Thursday, May 5, 2016

ウィンター・ガーデン

ここもまた、ダウンタウンの知らざれる癒しスポット。ループ南側のシカゴ市立図書館ハロルド・ワシントン・ライブラリーの最上階にあるウィンター・ガーデン。天井のほとんどの部分がスカイライトになっているこの室内ガーデンは、中央のオリーブの木をはじめとして多彩な植物で彩られ、優しい日差しを浴びて穏やかな雰囲気。読書で疲れた目を休めるもよし、観光で歩き疲れたカラダを休めてちょっと一休みするもよし、大きなガラス窓からダウンタウンの摩天楼の景色を楽しむもよし、フリーのWiFiを使わせてもらってお勉強するもよし。あまり知られてはいないようで、ダウンタウンの喧噪からは信じられないくらい静かでゆったりとした空間になっている。「ウィンター・ガーデン」という言葉通り、日照時間の短いシカゴの冬には貴重な場所だ。しつこいようだが、5月になってもまだコートが離せないシカゴ。穏やかな日差しにほっとするひとときなのだ。

エレベーターのドアが開いた瞬間に
ぱぁっと広がる明るい空間
ウィンター・ガーデンのその名の通り、
優しい日差しが天窓から降り注ぐ。
それにしてもこのテーブルとテーブルの間のスペースは
なんて贅沢な作りなんでしょう!
図書館1階のロビーも天井の高いゆったりとした贅沢なスペース
書棚の総延長が110km、席数は2000以上と言う
世界でも最大規模の公立図書館だそう
迫力ある壮大な建築の外観
大きすぎて、全体を写真に収めるのは素人のiPhoneでは不可能
屋根を飾る「コーニス」
製作には100トンにわたる
アルミニウムのシートやプレイトを要したそうで、
何にでも規模が大きいことが好きな
シカゴの象徴ともいえる

Wednesday, May 4, 2016

ファイン・アーツ・ビルディング

サウス・ミシガン通りグラントパーク正面にあるファイン・アーツ・ビルディングは、アーティストの集合住宅&アトリエとして1885年に建設され、今もその名の通り、多くのアーティストのスタジオやギャラリーが入居している歴史あるビル。直径1メートルを超える巨大な花崗岩の柱2本をファサードに置いた重厚な外観からアールヌーボーをモチーフにしたロビーに入ると、なんだかタイムスリップしたような気持ちになる。さらに、エレベーターおじさんによる手動のエレベーターは、建設当時からそのままだそうだ。あまり宣伝されていないので、街中の隠れた宝石ともいえるビル。一旦迷い込んだら、面白くってしばらくは出てこられないかも。

ファイン・アーツ・ビルディングの外観。
130年も前にこんな大きなアーティスト集合住宅が
ダウンタウンの一等地にあったのですね
クラシックなアーチ天井とモザイクのタイルが美しい
エレベーターホール
今も現役、オリジナルの時計とエレベーター
エレベーターおじさんのマニュアル操作で動く
モザイクタイルの美しい(写真ではわかりにくいけれど)廊下の、
両脇に並んだクラシックなドアの前には、
それぞれデザイン事務所や音楽事務所の表札が
天井から光りの降り注ぐベネチアン様式の中庭。
表通りの喧噪からは想像できない静けさ
入り口の大きな石にも繊細なレリーフが施され、
重厚でクラシック

Monday, May 2, 2016

ワシントン・スクエア・パーク

アイルランドからお天気をシカゴに持って帰って来たと思われる。5月になったというのにシカゴは冷たい雨が降る湿った寒い日々。でも、そんなお天気がアイルランドを緑の美しい国にするように、始まったばかりのシカゴの新緑もなんだかとてもみずみずしい。ダウンタウンのニューベリー・ライブラリー正面にある小さな公園ワシントン・スクエア・パークも、いっせいに芽吹き始めた木々の緑が明るくなって来た。今だにコートとブーツは手放せないけれど、マイナスイオンたっぷりの冷たい湿気を帯びた空気が気持ちいい。春、なのかもしれない。

小規模だけれどよく手入れされた
ワシントン・スクエア・パークは大好きな公園のひとつ
グレイの空の下、春の花も頑張って咲いている