、というのが正直な感想。上野さん特有の辛口トークも、英語になるとイマイチその辛口さが欠けてしまい、せっかくの強烈なパーソナリティも勢いを潜めてしまうのがちょっと残念だった。でも、日本にいたらこんなに近くで会えない人だし、レクチャーの後のレセプションでは個人的にお話をするチャンスまでいただいて、なかなかの印象的な時間ではあった。

しかし、それにしても英語で話すというのは難しいことだと改めて思う。内容が正しく伝わっていればいいのだとか、文法が間違っていなければそれでオッケーとかいうシンプルな解釈では片付かない、深い深い問題であると思う。世界の中でアカデミアの公用語が英語であるというのは、ネイティブではない日本人にとっては全くもって不公平な話。でも現実にそうなのだから仕方ないんだな。このハンデ、どう克服できるのか、あっと驚く解決法を、次の世代の人たちにぜひぜひ見つけてもらいたいと思うのだ。

Sunday, April 21, 2013

Hot Chocolate

ウィッカーパークにカワイイお店を発見。Hot Chocolate。チョコレートという言葉の響きに弱いワタクシには、黙って見過ごせない店なのだ。デザートに重点を置いたレストランなのだけれど、食事もできる、というコンセプト。今日いただいたのは、ゴートチーズとお豆(枝豆とそら豆)のクレープ。リッチだけれど、しつこくなくて、お豆もほどよい歯ごたえを残したちょうどいいゆで具合(コレがアメリカには難しいんだな)。ニッポン人のワタクシがデザートのスペースを残して食べきれるという、ちょうどいいボリュームもグッドであったのだ。というわけで、もちろんデザートも。チョコレートスフレに塩キャラメルのアイスクリーム! スフレというよりはブラウニーっぽくもあったけど、美味しいから気にしない気にしない。ツレの頼んだドーナッツのチョコレート・ディップは、食事になりそうなくらいのボリュームだったのだ。気になるメニューがいろいろあって目移りしたので、また来なくちゃなぁ。でも、食事はリッチ、デザートはどれもしっかり甘いので、ひとときダイエットのことは忘れなければなりませぬ。

Saturday, April 20, 2013

ボビー・マクファーリン

ジャズ・ヴォーカリストのボビー・マクファーリン。音楽ってこんなに自由で面白いんだってことを教えてくれる、とっても楽しい彼のコンサートに来るのは2度目である。変幻自在な声色、声域、歌い方は、ヴォーカルという領域を越えて彼自身が複雑な楽器という感じ。観客までをも奏でてしまう、ホール全体を巻き込んだひとつのパフォーマンスは、すっごく愉快な曲間のトークも加わって、超絶技巧な天才的ヴォーカルのテクニックを披露しているにもかかわらず、コンサート自体は緩〜くて和やか。グラミー賞を取った彼の代表作、頭に来るくらいノー天気な「Don't Worry, Be Happy」がそのまんま主題になるようなコンサートなのだ。終演後の観客たちは笑顔笑顔笑顔。これだけ笑顔の溢れるコンサートにはなかなか出会えない。音楽は楽しい。歌は楽しい。歌えることが楽しい。コラボも楽しい。音楽のある生活が楽しい。どこにでも音が存在することが楽しい。そして、やっぱり人生は楽しい。そんなこと彼はこれっぽっちも言わないけれど、びんびん伝わってくるんだよね。うん、実に楽しい。欲を言えば、会場がCSOというのがちょっと、ね。ジャズ・クラブなどで軽く飲みながら、隣の人とおしゃべりしながら、リラックスして聴きたいタイプの音楽なのだ。

Tuesday, April 16, 2013

ボストン・トリビュート

またもや罪のない人々を無差別に傷つけるショッキングな事件。ボストン・マラソンでの爆弾テロは、死者3人重軽傷者140人余りを出した。これがシカゴ・マラソンであったとしてもまったく不思議ではなかったと思うと、同じランナーとして他人事では片付けられない恐怖が背中を走る。最期のレースとなってしまった人、たくさんトレーニングしてきたのにあともう少しのところでゴールを踏めなかった人、ランナーの完走の瞬間をあたたかい気持ちで見守っていて犠牲になってしまった観客の人たちに、心からお悔やみを申し上げたい。

そして今日はおそらく全国各地で、このボストン・マラソンの悲劇に心を痛めたランナーたちによる、ボストン・トリビュート・ランが行われた。わたしが所属するCARA (Chicago Area Runners Association) では、Boston Marathon Unity Runを速攻で企画して、会員非会員にかかわらずできるだけたくさんのランナーを集め、どんな距離でもどんなペースでもいいから、とにかくみんなでボストンを想って一緒に走るという追悼ランを、レイクサイドで夕方6時から行った。

RunJunkeEs.comでは、フェイスブックを使ってRunners Unite to Rememberというヴァーチャル・イベントを呼びかけた。今朝の8時から5月5日午後11時までの間に、世界中のどの場所でもどの時間でも、どんな距離でもどんなペースでも構わないから、同じゼッケンを付けて走り、犠牲者を追悼するとともに、ランナーズ・コミュニティーの強い連帯感を示そうというもの。一体となったランナーズ・スピリットは、テロに屈したりはしないのだ。

わたしもこういったイベントにできるだけ参加するとともに、このボストンが最期のレースとなってしまった人やゴールを踏めなかった人のことを想って、来る10月のシカゴ・マラソンをしっかり完走しようと思う。

Runners Unite to Rememberのゼッケン

Wednesday, April 10, 2013

抹茶ティ−・ラテ

日本にいてもやっぱりスタバに来てしまうワタクシ。でも日本ではコレ、抹茶ティ-・ラテ。フラペチーノじゃないですよ、ホットのラテ。抹茶の苦みが生きた濃〜いお味に、ミルクのほどよい甘さが加わって、ふわ〜っと広がる抹茶の香りが魔法のようなドリンクなのだ。今日のスタバは原宿セントラルアパート跡地の東急プラザ最上階。屋上テラスのすっごく気持ちのいい空間で、抹茶ラテでへろへろ〜っとリラックス。アメリカのご近所スタバの気軽さもいいけれど、こういうおしゃれなショップは日本ならではですね。さすがは、原宿!

座席もゆったり配置された開放的な屋上のテラス
抹茶ティー・ラテでリラックス!

代々木公園

今回の東京ランは、代々木公園にて。ソメイヨシノは葉桜となり、そしてこれはサトザクラかな。ふっくらとした八重咲きの花が満開。1周約2キロの園内周回舗道を友人とおしゃべりしながらゆっくり3周。平日午前中の公園は人もまばらで、思いっきり大きな声でボイス・トレーニングをする声楽家さんや、ゆったり散歩する老夫婦の横をすり抜け、春の緑を感じる快適なジョギングだったのだ。

八重咲きが満開のサトザクラ

今回ランステ(ランニング・ステーション)としてお世話になったのは、代々木公園陸上競技場の織田フィールド。一般無料開放の水曜日は、更衣室、温水シャワー、カギのかかるロッカーなどがすべて無料で使えてかなりお得なのだ。ここは学生を中心としたトラックランナーの聖地なのだそうで、400メートル公式トラックで本格的に練習する陸上選手たちを眺めながら、フィールドでウォームアップやストレッチが出来るのも、なかなか気持ちがよいですよ。

本格的っぽい陸上選手に混じって織田フィールド

Monday, April 8, 2013

箱根神社

絶景の芦ノ湖を海賊船(なぜここに海賊船!?)の遊覧船で縦断し、元箱根の箱根神社へ。湖にせり出した鳥居が宮島を彷彿とさせる(しないか!)美しい神社である。箱根道が整備され宿や関所が設けられて以降、東西交通の要として庶民信仰の聖地となったのだそうだ。杉の大木が続く参道の並木は、とても静かで神聖な雰囲気。森のマイナスイオンに包まれて靄のかかった鮮やかな朱色の鳥居は、「ここは何かが違う」感たっぷりのパワースポットなのだ。江戸時代、東海道の旅人が道中の安全を願った庶民信仰は、今では交通安全祈願、そして心願成就・開運厄除など、運開きの神様としても信仰されているのだそうだ。願い事、叶うといいね。

湖にせり出した鳥居が海賊船からもよく見える
木漏れ日が降り注ぐ参道入り口
参道の長い階段を上って境内へ
数々の交通安全のお守りたち
芦ノ湖の守護神、九頭竜の泉

黒玉子

大涌谷名物の黒玉子。ここの温泉水で玉子を茹でると、付着した鉄分に、硫黄水素が反応して硫化鉄となり、殻が黒くなるのだそう。1コ食べると7年寿命が延び、2コ食べると14年寿命が延びると言われている。大涌谷に祀られたの延命・子育ての「延命地蔵尊」にちなんで、黒玉子を食べると寿命が延びると言われるようになったのだそうだ。遊歩道入り口には黒玉子茶屋なる売店もあり、飛ぶように売れる玉子たち。迫力の噴煙大地を目の前に、大勢の観光客がゆで玉子にかぶりつく風景は、なんだかとってもマヌケでおかしく、平和である。中味はフツーのゆで玉子。固ゆででもそもそなので、続けて2コ食べるのはちょっと大変。ワタクシは7年の延命ということで妥協することにする。

黒玉子のできるまで
最初は白い普通の玉子が ↓
茹で上がると真っ黒に
下界から運ばれる玉子の専用ロープウェイ
中味はフツーのゆで玉子です
観光客で賑わう玉子茶屋

大涌谷

ガスの濃度が高いときは、立入禁止になることもあるのだそう。大涌谷は約3000年前の箱根火山の爆発でできた火口の跡で、荒涼とした山肌には今もあちこちから白い噴煙。辺り一面硫黄の臭気がたちこめ、迫力の火山活動を間近に感じる。大涌谷ではこの火山性ガスを利用して温泉を造成し、パイプラインを使って温泉を各地へ供給しているのだそう。箱根観光の代表的スポットなので、平日とはいってもかなりの数の観光客だ。そして大涌谷といえば黒玉子。それについては次のブログにて ↑

立ち上る噴煙もスゴイけど、観光客の数もスゴイのよ
この火山ガスはかなり有毒なんだそうですよ

富士山

日本といえば、清く正しくこの風景。強羅より箱根登山ケーブルカーで早雲山へ。早雲山から箱根ロープウェイに乗り継いで、大涌谷へ向かうその中間地点、目の前がさぁーっと開けた瞬間飛び込んできた風景に、18人乗りのロープウェイ、満員の箱の中では一斉に歓声が起こった。まるっきり絵はがき仕様の、パーフェクトな富士山! いいお天気に恵まれて、青空をバックに、頂上に雪を湛えながら裾野までしっかりと輪郭が見える。噴火も間近とのウワサなので、その前には登っておかなくっちゃ。

Sunday, April 7, 2013

東京

ところ変わって、東京。そぼ降る雨の成田に降りて、一夜明けた今日は春の嵐。それでも強風の中のきりりとした青空とおだやかな気温は、シカゴに比べると天国だ。写真 ↓ は窓一面をピンクに染める実家の八重桜。満開はちょっと過ぎてしまったけれど、まだまだ見頃。10日間の東京滞在、この桜と共に過ごします!

Monday, April 1, 2013

カブズ開幕

いよいよ4月。そしてメジャー・リーグも開幕! 我がカブズも今日はオープニング・デー! といっても開幕第1戦は敵地ピッツバーグでだったので、ウチの近所は残念ながら閑散としていた。しかも、4月になったというのにいまだに凍える北風とぱらつく雪。そしてピッツバーグも試合直前まで雪だったらしい。なんて天気なんだ、今年のアメリカは!?!? それでも開幕を白星で飾ったカブズ。今年入団した助っ人外人(アメリカから見たら、ね)の藤川球児さん、9回2死から登板して見事に初戦を押さえた。このステキな笑顔が、今年のカブズを盛り上げてくれることを祈る! そうそう、マイナー契約だったもうひとりの日本人投手、高橋尚成さんも今日付けでメジャー昇格だそうですよ。

ホームグラウンドでの初戦は来週の月曜日。
主力の投手たちとともに藤川選手もしっかり球場正面に! 頼もしい!
初戦を押さえたすがすがしい笑顔
Charles LeClaire-USA TODAY Sports, April 1, 2013 (from Chicago Tribune)