Wednesday, April 30, 2014

argo tea

そしてお茶カフェといえばはずせないのは、argo tea。シカゴ・セントルイス・ニューヨーク・ボストンなど、中西部から東海岸にかけて展開するこのカフェ・チェーンは、2003年シカゴ生まれ。「ティーのStarbucksになる」という目標を掲げて起業したんだそうだ。ワタシが初めてこのお店を知ったのは2006年くらいで、その頃はちょっと奇をてらっている感じもして、続かないんじゃないかなぁと思ったのだけれど、甘党で飽きっぽいアメリカ人顧客を獲得するためにユニークなオリジナルティーを数多く創作し、店舗も大幅に増えて、今では大成功しているカフェチェーンのひとつといえるだろう。紅茶ベース、緑茶ベース、中国茶ベース、ハーブティーベースなど、それぞれのベースごとにオーソドックスなものから様々なブレンドまで数多くの種類があり、中にはTeappuccino、Tea Sangriaなんていう変わり種も。そしてここにはコーヒーもある。大きなガラス窓から差し込む日差しが柔らかなティータイムを演出し、静かで落ち着いた店内にはジャズ。エバンストンのお店は会社のすぐ隣りにあるので、ここにはいつもお世話になっている。

大きな窓をとったインテリアは、シンプルだけどとても入りやすい
量り売りの茶葉も豊富な種類
ギフト商品やグッズも充実しています
ユニークな創作ティーたち
ボトル入りアイスティもあります。
これはざくろティー

DAVIDsTEA

同じサウスポート、TEAVANAの数件北にはDAVIDsTEAがある。カフェというよりは物販色が強いお店だけれど、もうオープンしてからしばらくになるこのカナダのチェーン店は、シカゴにはここを含めてリンカーンパーク、ウィッカーパークと3軒。おっしゃれ〜過ぎるし、お値段もけっこうなので、ちょっと買いにくい感じはあるけれど、パッケージなどがカワイイのでギフトなどにはグッドかも。すぐ近くにTEAVANAがオープンしちゃって焦ってるだろうなぁ。でも違いを生かして上手に共存して欲しいですね。

サウスポート通り沿い、ターコイズのブランドカラーが目印
ちょっと化粧品店のような感じもする店内
ティーポットなどはカワイイ商品がたくさんあります
肝心のお茶は、缶に入ってカウンターの後ろにずらりと並べられ、
店員さんに言って出してもらって量り売りで買うシステム。
グリーン、ウーロン、ブラックなどラベルが色別になっていてキレイ
品揃えの豊富さは、さすが専門店!

TEAVANA

コーヒーよりもヘルシーだからか、会社でもお茶を淹れて飲む人がずいぶん増えている。そんなトレンドに乗っかって、サウスポートにティーバナ(TEAVANA)がオープンした。Tea Barという新しいコンセプトのカフェは、あのスターバックスが始めた新しいお茶ビジネス。シアトル、ニューヨークに次いでアメリカで3番目にオープンしたのがシカゴのこのお店である。紅茶やハーブティはもとより、日本茶や中国茶などのエキゾチックなお茶も含めバラエティ豊かな品揃えで、コーヒー関係のものはメニューにいっさいない。コーヒーショップ・チェーンの成功で培ったノウハウを生かしてお茶市場でもトップを走ろうと、これから各地にどんどんお店を増やしていく目論みらしい。スターバックスと作りのよく似た店内では、パッケージに入ったルーズリーフ・ティやお茶回りの道具の展示にも面積を広くとって、お持ち帰り商品の販売にも力を入れているよう。スーパーより格段に高価なお茶がこの店でどれくらい売れるのか、興味津々!

開店キャンペーン中なのか、
お店の前で試飲させてくれます。
店員のお兄さん、寒いのにご苦労さま!
ね、スタバそっくりでしょ
バリスタ・ステーション。
美味しいお茶の淹れ方をしっかり観察したいのだ
スナック類はスタバより豊富でヘルシーかも
お茶回りのアイテムも豊富に展示販売。
日本茶用の鉄瓶もたくさん揃ってます
お茶の葉っぱは、シンプルなパッケージに入って販売
いろんな種類がある
シカゴ店のオープンと共に発売になったのは、
オプラ・ウィンフリーがプロデュースした「オプラ・チャイ」
シナモン、クローブ、カルダモンがブレンドされていて
とってもスパイシー!
アールグレイ・ラテを飲みました。んまい!

Monday, April 28, 2014

WASABI

ニューヨークで起きている空前のラーメン・ブームがシカゴにも波及しているという話は先日ここでも書いたけれど、ローガン・スクエアにあるここWASABIもラーメン好きのシカゴアンには外せない店。2010年にオープンしたこの店は、ラーメン専門店というわけではなくもともとは日本料理屋さんなんだけれど、美味しいラーメンの評判が口コミで広がり、ここに来てこのブームにのっかって一躍有名になっちゃったというわけなのだ。黒豚の骨を使っているという豚骨ラーメンは、コクと脂っぽさが全面にでたコッテリタイプ。自家製のチャーシューもジューシーで美味しいし、とろりといい感じに仕上がった半熟卵もポイントが高い。コク醤油やコク味噌、スパイシー・ローストガーリック味噌等々、スープにはバラエティもあり。欲を言えば、麵がもう少ししっかりしてたらいいかと思うけれど、そこは好みもあるだろうし、これでも充分! 共同経営者のタケヤマ・サトコさんは、このブームに乗って、夏にはフルトン・マーケットにRamen Takeyaというラーメン専門店をオープンするそうなので、そっちも楽しみ!

ウワサの豚骨
こちらはコク醤油。醤油味もコッテリ系
長〜いカウンターのあるモダンな店内は
平日でも7時には満席に。一番人気はやっぱりラーメン
ローガン・スクエア、
ミルウォーキー通り沿いの人気店

Saturday, April 26, 2014

白雪姫と7人の….

ワタシの住むシカゴのボーイズタウンは、サンフランシスコ・カストロ地区に次ぐ全米有数のLGBTエリアなのであるが、その街を代表するナイトクラブのひとつ、Hydrateで、楽しい楽しいショーを観た。「Snow White and the Seven Drag Queens」  職を失い家を追われたヘアメイクアーティストのスノーホワイトが、7人の男性ショーガールの住むアパートメントに転がり込む。自分が一番美しくなければ気が済まない大家のおばさんの傲慢な態度と理不尽な家賃の値上げに困り果てていたショーガールたちは、スノーホワイトの助けを得て美しく変身するのだが、その成功に嫉妬した大家のおばさんはエイボン・レディに扮してスノーホワイトに訪問販売で毒入り口紅を売りつけ…. という、白雪姫の童話をパロディにしたコメディ・ミュージカル。小さな舞台を所狭しと歌って踊る7人の小人、もとい、骨格の大きなショーガールたち。その歌と踊りの迫力は、いわゆるメジャーなミュージカルにまさるとも劣らない。ボーイズタウンのナイトクラブのショーとは言っても、いたって健全、ゲイ・ストレートを問わずに誰でもが楽しめる内容である。ローカル・ジョークもたくさん交えて最初から最後まで笑いっぱなしの90分。コレ、ボーイズタウンの小さなナイトクラブのショーで終わってしまってはもったいない。ぜひぜひ、ブロードウェイへと羽ばたいていってください!


Wednesday, April 23, 2014

100歳おめでとう! リグリー・フィールド

今日はリグリー・フィールドの100歳の誕生日。球場に隣接する我が家の周辺は朝から報道のヘリが飛んだり、街中がそわそわしていてなんだか落ち着かない。ついついワタシも雰囲気につられて、会社早退して午後1時半の試合開始に駆けつけちゃった! 開会式には、シカゴの著名人や、ベアーズのスター選手、殿堂入りしているカブズ往年の人気選手などが大勢集まり華やかな祝典。パット・クイン・イリノイ州知事とラーム・エマニュエル・シカゴ市長のホワイトハウスへの働きかけで、そしてもちろんシカゴ出身のオバマ大統領公認のもと、4月23日は「リグリー・フィールド・デー」と呼ばれることになったんだって! 100年前のこの日にここで試合を行ったのは、カブズの前身であるシカゴ・フェデラルズとカンザスシティ・パッカーズ。今日のカブズは当時のフェデラルズのユニホーム、対するアリゾナ・ダイアモンドバックスはカンザスシティ・パッカーズの100年前のユニホームを着て、レトロな雰囲気たっぷりの楽しい試合となった。2回表にダイアモンドバックスに先制されたものの、すぐに逆転し、5対2のカブズ優勢でそのままゲーム終了になるかと思ったら、なんと9回表に再び逆転劇。結局敗けた。やっぱりカブズだ。せっかくの100歳の誕生日だったのに…. ま、試合そのものは逆転に次ぐ逆転で面白かったけれどもね。終了後、後ろの席に座っていたおじいさんがひと言「カブズは100年間、なんにも変わっていないねぇ….」 なるほど。

リグリー・フィールドの正面看板に「HAPPY 100TH BIRTHDAY」
ノースウエスタン大学のマーチングバンドで開会式が始まる
往年のスター選手たちが登場。杖をついて歩くおじいさんも
国歌斉唱のあとには、ミリタリーの飛行機も登場
カブズの前身シカゴ・フェデラルズのユニホームで
バッターボックスに立つカブズ選手
カンザスシティ・パッカーズの
襟付きのユニホームもレトロでかわいい
このホットドッグやさんでは、DECADE DOGと称して、
100年前のレシピのホットドッグが買えます
左が100年前のホットドッグで右が現在のもの。
100年前のものはソーセージ+ベーコンで、
トマトやピクルスの入る現在のものより肉っ気が多い
100歳の球場は掲示板もレトロ
今日はこの掲示板の得点表示も、KANSAS CITY x CHI-FEDS
蔦の絡まるフェンスが有名なリグリー・フィールドだけれど、
冬の寒さが残るシカゴではまだ蔦は茶色いまま。
かわりにこんな帽子をかぶったおちゃめなおじさんが
ワタシの前の席に座っていました
ハッピーバースデーのエレクトーン演奏と同時に
赤白青のたくさんの風船が空ヘ!
カブス、100年のロゴの変遷
30000人の観客に、100年前のユニホームのレプリカが
おみやげに配られました

Tuesday, April 22, 2014

Happy Earth Day!

4月22日は「Earth Day」 ウィキペディアで調べてみると、けっこう昔からある記念日のようだけれど、よく聞くようになったのはここ数年。社会の一般的な関心として環境問題が注目されるようになって、企業がコーポレート・レスポンシビリティを強調するマーケティングに利用し始めたことが、この「地球環境について考える日」を広めるきっかけになったんだと思う。ウチの会社では、今日は大きなペーパーシュレッダーのトラックがやって来て、捨てたいけれど個人情報が含まれたりしていてなかなか捨てられない書類を、一斉に切り刻んでリサイクルに回してくれるというサービスが行われた。スターバックスではマイ・マグカップ持参でお店に来る人には今日はコーヒーは無料。一日中、ひとり何杯でもオッケー。そういうマーケティングには、ぜひ協力したいと思います。それと、やっぱり紙コップより本物のカップで飲むほうが、コーヒーもおいしいしね。


Saturday, April 19, 2014

日本館

シカゴから車で南に下ること2時間半。シャンペーン・アーバナのイリノイ大学日本館に行って来た。お天気がよくて気持ちのいい春の週末。日本館正面の桜並木のサクラが咲いているのを期待したけれど、今年の寒さはここシャンペーン・アーバナにも強い影響を残したようで、蕾はまだ固かった。日本館では、午前の生け花ワークショップに続いて、午後は地元の高校生向けのお茶のデモンストレーションが行われていた。日本のアートを教える立派な大学の施設は、この小さな中西部の街で日本文化のコミュニティ・センターとしても機能している。以前この大学街に住んでいた頃は、ワタシにとっても心のよりどころとなる場所だった。館内は香の香りかぐわしく、床の間の掛け軸の前に座れば気持ちが引き締まる。お茶のお稽古やボランティアに通った日々がよみがえり、ここで出会った人々や、いろいろなことがあったシャンペインでの暮らしが懐かしく思い出される。暖かい春の日差しを浴びて、豊かな自然が美しい日本館周辺をゆっくりお散歩したかったけれど、土曜日の夕方のシカゴの渋滞が気になり、今日は早々に退散。また今度ゆっくりね。

この部屋を前にすると、日々の喧噪を忘れ気持ちがすっきりと洗われる
地元の高校生に向けて行われていた
茶の湯のデモンストーション。
賑やかなティーンエイジャーたちも神妙な表情
日本館へと続く桜並木。満開時は見事だろうなぁ....
蕾がね、がんばって開こうとしています。もう少し!

Friday, April 18, 2014

Paper Source

春のシカゴ.... と言いたいところだけれど、まだ冬のコートが手放せない4月。そんな冷たい風の中、この週末はイースターだ。ペーパークラフトと文房具のお店Paper Sourceの店内は、ウサギやヒヨコやパステルカラーの玉子たちなどイースターカラー一色。このお店は、小売りの紙の豊富な品揃えに加えて、カードやラッピング・ペーパー、かわいい文房具、そして紙を使ったさまざまなDIYのアイディアであふれている。季節の行事が近づくと関連グッズがどっさりと展示され、手作りで楽しくイベントを演出したい人はmust goなのだ。一度足を踏み入れるとなかなか出て来られない大好きなお店。行くと目的以外のものも必ず買ってしまうのがちょっと難点である。

Paper Sourceは全米チェーンで、シカゴにもいくつか店舗があるけれど
ワタシがよく行くのはSouthport店
ウサギさんいっぱいの店頭ディスプレイ
玉子もいっぱい
Paper Sourceのものかどうかはわからないけれど、
この週末のイースターに向けて前庭を玉子で飾っている近所のおうち

Wednesday, April 16, 2014

NoMI

訳あってNoMI。ダウンタウンの一等地にあるこのレストランはパークハイアット・ホテルの7階。ミシガン・アベニューに向かって張り出すようにデザインされた床から天井までの大きな窓は、シカゴを代表するランドマーク、ウォータータワーの真っ正面。そしてその向こうにほんのちょっぴりミシガン湖が見える。刻々と深みの増していくトワイライトにタワーのライトアップが絶景のビューポイントである。店内には寿司バーもあって、アジアン・フュージョンなお食事もエレガントでおいしい。たまにはこういうのも、いいね。

お食事のテーブルの真っ正面にウォータータワー
デザート。スフィアのチョコレート・カップの中に
ヘーゼルナッツのムース

Monday, April 14, 2014

Cozy Noodles and Rice

駅を降りて帰り道、向かい風に飛ばされないよう正面に傘を差して吹雪きの中を必死で歩いていたら、途中でめげた。避難した先はCozy Noodles and Rice。タイ風の麵とカレーとアジアご飯が安くて美味しい人気の定食屋さん。黄色い壁一面に並んだブリキのおもちゃのコレクションやアンティークの商業看板、古い足踏みミシンを改造したテーブル、実物大プレスリーやスーパーマリオなど、ユニークなインテリアが楽しいお店である。かじかんだ手を温めて、あったかいスープヌードルが冷えた身体に優し〜い。寒さにめげた同じような人たちが、今日はここにたくさんいました!

このネオン菅に誘われて
思わず扉を開けてしまったのだ....
スーパーマリオとプレスリーがお出迎え。
壁一面に貼り付けられた古い看板たちも必見
棚にはブリキのおもちゃがずらり
たまご麵とあったかいスープがやさしい、ダンプリング・ヌードル!