Sunday, March 4, 2012

カラフル小籠包

世界各国、いろいろな料理が楽しめるシンガポールだけれども、やっぱり筆頭は中国料理。中国文化大革命の粛正の影響を受けなかった台湾、香港、シンガポールには、伝統の美味しさの秘訣を受け継ぐ料理人が数多く残り、その技術を後世に伝えている。そんな中国点心の代表格、小籠包。皮を破いて中のスープをこぼしてしまわないよう、慎重に慎重に箸でつかんでレンゲに載せる。それに黒酢をかけ生姜を載せて、皮の隅っこをちょこっとだけ齧って、中のスープを少しずつ出しながら全体をいただく。一連の動作までも含めて楽しむことのできる、アクティビティ性の高い一品だ。写真は、フォアグラ、朝鮮人参、トリュフ、蟹味噌など、さまざまなフレーバーを効かせた8色の小籠包。ION OrchardのParadise Dynastyにて。広いレストランの入り口はオープンキッチンになっていて、皮を伸ばし具を包んでダンプリングを作る職人さんの様子を見ることができる。

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