Saturday, August 31, 2013

最後の花火

夏の間、水曜日と土曜日に毎週打ち上げられていたネイビー・ピアの花火も今日が最後である。7月4日の独立記念日の時と同じディバーシー・ハーバーに、この最後の花火を見に来たけれど、あの時のお祭りのような賑やかさはもうどこにもなく、人影もまばら、花火もどことなくさみしげだ。

ダウンタウンの夜景と....
この夏最後の花火

朝ラン朝ヨガ

嵐から一夜明けて、まだひと雨来そうな空模様ではあるけれど、朝ランに出かける。ダウンタウンのミレニアム・パークでは夏の間、毎週土曜日の朝8時から、無料のヨガ・クラスが行われるので、それに向けて走って行くのだ。今朝は、シンガポールの早朝のボタニック・ガーデンを走った時を思い出すようなすごい湿気。たくさん雨が降ったあとだからね。それでも風は涼しく爽やか。まだ雨雲が立ちこめているグレーの空からは、調子の悪いシャワーのように時々雨粒が落ちてくるけれど、それもフレッシュでなかなか気持ちがいいのだ。こんな天気にもかかわらず、レイクサイドには早朝からたくさんの人がランニングやワークアウトに出ている。今日で8月も終わり。夏の最後の週末である。

ミレニアム・パークのジェイ・プリツカー・パビリオン前の広場。
地面がまだ濡れているので、ヨガも今日はやっぱり人が少ない
ダウンタウンの空は、今にも雨が降り出しそう
ビーチでもあちこちでグループ・エクササイズ

Friday, August 30, 2013

ひさびさに、パーフェクト!と思えるくらいの立派な嵐がやって来た。雨が来ないうちに帰ろう帰ろうと思っていながら遅くなり、刻一刻と真っ暗になってゆく空を眺めながら、一向にスピードを上げないCTAの電車にイライラ。あと数メートルで家に着く〜、というところで大粒の雨が降り出して、間一髪で間に合った! 真っ暗な空は稲光のショー。文字通りバケツをひっくりかえしたような雨。嵐も家の中から見ている分には楽しいね。あとは停電にならないことだけを祈る!


Wednesday, August 28, 2013

Fentimansドリンク

ソーダは滅多に飲まないのだけれど、アンティークっぽいすんぐりした珍しい形のガラス瓶と、タイポグラフィーのデザインが可愛いラベルに惹かれてジャケ買いしたFentimansの炭酸ドリンクたち。1905年にイギリスで始まった清涼飲料水の会社が、昔ながらのホームメイド・ジンジャーエールの製法で、植物材料だけを使用して作っているボタニカル・ドリンクだそう。いろいろとユニークなフレーバーが揃っているけれど、なかでも気になったのは「Dandelion & Burdock(タンポポとゴボウ)」 えっと、思うような組み合わせだけれど、ちょっとクスリっぽいビターなジンジャーエールという感じで、ストレートにタンポポやゴボウの味がするわけではなかったのだ。梨のジュースが甘味料として使われていて、ほんのりしたほどよいフルーツの甘さはナイス。また買うかって言ったら買わないかもだけれど、試して楽しいソーダたち。ワタシはCh’ava Caféで見つけたけれど、どこかで見かけたらぜひお試しあれ! ウェブサイトも可愛いよ。


Sunday, August 25, 2013

Plant Green Ideas

かつての目玉マリリン・モンロー、今まさにいろんなところに顔を出している白いブッダなど、シカゴにはユニークと不気味が紙一重なパブリック・アートが次々と出現しては消えていくのだけれど、これってどうよ。Plant Green Ideas。サウス・ミシガン・アベニューの舗道両方向にずらっと並ぶ、人頭のプランターたち。アートによる環境への啓蒙活動をする非営利団体が主催しているインスタレーションで、このプランター展によってエコ・フレンドリーな街シカゴをアピールしているんだそうよ。このでっかい頭部はリサイクルのコンクリートで作られ、ヘアスタイルの部分は雨水を貯水する構造になっていて、植物にはそこから自動的に水が行き渡る。うなじの部分には、シャワーを6分以内で終えるコツとか、環境に優しい洗剤の選び方など、グリーンな生活のためのヒントが書かれている。いやぁ、果たしてこれが環境意識を啓発するかなぁという気はするが、目を引くことだけは確かです。

アート・インスティチュートの向かいでいきなり遭遇してビックリ
うなじと背中に説明書きと、
グリーンな暮らしのヒントが。
もっと詳しく知りたい人は肩のQRコードをスキャン
頭に昆虫も飼っています
こちらはイタリア人
サングラスとイヤフォン装備の現代人
One Cultural Mileと呼ばれるサウス・ミシガン・アベニューに
こんな風にずっと並んでいます。

キッズ・気じるし

見事に晴れ渡って夏らしい暑い1日となった8月最後の日曜日。こちらはミレニアム・パークのクラウン・ファウンテン。シカゴ観光の目玉のひとつでもあり、都市と環境とテクノロジーをテーマに、インタラクティブな現代パブリック・アートの粋を極めたこの噴水も、こう暑くっちゃぁね。作家がここまで意図していたかどうかはわからないけれど、すっかり子どもたちの水遊び場に様変わり。奇声を上げて水の中を興奮して走り回る子どもたちと、それを楽しげに見守る大人たち。確かにインタラクティブではありますよね。


Saturday, August 24, 2013

バッキンガム・ファウンテン

ダンス・レッスンの帰り道、バッキンガム・ファウンテンの脇を通ったら、夕暮れにライトアップがとってもキレイだったので、パチリ。直径85メートル、ウエディング・ケーキ型のプールに570万リッターの水を擁するこの噴水は、1927年の竣工。今でも世界で最も大きな噴水のひとつで、1時間おきに行われる20分間のウォーター・ショーのハイライトでは、中央からのジェット噴射スプレー。最大45メートルの高さまで上がるんだって。そして夜間のライトアップに使われる電球は820コ! 地下のポンプ室にあるコンピュータで制御されたライトアップ・ショーのそのタイトルは「ソフト・ムーンライト」 なるほど、そう言われてみれば、これでもかってばかりに存在感を誇示する大きな噴水も、なんとなくソフトに見えるような。この噴水、運営費はシカゴ市民の税金ではなく、すべて寄付でまかなわれているんだそうですよ。


シカゴ・サマー・ダンス

夏の間、木曜日から日曜日までの夕方のグラント・パーク、スピリット・オブ・ミュージック・ガーデンはオープンエアのダンスフロアになる。1時間の無料ダンス・レッスンは、ボールルーム・ダンスからジャズ・スウィング、サルサやタンゴにボリーウッドまで、毎回テーマを替えて専門の先生の指導の下、老若男女スキルレベル問わずで行われる。今日のテーマは、ジプシー・スウィング。そして1時間のレッスンの後は、生のバンドの演奏に合わせて練習の成果を発揮するダンス・パーティ。シカゴのローカル・バンド、Alfonso Ponticelli and Swing Gitanのジプシー・ジャズは、軽快でアコースティックなサウンドが夏のトワイライトにぴったり。ミシガン・アベニュー沿いなのに、ちょっとヨーロッパにいるみたいに錯覚しちゃう。上手いも下手も関係なく、みんな楽しそうに踊り、平和で幸せな夏の夕暮れなのだ。

こちらが練習風景 ↓


で、こっちが本番 ↓ 


Friday, August 23, 2013

カンパニー・ピクニック

酷暑の中の日本のみなさん、ごめんなさい。だけどホントに今年は、これ以上考えられないくらいに気持ちのいいお天気に恵まれてるシカゴの夏。8月の最終金曜日は、ウチの会社は毎年恒例のカンパニー・ピクニック。輝く太陽と爽やかな風が気持ちのいいミシガン湖沿いのエバンストン・センテニアル・パークには、お昼頃から仕事を早めに切り上げて大勢のスタッフが続々と集まり、会社の用意してくれたランチと、サッカーやビーチバレー、ビーンバッグ・トーナメント、ビンゴ、カントリー・ラインダンスなどのアクティビティで、屋外で過ごす一緒の時間を楽しんだ。月曜からは、エバンストンの公立学校も新年度がスタート。シカゴは終わりゆく夏の最後の週末だ。

エバンストン・センテニアル・パーク。お腹もいっぱいになり、
気持ちのいい風の中で談笑するウチの会社の人々。 
自分のボトルを持参して、市が提供する飲料水を飲みましょう、
というエバンストン市の水道水トラックが登場。
ペットボトルを減らす試みですね。
公園の水飲み場の水を汲むのとどこが違うのか、
という気もするけれど、新しいもの好きの人たちには
けっこう人気でしたよ。
あと60日もしないうちに、この輝くビーチにも木枯らしが....

Sunday, August 18, 2013

住みたい街ナンバー1

「CNN Money Magazine」の「一番住みたい地域10都市比較」で、ワタシの住むレイクビュー・エリアがシカゴのトップ1に選ばれたのだ! 世帯収入の中間値が$77,500、家の価格の中間値が$345,000、2ベッド・ルームのアパートメントの家賃平均が$1,800ということで、比較的住みやすい価格であること。劇場などの文化施設やゴルフ場、公園などが多数あり、ミシガン湖岸にも近いこと。そして、リグレー・フィールドや、ボーイズ・タウンと呼ばれる全米でも有数のLGBTコミュニティなど、特長あるエリアを有していること、などがポイントらしい。嬉しいね、レイクビュー! でもそういう評判が立つと、それにともなって悪い人もたくさん入って来て、残念なことに最近は、ホールドアップや押し入り強盗などの犯罪率も上がって来ている。町内会長さん主催の夜警団が夜回りをしたり、警察が泥棒ワークショップを開いてくれたりと、それなりの対策も練られてはいるけれど、住んでる人がひとりひとりが気をつけて、住みやすさを維持していかないとね。

レイクビュー・エリアの典型的な住宅街 
人気のレイクフロント

Friday, August 16, 2013

ワカモーレ

熟れたアボガドをつぶして、刻んだトマトとタマネギと、スペイン語でシラントロと呼ばれる香りの強いハーブを混ぜ、香辛料は緑のチリペッパー・ハラペーニョとライムだけ。そんなシンプルな料理なのにクセになる美味しさは、ワカモーレ。オールド・タウンのメキシカン・レストランAdobo Grillでは、そのワカモーレをテーブル・サイドで作ってくれる。外はしっかり黒くて中はきれいな緑色をした、立派な大粒のアボガドを2つも使って、パカっ、パカっと器用に種を取り除き、ほんの数分で鮮やかなディップが出来上がる。辛さはハラペーニョの量で調節。チップス&ワカモーレを食べるだけのためだけに来ても価値アリの美味しさですよ!


Thursday, August 15, 2013

オズの魔法使い 74歳!

そして今日は、大好きな「オズの魔法使い」のフィルムがハリウッドで最初に公開されてから、74年目の記念日でもあるそう。それにちなんで、ジェイク・シマブクロがステキなサウンド・ビデオをアップしてくれた。忙しい1日だったけれど、オズ、オーバー・ザ・レインボウ、ウクレレ、ジェイク、ハワイ....と、なんだか「全国リラクゼーション・デー」にぴったりの組み合わせになったじゃないですか!



全国リラクゼーション・デー

しかし夏だというのにまったく忙しくて、仕事もいっぱいいっぱい、プライベートもやることたくさん。だけど今日は「National Relaxation Day(全国リラクゼーション・デー)」なんだと。もともとはイギリスの「National Slacker Day(全国怠け者の日)」という日が、名前とコンセプトを少し変えてアメリカに入って来たものだそうで、電話もとらなくてよし、Eメールの返事は明日にまわしてよし、今日はとりあえずリラックスしましょうよ、ということだ。仕事をオフにするとか、マッサージを予約するとか、そういうことができたらよかったんだけれど、ワタシの場合、今日も朝から晩までみっちり仕事。めんどくさい会議をこなし、残業もありで、できたことといえば心地よい夜風の中、ベランダで簡単な晩ご飯を食べたことくらい。そんなわけで気持ちだけ、ハワイのビーチにでも行っちゃいましょっ ↓


Monday, August 12, 2013

City Wineryでコンサート

去年の夏にオープンしたウエスト・ループの新名所、City Wineryで行われたコンサートに行った。ギター1本の弾き語りでステキなブラジリアン・サウンドを聴かせてくれるPaulinho Garciaさんは、シカゴがベースのミュージシャン。数年前から大ファンで、たまにライブハウスなどに追っかけては、その優しい歌声に癒されているのだ。今日のコンサートは、やはりブラジリアンのBebel Gilbertoという女性シンガー(この人はニューヨークの人)が率いるバンドがメインで、Paulinhoさんは実は前座だったのだけれど、メインに負けずに素晴らしく、前座なのにアンコールのリクエストが出ちゃうくらい会場を沸かせて、「ボクがあんまり時間押したらあとに悪いから」と言いながらもお馴染み「Girl from Ipanema」をとってもステキなアレンジで聴かせてくれた。もちろんメインのバンドも、さすがはメイン。ブラジル音楽の優しさとファンキーのほどよいミックスに、ブラジル女性の太陽のような明るさが加わって、とっても楽しいコンサートだった。そしてこのバンドのカッコいいギタリストはなんと、Masa Shimizuさんという日本人。日本人はいろんなところで活躍してるのねと思うと、楽しいコンサートも一段と魅力が増すものだ。

コンサートの内容もさることながら、初めて行ったこのCity Wineryもステキなお店。シカゴ市内唯一のアーバン・ワイナリーなのだそうで、ナパやオレゴンや遠くアルゼンチンなど、世界の名産地からブドウを持ってきて、ここでワインを製造している。豊富な種類のワインの試飲ができるテイスティング・ルームやレストランもあり、300人を収容できるこのコンサート・ホールでも、タパス・スタイルのおつまみ系食事とワインを楽しみながら、リラックスしてライブを聴くことができる。ゆる〜いブラジリアン・サウンドに合わせて、テーブルサイドでなにげなく踊ってるラテン系のカップルなんかもいたりして、雰囲気抜群、大人のライブハウスな趣き。食事も美味しかったし、今度はゆっくりご飯を食べに、レストランのほうにも行ってみたい。

 

Sunday, August 11, 2013

North Halsted Market Days

40℃超えの猛暑、豪雨、雷…。日本からは連日異常気象のニュースが入って来るけれど、ごめんなさい、シカゴでは、これ以上はあり得ないと思うくらい快適で気持ちのいい週末。そして我がご近所のボーイズタウンでは、夏の恒例「North Halsted Market Days」が、このラッキーなお天気の中、今年も大盛況である。シカゴに移り住んで以来毎年楽しみにしているこのお祭りは、年々規模が大きくなり、今やLGBTだけのものには留まらず、毎年30万人が訪れるというアメリカ中西部では最大のストリート・フェスティバルである。もちろん、LGBTを対象にしたお店や市民運動のグループがたくさんのブースを出すのは今もこのお祭りの最大の特徴であり、上半身ハダカで歩行者天国を闊歩するオトコたちの群れは健在。オバマ政権の下でLGBTの市民権も徐々に認められつつある昨今のアメリカではあるけれど、いまだに少数派のLGBTの人たち、しかも特に肩身の狭い思いで毎日を暮らす地方の人々が、夏の一日この場所に結集し、ハメをはずしておおっぴらに楽しんでいる姿を見るのは気持ちいい。そして、このお祭りはワタシにとっては、夏の終わりを告げるイベントでもある。全体的に過ごしやすかく涼しい夏ではあったけれど、もうすぐ終わっちゃうと思うとさみしいね。


Saturday, August 10, 2013

銀座祭り

中西部仏教会のお寺で毎年夏に行われる「シカゴ・銀座祭り」を覗いてみた。家から自転車で15分、こんなに近くに住んでいるのに、この浄土真宗の立派なお寺を訪ねるのは初めてで、このお祭りもシカゴ在住12年目の夏にして初めての体験。

お寺のパーキングロットには立派なステージと広い観客席が設置され、和太鼓や柔道剣道、日本舞踊などのパフォーマンス。境内では「技」と題してさまざまな日本の伝統工芸やクラフトの屋台が並ぶ。お決まりといえばお決まりの光景なのだけれど、驚くべきは、この入場料6ドルのお祭りに遊びに来ている人のほとんどがアメリカ人、というか日本人顔じゃない人ばかりで、しかも大盛況である。主催者側の役員さんや、ブースを切り盛りしている人たちも、ほとんどが日系人あるいは心に日系が混ざった人たちで、純粋な日本人と思われる人はほとんどいないのだ。そして、それぞれの作品や演出も同じようにどこかツイストがかかっていて、日系人による日本文化という独自の世界が広がっているのである。地元の人たちはこれを見て、「日本」を理解するのかなと思うとちょっと複雑な気持ちにもなり、一時滞在でシカゴに住む純粋な日本人の人たちがこういう場所に来ない理由もなんとなくわかるけれど、それでもこのお祭り、今年が第58回め。1960年代からこうして年1回行われているというわけで、その息の長さとこの大盛況には、なんかヘンですよとはとても言えない、妙な説得力を感じてしまう。ワタクシ個人的には、こういう日系人の集いの楽しいところは、昭和30〜40年代の日本ってきっとこうだったんだろうなぁと思える昔っぽさに対する郷愁感。それと、シカゴで活躍する大阪出身のジャズ・ミュージシャン、野毛洋子さんのパワフルなヴォーカルと、ブルースに巧みに(あるいは強引に)「日本」を取り入れるその恐るべきクリエイティビティ。一見の価値と言いながら、毎回惹きこまれてしまう迫力のステージは、今回も健在だったのだ。

中西部一の仏教会と言われるだけあって、立派なお寺です
「技」満載のアート&クラフト
中西部一の美味しさと言われるウワサのチキン・テリヤキに
満員のフード・コーナー
ビールは定番のサッポロ
観客に炭坑節を踊らせちゃう洋子さんの迫力のステージも観客席は満員
お寺なのに鳥居という光景は、お祭り用のディスプレイとはいえ
若干違和感。まぁアメリカですからね....

Tuesday, August 6, 2013

Divvy

このブログでも、市のパイロット・プログラムについて以前に何度か書いたことのある、バイク・シェアリング。この夏Divvyという名のプログラムが、いよいよ本格的に始動している。我がベルモント駅やリグリー・フィールドにもソーラー・パワーのバイク・ドックがずらっと並び、スカイ・ブルーのヘビー・デューティな3段スピード自転車は、街を走っているとけっこう目立つ。年間会員になるなら75ドル、1日だけ乗るのなら7ドルの24時間パスをオンラインで購入し、パスコードをドックのタッチスクリーンに入力、自転車を解錠してチェックアウトする。そして一旦チェックアウトしたら、30分以内には返却する仕組み。どのドックで借りてどのドックで返しても構わない。1回の使用は30分以内に限られるけれど、年間会員ならもちろん、24時間パスでも、有効期限内なら何回でもチェックアウトできる。今時はみんなスマホを持っているから、あぁ、もうバスが来ない〜、なんて時にはその場で自転車借りちゃお!ってこともできるわけだ。交通渋滞の緩和にも市民の健康にも貢献する、都市には便利なこの公共交通手段、発祥はカナダのモントリオールで、オーストラリアのメルボルンやワシントンDC、ボストンなどでも成功しているそう。今のところ、シカゴ市全体には4000台、400箇所のドックがあるそうで、成功すればこれからもどんどん増えるらしい。厳寒のシカゴの冬を乗り越えられるかが課題だとは思うけれど、新たなる都市交通のひとつとして成功して欲しいシステム。さ、みなさん、冬も自転車乗りますよ〜!


Monday, August 5, 2013

新しい歩道橋?

こんなのができるかもしれないという話題をひとつ。ここ1〜2年、カブズと町内会と、屋上を観戦席にしている付近のバーのルーフトップ・オーナーズ組合とシカゴ市(=納税者)との間で揉めに揉めているリグリー・フィールド周辺の再開発計画だけれど、ここに来て、クラーク・ストリート側のホテル複合ビルに架ける橋の案に代わって、シェフィールド・アベニューに橋を架ける案が浮上。この歩行者専用の橋を、球場のパーティ・デッキとして利用するとともに、レッド・ラインのアディソン駅から球場に直通する歩道橋としても使おうというアイディア。どんなアイディアも、カブズ側とルーフトップ・オーナーズ側でなかなか合意に至らないのが普通なんだけれど、この案はどちら側にも好意的に取られているようで、久しぶりに光りが見えてる話なのかも。ワタクシとしては、会社からの帰宅時がナイターに重なってしまったときに、駅の改札から道路を渡るまでの人混みが、この橋のおかげで緩和されるという見通しは嬉しいなぁ。ただ、駅と繋ぐとなるとCTAの同意が必要で、CTAの同意が必要ということは市から認可が下りなくてはならず、市の認可となれば税金が投入されるということになり、学校は閉鎖され治安は悪化するいっぽうのシカゴ市にお金が余っているわけもなく、果たして実現するのでしょうか、このプラン。でも野球は市にいっぱいお金を持ってもきてくれるからね。どちらにしても、付近の住民にとって町内がきれいになって活性化するのは喜ばしいことなので、どういう結論が出るのか、楽しみ、楽しみ。

公開されているプランの完成予想図
Photo credit: Cubs, pilfered from Lake View Patch

Sunday, August 4, 2013

いちごジャム

8月に入り夏も終わりに近づき、いちごもシーズン末期かな〜。トレジョで4パウンド(約2キロ)$6.99の大セール。ごろんごろんと大きさもばらばらで、アメリカのいちごは酸っぱいね。日本のスーパーに並ぶ粒の揃った甘くてきれいないちごと同じモノとは思えない。でもコレがほんとの畑の味なんだ。そして、わたしの中では毎年恒例になってきたいちごジャム作りに、この安くて酸っぱいいちごは欠かせない。傷みかけてるのも混じってるくらい熟れ熟れなので、すぐに作りましたよ。部屋中が甘いいちごの香りに満たされて幸せ〜なひととき。今年は水を加えずお砂糖を少なめにしていちごの水分だけで煮てみた。大きい粒がごろんと残る感じの仕上がりは未だに課題のままだけれど、赤く美味しくできました。冬眠の準備の始まり〜。