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Saturday, March 19, 2016
Spotlight
とてもいい映画を観た。Spotlight。ボストンの新聞社のローカル・コラムを担当する部署がカトリック教会のスキャンダルをすっぱ抜いたという事実に基づく社会派ドラマ。周囲の圧力に屈しない粘り強い地道な取材から明らかになっていく事件が、後に国際的な論議に発展していくという、ジャーナリズムとはこうでなければ、というストーリーだ。暴力シーンにもセックスシーンにも頼らずに、余計なコトは一切描かず、事件だけにフォーカスした内容には時間を忘れるほど集中して観入ってしまった。正義感と情熱にあふれるジャーナリストたちの姿勢と絶妙なチームプレイが気持ちよく、質の問われる今日のメディアのあり方にもストレートなパンチを効かせていると思う。
Sunday, March 13, 2016
ブルーマン・グループ
ウチのすぐ近所の専用シアターで、もう13年くらい続いているロングラン公演「ブルーマン・グループ」を、13年振りくらいで観に行った。ちょっと下品で汚かったりするネタもところどころあるけれど、音楽×アート×笑いの多彩な芸と観客を巻き込む演出は大いに楽しめるエンターテインメント。客席を縦横無断に移動する青い男たちに選ばれたら最後、恥ずかしいなんて言ってはいられずステージに上がって、一緒にパフォーマーになるしかないことを覚悟して劇場に足を運ばなくてはいけない。こういったショーの盛り上がりには、ホント、アメリカ人には頭が下がる。客観客全員が仕込みじゃないかと思うくらい、出演者と観客との一体感が素晴らしいのだ。でも恥ずかしがり屋さんはあまり前のほうの席には座らないほうがいいかもね。大人も子どももおおはしゃぎでキャーキャー言っているうちにあっという間にフィナーレ! 無表情の真っ青な顔、コミカルだけれど洗練されたカラダの動き、セリフの一切ない舞台….とユニークさ満点のパフォーマンス。13年間毎回会場を満席にするロングランにも納得なのだ。
Sunday, February 28, 2016
オスカー
結局、ノミネート作品はほとんど観る機会のないまま迎えてしまったオスカーナイト。でも、映画の内容をよく知らなくても楽しめるという華やか授賞式のプログラムは、さすがショービジネスのメッカ、ハリウッドなのだ。今回のハイライトはやっぱりこの人、レオナルド・デカプリオ。20年以上のキャリアを通して5回もノミネートされながら、これまで受賞がなかった彼の、8054日目の悲願達成だそうですよ(誰が数えているんだ!?) 固唾を飲んで見守る会場やお茶の間の第一声は、誰しも「よかったね〜」 で、受賞スピーチがまた素晴らしかった。普通は「誰々さんに感謝します」の「誰々さん」の部分を延々と並べるだけで終わってしまう45秒が、彼の場合、受賞作品のテーマと環境問題を繋げて立派な演説になった。45秒はかなり超過したと思うけれど、これには誰も文句を言えないでしょう。
とてもよかったので、よかった部分を以下に書いちゃいます。
Making The Revenant was about man’s relationship to the natural world. A world that we collectively felt in 2015 as the hottest year in recorded history. Our production needed to move to the southern tip of this planet just to be able to find snow. Climate change is real. It is happening right now. It is the most urgent threat facing our entire species and we need to work collectively together and stop procrastinating. We need to support leaders around the world who do not speak for the big polluters of big corporations but who speak for all of humanity, for indigenous people of the world, for billions and billions of under privileged people who have been most affected by this, for children’s children, and for those people out there whose voices have been drowned out by the politics and greed. Thank you all for this amazing award tonight. Let us not take this planet for granted. I do not take this night for granted.
「『The Revenant』は人間と自然界との関係を描いた物語です。観測史上最高の暑さを記録した2015年の地球で、私たち製作チームは雪を求めて地球の最南端にまで行かなくてはなりませんでした。気候変動は現実のものです。今まさに起こっていることなのです。それはこの自然界が直面する一刻を要する危機であり、私たちは力を合わせて解決を急がなければなりません。環境を汚染する大企業のために動く政治家ではなく、すべての人類のために活動する指導者を私たちは必要としています。地球の先住民や、最も打撃を受ける何億人もの恵まれない人々、子どもたちやその子どもたち、利権政治のために消されてしまう人々の声を聞く、そんな指導者を支持しなければいけません。本日はこのような素晴らしい賞をありがとうございました。みなさん、どうかこの地球が当たり前にあるものだとは思わないでください。私も今夜の出来事を当たり前のことだとは思いません」
受賞作 『The Revenant』はまだ観てないのでわからないけれど、っていうか、これはかなり重厚そうで劇場に足が向かなのだが、レオ様作品には『The Great Gatsby』とか『Catch Me if You Can』、古くは『What's Eating Gilbert Grape』など好きな作品がいくつもある。本当によかった。おめでとう!
とてもよかったので、よかった部分を以下に書いちゃいます。
Making The Revenant was about man’s relationship to the natural world. A world that we collectively felt in 2015 as the hottest year in recorded history. Our production needed to move to the southern tip of this planet just to be able to find snow. Climate change is real. It is happening right now. It is the most urgent threat facing our entire species and we need to work collectively together and stop procrastinating. We need to support leaders around the world who do not speak for the big polluters of big corporations but who speak for all of humanity, for indigenous people of the world, for billions and billions of under privileged people who have been most affected by this, for children’s children, and for those people out there whose voices have been drowned out by the politics and greed. Thank you all for this amazing award tonight. Let us not take this planet for granted. I do not take this night for granted.
「『The Revenant』は人間と自然界との関係を描いた物語です。観測史上最高の暑さを記録した2015年の地球で、私たち製作チームは雪を求めて地球の最南端にまで行かなくてはなりませんでした。気候変動は現実のものです。今まさに起こっていることなのです。それはこの自然界が直面する一刻を要する危機であり、私たちは力を合わせて解決を急がなければなりません。環境を汚染する大企業のために動く政治家ではなく、すべての人類のために活動する指導者を私たちは必要としています。地球の先住民や、最も打撃を受ける何億人もの恵まれない人々、子どもたちやその子どもたち、利権政治のために消されてしまう人々の声を聞く、そんな指導者を支持しなければいけません。本日はこのような素晴らしい賞をありがとうございました。みなさん、どうかこの地球が当たり前にあるものだとは思わないでください。私も今夜の出来事を当たり前のことだとは思いません」
受賞作 『The Revenant』はまだ観てないのでわからないけれど、っていうか、これはかなり重厚そうで劇場に足が向かなのだが、レオ様作品には『The Great Gatsby』とか『Catch Me if You Can』、古くは『What's Eating Gilbert Grape』など好きな作品がいくつもある。本当によかった。おめでとう!
Wednesday, February 17, 2016
「Brooklyn」
映画「Brooklyn」を観た。1950年代、まともな仕事もなく貧しくて退屈なアイルランドの田舎から新天地を求めてニューヨーク・ブルックリンに移住する若い女性の成長物語。故郷と新天地の間で揺れ動く心や、大切な人の死に立ち会うことのできないやるせない距離、故郷に残した母親との関係を巡る葛藤などを、静かていねいに描く。主人公のエリッシュを演じる女優さんも素晴らしい。時代は違っても共感することばかりで、特にワタクシのように海外で生活する者には、ぐいぐいと心に刺さるものがある。海外に長く暮らしていると、時としてアイデンティティ・クライシスに落ち込むものだけれど、人のアイデンティティって、日本人だとかアメリカ人だとかそういうことではなく、人生のふとした巡り合わせで出会う人々や経験によって出来ていくものなのだなぁと改めて思う。そしてそんな思いに勇気をもらった作品だった。
50年代のファッションやインテリア、アイルランドの街並みの色使いなど、アートディレクションもとてもいい。19世紀後半から20世紀のニューヨークを支えた2大移民、アイルランド系とイタリア系がブルックリンで出会うという設定も人気の秘密かな。ところでこの主役を演じたシーシャ・ローナン、「The Grand Budapest Hotel」でベルボーイのガールフレンドをかわいくコミカルに演じたあの女優さんだったのね。今回は全然タイプの違う役だけれど、とても上手でとてもきれい。そして本人自身もアイルランド出身なんだそう。主演女優賞が取れるといいなぁ。
2月になると、アカデミー賞授賞式中継の3〜4時間をなるべく退屈しないで観られるように、急に映画を観まくるワタクシ。さて、次は何を観ましょうか…
50年代のファッションやインテリア、アイルランドの街並みの色使いなど、アートディレクションもとてもいい。19世紀後半から20世紀のニューヨークを支えた2大移民、アイルランド系とイタリア系がブルックリンで出会うという設定も人気の秘密かな。ところでこの主役を演じたシーシャ・ローナン、「The Grand Budapest Hotel」でベルボーイのガールフレンドをかわいくコミカルに演じたあの女優さんだったのね。今回は全然タイプの違う役だけれど、とても上手でとてもきれい。そして本人自身もアイルランド出身なんだそう。主演女優賞が取れるといいなぁ。
2月になると、アカデミー賞授賞式中継の3〜4時間をなるべく退屈しないで観られるように、急に映画を観まくるワタクシ。さて、次は何を観ましょうか…
Monday, February 1, 2016
ジェイク・シマブクロ
久々のCity Wineryでのコンサートはジェイク・シマブクロ! ハワイアンからクラシック、ジャズ、ロック、ポップとジャンルを問わずに、技術と感性とクリエイティビティで新しいウクレレの世界を創造するジェイク。初めて彼の演奏を生で聴いたのは、2010年ホノルルマラソンのエキスポだった。その後、ラビニアやオールドタウン・ミュージック・スクールなどシカゴに来てくれるたびに追っかけてきたけれど、今日も明るくエネルギッシュな演奏を聴かせてくれた。演奏の合間のお喋りも楽しいし、フレンドリーな笑顔も最高のミュージシャン。お友だちになりたいのだ!
| 300人収容というCity Wineryのコンサートホール。 2日間全席Sold Outのこのコンサートには、 ハワイの人もたくさん来ていたみたい |
| タパス・スタイルのおつまみとワインを楽しみながら、 リラックスしてライブを聴くことができる。食事も美味しい! |
| 指の動きや額に光る汗までも見て取れる いい席でした! |
| 笑顔もステキなエンターテイナー |
Thursday, December 17, 2015
科学産業博物館の鉄道模型
Museum of Science and Industry(シカゴ科学産業博物館)の中に、総面積330㎡全長426メートル、アメリカ最大と言われる鉄道模型がある。子どもの頃に鉄道少女じゃなかったし、特に乗り物が好きってわけでもないワタシだけれど、この模型には惹きつけられる。精巧に再現されたシカゴの街並みの中を走る高架鉄道や、郊外列車。シカゴを出発した長距離列車が、中西部の平原から牧草地を抜け、トンネルや橋を通り山を越え、西海岸のシアトルの港に到着するまで、途中の田舎町の産業や人々の暮らしまでもが、ストーリー性を持って語りかけてくる。所々にボタンがあって、押すと木が倒れたり、港のクレーンが動いて荷物をコンテナに載せたりするなど、楽しい仕掛けも満載。こんなの作れたら楽しいだるなぁ….って、いったいどんだけ時間がかかるでしょう! 楽しそうに見入っているのは基本的にオトナ。鉄道マニアじゃなくたって、飽きずにずっと眺めていたい、楽しい展示なのだ。
Tuesday, December 8, 2015
『Beautiful』
キャロル・キングの半生を描いたミュージカル『Beautiful』を観た。ブロードウェー初演から1年半、シカゴに来たのは今回が初めて。シカゴ版のキャロル役アビー・ミューラーは、ブロードウェー初演時のオリジナル・キャストで主役を務めたジェジー・ミューラーのお姉さんなんだそう。声は驚くほどキャロルに似ていて、歌もピアノも、もちろん演技も素晴らしい。駆け出しのティーンエイジャー・ソングライターの溌剌とした初々しさが、観ていてとても心地よいのだ。こういう女優さんがいるところが、アメリカのショービジネスの凄いところ。夢、恋、友情、キャリア、成功、結婚と別れ….と、ストーリーはおそろしくありきたりでシンプルだけれど、彼女の創り出す空気感と、絶妙なタイミングで挿入される名曲の数々に、気持ちがぐいぐい引きこまれて舞台と一体化する、そんな作品である。
キャロル・キングは『Tapestry』というアルバムが大好きで、昔、何度も何度も聴いた音楽。様々なアーティストがカバーしているし、テレビでもCMでも街中でも、いろんなところで流れていた。観客のほとんどを占める団塊の世代以上の方々は、みんな超シアワセそうな顔でカラダを揺らしていたし、ワタシもほんわかな気分に浸った。まるで音楽の宝箱のようなミュージカル。お薦めです。
↓ キャロル・キングさんご本人が、ニューヨーク・キャストとともに共演している画像発見! 現在73歳だそうだけれど、元気元気。
Sunday, November 29, 2015
サウンド・オブ・ミュージック Sing-Along
ホリデー・シーズンの定番「サウンド・オブ・ミュージック」のシング・アロング版を近所のレトロな劇場ミュージック・ボックス・シアター観に行った。「シング・アロング」とは、画面の字幕の歌詞を見ながら映画に合わせて観客が一緒に歌う上映会。アメリカでは各地でいろいろなミュージカル映画のシング・アロングを上演している。
この日は上映前にオルガンの生演奏があり、レトロな劇場にぴったりのレトロな音色で映画に出て来る音楽を聴かせてくれる。オルガン演奏の後にはMCのおじさん。入場するときに入り口で配られた、上映中に歌いながらいろいろと使う小道具の説明と、おじさんのリードでちょっとだけ歌の練習もする。そしてその後にはコスチューム・コンテスト。劇中の登場人物に扮した観客がステージに上がり、似ている度、ユニーク度を競う。めちゃくちゃ学芸会っぽくて微笑ましいのだ。そうしたMCのおじさんの盛り上げで、会場の雰囲気が最高潮に達したところで映画の上映に入っていく。
歌のシーンは字幕で歌詞が出るし、タイトルナンバーの「サウンド・オブ・ミュージック」はもちろん「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などほとんどが馴染みのある曲ばかりなので、ワタシもがんばって英語で歌いましたよ! 歌の他にも、観客は上映中どこで叫んでもいいというのが基本ルール。「よっ、若旦那っ!」みたいな合いの手が入ったり、キスシーンではひゅーひゅーって歓声が出たり、それらにまた観客が反応して笑いが出たりと、客席が映画と一体化している感じがとっても楽しい。そしてナチスの出て来る場面での割れんばかりのブーイングはやっぱりアメリカだ。むか〜し昔に観たのが最後だったので、ストーリーなんかはもう忘れていて、ラブストーリーだとばっかり思っていたらけっこうシリアスなお話だったのね…. 昔の映画はみんな強い主張がある。
上映前の一連のアトラクションから、たぶん劇中で観客が叫ぶところやそのだいたいのセリフまで、きっともう定番になっているのだと思う。アメリカの古き良き時代に根付いた伝統的なエンターテイメントのひとつなのだ。たとえば日本で「大きな栗の木の下で」って言ったら誰でも知ってる振り付けがあるのと同じで、この場面ではこの歌い方、このフレーズにはこの振り付け、誰かがこう言ったらこう答えるって、世代から世代へと受け継がれているのだと思う。なんだかアメリカ文化のいいところを観たなぁというあったかい気持ちになって、歌がいい感じでカラダに残り、おぼえた歌を気分よく口ずさみながら劇場を後にしたのだ。
この日は上映前にオルガンの生演奏があり、レトロな劇場にぴったりのレトロな音色で映画に出て来る音楽を聴かせてくれる。オルガン演奏の後にはMCのおじさん。入場するときに入り口で配られた、上映中に歌いながらいろいろと使う小道具の説明と、おじさんのリードでちょっとだけ歌の練習もする。そしてその後にはコスチューム・コンテスト。劇中の登場人物に扮した観客がステージに上がり、似ている度、ユニーク度を競う。めちゃくちゃ学芸会っぽくて微笑ましいのだ。そうしたMCのおじさんの盛り上げで、会場の雰囲気が最高潮に達したところで映画の上映に入っていく。
歌のシーンは字幕で歌詞が出るし、タイトルナンバーの「サウンド・オブ・ミュージック」はもちろん「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などほとんどが馴染みのある曲ばかりなので、ワタシもがんばって英語で歌いましたよ! 歌の他にも、観客は上映中どこで叫んでもいいというのが基本ルール。「よっ、若旦那っ!」みたいな合いの手が入ったり、キスシーンではひゅーひゅーって歓声が出たり、それらにまた観客が反応して笑いが出たりと、客席が映画と一体化している感じがとっても楽しい。そしてナチスの出て来る場面での割れんばかりのブーイングはやっぱりアメリカだ。むか〜し昔に観たのが最後だったので、ストーリーなんかはもう忘れていて、ラブストーリーだとばっかり思っていたらけっこうシリアスなお話だったのね…. 昔の映画はみんな強い主張がある。
上映前の一連のアトラクションから、たぶん劇中で観客が叫ぶところやそのだいたいのセリフまで、きっともう定番になっているのだと思う。アメリカの古き良き時代に根付いた伝統的なエンターテイメントのひとつなのだ。たとえば日本で「大きな栗の木の下で」って言ったら誰でも知ってる振り付けがあるのと同じで、この場面ではこの歌い方、このフレーズにはこの振り付け、誰かがこう言ったらこう答えるって、世代から世代へと受け継がれているのだと思う。なんだかアメリカ文化のいいところを観たなぁというあったかい気持ちになって、歌がいい感じでカラダに残り、おぼえた歌を気分よく口ずさみながら劇場を後にしたのだ。
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| サウスポートにある レトロなミュージック・ボックス・シアター |
| 入場時に配られる小道具たち 「トラップ邸でのダンスパーティー招待状」 「『Maria』の歌の時に使うカード」 「カーテンで洋服を作るシーンで使う端布」 「『エーデルワイス』の歌に合わせて頭上で左右に揺らす花」 「キスした時に鳴らすクラッカー」など |
| MCのおじさんのリードで小道具を使う練習 |
| コスチュームを身につけて来た観客はステージで紹介される |
↑ 古き良き時代のアメリカが描いた夢のような映画の1シーン。
字幕を見ながら一緒に歌います。
Saturday, September 26, 2015
アンディーズ・ジャズクラブ
アンディーズはシカゴで最も有名なジャズ・クラブのひとつ。ジャスやブルースのメッカとして知られるシカゴの、しかもダウンタウンの真ん中という便利な場所にあるので観光客も多いけれど、出演者はシカゴローカルのミュージシャンが多いんだそう。素人のワタクシにはそんなに細かいことまでわからないけれど、さすがにレベルは高いらしい。土曜日とあって9時からのセッションは満席だったけれど、混雑している感じは全然なくて、お店の雰囲気もとってもいい。演奏は客席のすぐ目の前で、ミュージシャンの息づかいやバンドのメンバー間のカウントまで聞こえてきて臨場感たっぷり。それにしてもジャズとお酒はステキな取り合わせ。ここで食事をしたことはないけれど、レストランとしても結構美味しいらしい。
| 白いテーブルクロスがかかり、上品で落ち着いた雰囲気の店内。 観光客も多いけれど、大人の遊び場って感じがステキ |
| シカゴ名物ジャズフェスティバルの、歴代の垂れ幕が一同に見られる |
| 店の入り口のネオン菅もいい感じ |
Thursday, August 27, 2015
ビリー・ジョエル・コンサート
去年に引き続き、今年もビリー・ジョエルがリグリーフィールドにやって来た。去年ほどいい席ではなかったけれど、今年もチケットをゲット。満席のスタジアムで往年のヒット曲をたっぷり楽しんだ。一緒に歌える曲ばっかり! ワタシがティーンエイジャーの頃に数々の大ヒットを飛ばしたこのピアノマンは、現在66歳。それでも去年のコンサートから今年のコンサートの間には、結婚をして子どもも生まれたというから、まだまだ現役ですね〜。観客も年配が多いかと思いきや、たぶんリアルタイムでは知らないであろう若い世代もたくさん。そして「Uptown Girl」に合わせてビリー・ジョエルのピアノの上で踊ったのはエイミー・シューマーとジェニファー・ローレンス。ふたりのハリウッド若手人気女優のサプライズ登場に観客も大喝采。夏の終わりの爽やかなお天気の中、4曲も披露したアンコールまで含めて3時間半のコンサートは、最後はやっぱり満員のスタジアムの大合唱。楽しかった〜。来年も来てくれるかな。
| 2年連続、ビリー・ジョエルのリグリー・フィールド・コンサート! |
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| 「PIANO MAN」と書いた カブズ・ユニフォームで来ている観客。 野球ファンでもあるわけなんだな |
| もうちょっといい席だったらと思うけれど、 それでも周りは充分過ぎるほどの盛り上がり |
↑ エイミー・シューマーとジェニファー・ローレンス登場
Thursday, July 30, 2015
ピピン
「ブック・オブ・モルモン」「ジャージー・ボーイズ」「キンキーブーツ」と、今年は立て続けにブロードウェイ・ミュージカルを見ている。ニューヨークまで行かなくとも、ヒット作はみんなシカゴで観れるのさ! ニューヨーク・ブロードウェイほどの規模はないものの、シカゴの劇場街にも古い伝統あるシアターが軒を連ね、ショータイムの華やかな雰囲気は決して負けてないのだ。
で、今日の演目は「ピピン」 大学を卒業したばかりの帝国の王子ピピンが「人生におけるSomething Important」を求めて、戦争に出たり、性的快楽に溺れてみたり、政治的活動に手を出したり、自殺まで試みたりしながら自分探しをするお話。狂言回しの率いる役者たちのカラフルなサーカスショーの中でピピンの物語は語られていく。シルク・ドゥ・ソレイユ出身者たちが手掛けたというアクロバティックなサーカス、セクシーで上質なダンス、心に染みるパワフルな音楽の数々、そしてストーリーの意外な結末。どれをとってもこの世のものとは思えない。空中ブランコで逆さ吊りになりながら、迫力ある歌を蕩々と歌って聴かせる人って、いったい何で出来てる人間なんだろう! 人間離れした舞台の世界は毎日が命がけだと思うけれど、そんなことはみじんも感じさせず、とにかく楽しくて鳥肌モノで、極上のエンターテイメント。ブロードウェイの作品はどれも素晴らしいけれど、ホントにこれは特級品なのだ。ブラボー!
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| 開幕の時間が近づくに連れて活気があふれる劇場街 |
| シャンデリアや装飾のレリーフ、大理石の柱や壁が伝統を感じさせる キャデラックパレス・シアターのロビー |
| 幕間 |
| 第2部開始時のカラフルな舞台 |
Saturday, July 25, 2015
「フィールド・オブ・ドリームス」
今まで人生の中で観た数多くの映画のうち、最も好きな作品のひとつ「フィールド・オブ・ドリームス」 80年代後半の若き日のケビン・コスナーが、夢と希望、父と子の絆、そして大好きな野球への思いを演じる心温まるファンタジー映画。その撮影のために実際にコーン畑の中に作られた野球場が、公開から26年たった今も残っている。シカゴからクルマで西に約3時間半、州境のミシシッピ川を越えアイオワ州に入って15分ほどのところにあるDyersville。広大なコーン畑がどこまでも続くのどかな風景の中に、野球場が突如として現れる。今でも年間6万5千人が訪れるというアイオワ州第2の観光地だそうだ。っていうか、アイオワ州って他になぁんにもないけどね。26年前の映画にも地元の人がエキストラとしてたくさん出演したそうだけれど、このムービーサイトも運営は地元のボランティアの人たち。トウモロコシが豊かに背を伸ばした夏真っ盛りのこの週末、地元の人か観光客か、多くの人がこののどかな景色の中でのどかに野球を楽しんでいた。「If you build it, they will come」という劇中のセリフ通り、この野球場がステキな町興しとなったわけだ。もう何度となく観た映画だけれど、今回ももう1回復習した。ぜひ映画を観てから訪れたい場所なのだ。
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| コーン畑から幽霊たちが出て来る映画の中の重要なシーン。 www.desmoinesregister.comより |
| コーン畑の中の1本道に突如現れるサイン |
| 映画の中でケビン・コスナー一家が住んでいる家も残されている。 実際、映画の前にはランシングさんという この土地の農夫一家の家だったそうだ |
| こんな野球場でプレーできるなんて、「夢」のようですね |
| 「Is this heaven?」「No, it's Iowa」 まさにアイオワ。大いなる田舎のど真ん中 |
| 映画の中で何度も出て来る観客席もそのまま |
| そしてお土産物やさん。 このムービーサイトの維持と運営に、 映画会社は1銭も援助してないそうだけれど、逆にサイトは ユニバーサル映画に商品のライセンス料を払っているんだって。 |
Tuesday, July 14, 2015
ムービー・イン・ザ・パーク
夏の間、ミレニアムパークで毎週開催されている野外映画会。夕方仕事が終わる頃になると、ピクニック・シートやデッキチェアを持参して三々五々に集まって来る人々。芝生に座ってチーズやワインを広げながら、ゆる〜い感じで談笑しているうちに映画が始まる。野外音楽堂ジェイ・プリツカー・パビリオンの大きなスクリーンは、遠くからでも鮮明によく見えて、コンサート会場だけあって音響も素晴らしい。今日の演目は、ティム・バートン&ジョニー・デップの名作「エドワード・シザーハンズ」 このちょっとダークなファンタジー映画が、夏の夕暮れの心地よい風にぴったりだ。静かにリラックスしながら、時々は拍手喝采やブーイングに参加したり、近くに座っている人と目を合わせて笑ったり。おおらかで気軽でアメリカらしいこのイベントは、無料ってところもさらに嬉しいのだ。
| カーブしたステンレスシートで覆われた フランク・ゲーリー独特のデザインの音楽堂。 外がまだ明るくても字幕までくっきり見える高精度のスクリーン。 |
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| エドワードに扮したコスプレさんが 観客席で人気を博していましたよ |
Thursday, July 9, 2015
キンキー・ブーツ
楽しみにしていたブロードウェー・ミュージカル「キンキー・ブーツ」を観に行った。イギリスの田舎町にある倒産寸前の老舗靴工場が、経営を立て直すための最後のアイデアとして、ドラッグクイーン向けのブーツを作ることで起死回生を図るという物語。全体的にドタバタな感じは否めなかったけれど、大好きシンディ・ローパーが全曲作詞作曲を担当した音楽は圧巻。彼女らしい80年代調のメロディアスでポップな楽曲には自然にカラダが反応してしまうし、切々としたバラードには心が揺さぶられる。そして何が素晴らしいって、ドラッグクィーン・ローラの歌とダンス。よく見ないと男性とはわからない、おみ足のきれ〜いな取り巻きエンジェルズのダンスも迫力。細〜いハイヒールをはいたままステージでバク転しちゃう神業には、アメリカ・ショービジネスの役者さんたちの果てしない底力を感じるのだ。カラフルな大団円がブロードウェイらしい明るいミュージカル。全編通して生き生きと素晴らしい楽曲の演出の数々は、さすがシンディー・ローパー。やっぱり大好き!
Saturday, May 30, 2015
スタジオ・ジブリ・レガシー
ワタシは特にスタジオ・ジブリや宮崎駿アニメのファンというわけではないのだが、日本映画がアメリカで上映されるとあれば、やっぱり観に行かないと。しかも今回はインディペンデント系でアート系の映画館ジーン・シスケル・フィルム・センターで、「Studio Ghibli’s Legacy」と題し、ひと月間に渡ってジブリのヒット作品を片っ端から上映しまくるというイベント。その上映ラインナップの中から、『風立ちぬ』と、『風立ちぬ』制作中の宮崎駿に密着したドキュメンタリー『夢と狂気の王国』を2本立てで観てきた。宮崎駿の引退作品『風立ちぬ』は言わずと知れた名作で、今更ワタシがどうこう言うことは何もないけれど、『夢と狂気の王国』は凄くいいドキュメンタリー。とても美しい映像と音楽、情緒あふれる演出に、優れたドラマを見たような清々しい感動があった。このドキュメンタリーを観る限り、よく人格破綻者のようにも言われる偏屈で難しいアーティスト宮崎駿の面影はなく、饒舌で穏やかに本音を語り周囲を和ませる「気のいいおじさん」の部分がたくさん見られる。全編に優しさが溢れていて、女性監督だからかなぁと思ったら、あの『エンディング・ノート』を撮った砂田麻美さんが監督だったのね。2011年にシカゴ・インターナショナル・フィルム・フェスティバルに来ていた『エンディング・ノート』 あの作品も重いテーマを扱いながら優しくていいドキュメンタリーだった。なるほど〜
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| 「Just a few more steps to great movies」という ステキなサインのあるインディペンデント系、 ジーン・シスケル・フィルム・センター |
Friday, May 29, 2015
ウーマン・イン・ゴールド
「Woman In Gold」という素晴らしい映画を観た。第2次世界大戦中にお金持ちのユダヤ人家族からナチスが接収した肖像画「アデーレ・ブロッホ・バウアーⅠ」の返還裁判を、オーストリア政府に対して起こした老女とその弁護士の奮闘を描く、実話に基づいたお話。主人公は、肖像画のモデルのアデーレとその夫で絵画の元々の所有者ブロッホ・バウアーの姪で、戦時中にアメリカに亡命したユダヤ系アメリカ人、マリア・アルトマン。そしてマリアと共にオーストリアを訪ね、自分の祖父母たちがたどった道のりを自身のルーツと重ねていくうちに、このケースは自分にとっても大切なケースであることに気付いていく、やはりユダヤ系のマリアの友人の息子の若い弁護士。物語は絵画を巡る裁判への困難な道のりの間に、第二次世界大戦時のマリアとその家族の様子をうまくフラッシュバックさせながら進んでいく。マリアを演じるヘレン・ミレンのすばらしさと、ウィーンの街の美しさ、そして60年以上も前に起きたホロコーストの残した残酷な傷が心に響く。
戦後ウィーンのベルベデーレ・オーストリア美術館に展示されていたこの絵画は、マリア・アルトマンが勝訴したのち、現在ニューヨークのノイエ・ガレリエに所蔵されている。劇中で「オーストリアのモナリザ」と表現されたこの1点を見るためだけに、このギャラリーを訪れる人も少なくないそう。今度ノイエ・ガレリエに行く機会があったら、この絵画がだどった数奇な道のりと、歴史に翻弄された多くの人たちの思いを重ねながら、この絵と向き合ってみたい。
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| 「あぁ、この絵なら見たことがある!」と、 ひと目見れば誰でもわかる有名なこのグスタフ・クリムトの絵画に、 そんな背景があるなんて知らなかった。 |
Wednesday, May 20, 2015
ジャージー・ボーイズ
トニー賞を受賞した大ヒットミュージカルは今もブロードウェイでロングラン中。その後クリント・イーストウッドが監督して去年映画になった「Jersey Boys」 映画がよかったので、ちょうど今シカゴに来ているオリジナル・ブロードウェイ版の舞台を観に行った。60年代の4人組人気バンド「フランキー・ヴァリとザ・フォーシーズンズ」の波乱に満ちた人生を描くミュージカル。売れないバンドが新メンバーの加入に伴って改名、その直後に発表した「シェリー」の爆発的ヒット。登り詰めたスターダムの華やかなスポットライトの陰で、仲間割れ、嫉妬、子どもの非行、家庭不和などが渦巻く、いわゆるバックステージ物語である。
ニュー・ジャージー州の工場地帯を連想させる鉄骨を組んだ舞台装置を巧みに使い、ロイ・リキテンスタインのポップアートを用いたアニメーションや、元祖バラエティ番組「エド・サリバンショー」の映像をふんだんに取り入れて、舞台と映像を同時進行させる演出が秀逸。そして主演フランキー・ヴァリ役の透き通ったファルセットの歌声が奏でる聴き憶えのある懐かしの大ヒット曲の数々。ワタシよりちょっと上の年代の方々、いわゆる団塊の世代のノスタルジーを鷲づかみって感じで、熟年層を中心とした客席の拍手や歓声でショーがストップする場面も珍しくないのだ。
ストーリーを追うならイーストウッド監督の映画のほうがいいけれど、舞台ならではの演出と生演奏の醍醐味はやっぱり舞台。役に立つ人生訓もぎゅっと詰まっている。
ニュー・ジャージー州の工場地帯を連想させる鉄骨を組んだ舞台装置を巧みに使い、ロイ・リキテンスタインのポップアートを用いたアニメーションや、元祖バラエティ番組「エド・サリバンショー」の映像をふんだんに取り入れて、舞台と映像を同時進行させる演出が秀逸。そして主演フランキー・ヴァリ役の透き通ったファルセットの歌声が奏でる聴き憶えのある懐かしの大ヒット曲の数々。ワタシよりちょっと上の年代の方々、いわゆる団塊の世代のノスタルジーを鷲づかみって感じで、熟年層を中心とした客席の拍手や歓声でショーがストップする場面も珍しくないのだ。
ストーリーを追うならイーストウッド監督の映画のほうがいいけれど、舞台ならではの演出と生演奏の醍醐味はやっぱり舞台。役に立つ人生訓もぎゅっと詰まっている。
Sunday, April 5, 2015
リンカーンパーク・ズーのおサルさん
すばらしいお天気に恵まれた週末なので、サルに会いに行った。去年の秋に愛知県の犬山動物園からリンカーンパーク・ズーにやって来たという8匹のニホンザル。8匹のためにしては大きすぎではないかと思うほど贅沢な造りのサル山は、動物園正面入り口を入ったプロムナード付近の一等地にある。岩盤浴用のヒーター付き岩山と露天風呂が用意され、映像などでよく知られる入浴シーンを見せることを期待されているのだけれど、どうも思惑通りには行かないらしく、おサルさんたち、お風呂には入る様子はないみたい。せっかくの温泉も今日はお湯も入っていなくて残念。それでもずいぶんアメリカの環境には慣れたらしく、ガラス越しに手を振る子どもたちに向かって愛想をふりまいていた。大変な好待遇で迎えられてはいるけれど、それでも故郷を遠く離れて外地で頑張るおサルさんたち。ストレスも多いと思うけれど、がんばってもらいたいものだ。
| 陽だまりでリラックスムードのおサルさん |
| ガラス越しの子どもたちの目の前まで こうして愛想を振りまきに来てくれる |
| すっかり干上がってしまっている温泉。ちょっと悲しい.... |
| 園内一等地に造られたサル山。サル山の人だかり。 |
Tuesday, March 31, 2015
パックマン
3月も今日で最後。明日はエイプリルフールということで、今日オンラインを賑わしているのはコレ。Google Mapのイタズラ、パックマン! 今日Google Mapを開くと、目的地の近くでパックマンで遊べるよ!
Wednesday, March 11, 2015
ブック・オブ・モルモン
一時期チケットを取るのは非常に困難と言われていた、大ヒット・ミュージカル「ブック・オブ・モルモン」を遅ればせながら観に行った。ブロードウェイの初演からすでに4年というのに、相変わらずの満席御礼。一般的に日常会話ではタブーとされる宗教の話を、モルモン教宣教師のドタバタコメディとして果敢に仕上げた作品である。人種差別や同性愛などキワドいテーマを面白おかしく痛烈に描き、アメリカ文化のステレオタイプに対する自虐的なギャグも満載。アフリカの人が観たら怒るだろ、モルモン教徒が観たら怒るだろ、U2のボノが観たら怒るだろ、というギリギリの線で思いっきり笑わせてくれるのだ。そして言うまでもなく、多彩な歌やダンス、ミュージカル王道の群舞は圧巻。黒人俳優グループの劇中劇に至っては、もう鳥肌モノである。どんなにドタバタでも、やっぱりアメリカでなければ観られない一流のエンターテイメントなのだ。加えて、全編を通して抱腹絶倒の下ネタ・オンパレード。「ライオンキング」を観劇するノリとは明らかに違うので、くれぐれもお子さんは連れて行かないようにしてください。
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