Saturday, March 10, 2012

ビンタン島

シンガポールでの最後の週末をシンガポールからフェリーで45分のビンタン島で過ごしている。ビンタンはインドネシア領であるけれど、リゾート・ライフを楽しめるビーチをほとんど持たないシンガポールが、インドネシア政府と協力して開発した、他国の資源を自国の資源として利用し開発していくというシンガポール流ビジネスの典型ともいえるリゾート地。インドネシアといってもほぼシンガポールである。家族連れで週末を楽しむシンガポーリアンと、シンガポールでの都市型観光とビンタンでのビーチリゾートを組み合わせて旅行している白人観光客が、訪れる人の大半のよう。

マラッカ海峡沖には停泊中の多くのタンカーが見える。夜になって明かりが灯るとちょっとした島にも見えるくらいの巨大なタンカーたち。世界は動いているのだなぁとワクワクさせてくれる光景ではあるけれど、反面、最近のマラッカ海峡は交通量が激しく、しかも無責任にオイルを垂れ流していってしまう船も多いらしく、ビンタンのビーチはだいぶ汚れて来ているんだそう。風向きや潮の流れによっては黒いオイルの点々がビーチ付近にまでやってきて、海水浴客の肌や水着にシミをつけてしまう場合もあるらしく、ビーチにはそれを落とす専用の石けんが用意されていた。とっても残念な話。シンガポールもちょっと前まではこうだったのだろうなぁと思わせる、プリミティブな白砂のビーチとリッチな熱帯雨林のジャングル。守る術はないのだろうか….

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