Saturday, December 31, 2011

ペニー・ライド

ホリディ休暇もいよいよ大詰め。ニュー・イヤーズ・イブを前に、ひっそりとしていた街に人々がもどって来た。今夜の街はどこもかしこもカウントダウン・パーティで大騒ぎになる。そこでCTAでは、今夜から明日元日の朝まで一晩通して、「ペニー・ライド」電車賃とバス料金が1セントになるサービスを提供する。交通渋滞の緩和と、酔っぱらい運転防止に大いにに役立つこのサービス。なんと、CTAは25年前から行っているそう。こんなお茶目なCTAからのお年玉。ぜひぜひ利用させてもらって、来年もシカゴの公共交通機関をみんなで盛り上げていこう!

シカゴの冬

今朝はすばらしいお天気に恵まれて、気持ちよく2011年の走り納めができた。早朝のレイク沿いには多くのランナーが繰り出し、中には短パンの人もいるくらい。それにしても過ごしやすい12月だった。気温はマイルドで、みぞれまじりの雪がほんの少し降っただけ。今のところ記録的に雪の少ない冬だ。とはいっても1年を通して見れば、今年はやはり歴史に残る積雪量を記録した年。1月、レイクショア・ドライブにスタックして動けなくなった車の長い列はまだ記憶に新しい。市の公共機能はほとんど麻痺して会社はどこも休みになり、山のように積もった雪をかく作業はほとんどイベントのような感覚で、みんなむしろ楽しんでいた。さて、年が明けてこれから1月と2月がどんなお天気になるのか、怖いような楽しみなような。冬さえなければシカゴは最高という人もいるけれど、厳しい冬もまたわたしの大好きなシカゴの風景のひとつなのだ。

今朝のレイクサイド・トレイルから見た朝日
1月のレイクショア・ドライブ、豪雪にスタックした車たち

Wednesday, December 28, 2011

1000万マイル・ギフト

ユナイテッド・エアラインが歳末のギフトとして、1000万マイルをチャリティ団体に寄付してくれるという。オンライン上で投票参加者を募り、リストされている45のチャリティ団体の中からサポートしたいチャリティを選んで投票してもらい、得票数のパーセンテージに従って1000万マイルが振り分けられるという仕組み。ユナイテッドとパートナーシップを組み、救命手術を必要とする子どもたちと、その家族の手術旅行を無料航空券によってサポートしている我がロータリー・インターナショナルも、チャリティ団体のひとつとしてリストアップされている。今日の時点でロータリーは第2位、全体の14.3%の票数をもらっている。ロータリーのチャリティをサポートしていただける方は、ぜひhttp://10millioncharitymiles.com/に行って、以下の画像と同じロータリーのロゴをクリックして投票してください。期間は12月31日まで。1回限りでももちろん大歓迎だけれど、毎日1回投票できるので、できたら毎日投票してね。

Tuesday, December 27, 2011

ハッピー・ホリディ・イン・アメリカ!

20日から始まった今年のユダヤ教の「ハヌカ」。8日目の今日は最後のろうそくが灯る日だ。そして毎年12月26日から始まるアフリカン・アメリカンの人たちの年末7日間のお祭り「クワンザ」は、今日は2日。オフィスの真下のエバンストン・ファウンテン・スクエアには、クリスマス・ツリーとユダヤ教のメノーラーと、クワンザの7本のキャンドルの電灯が並んで飾られている。なんだかお祝いてんこ盛りって感じもするけれど、どんな人種もどんな宗教の人も、仲良くお互いを尊重して年末をお祝いしようということで、こういうことになっている。とっても現代のアメリカらしい光景だ。というわけで、みなさん、メリークリスマス! ハッピー・ハヌカ! ハッピー・クワンザ! そしてまもなく、明けましておめでとう!

Saturday, December 24, 2011

ハーフ・ムーン・クレープ

イブのディナーは予約をしそこなった。ということで、予約なしで入れたのは近所のベトナム料理Hai Yen。他はどこも入れないから、と言いながら実は大好きなレストランなのだ。値段もお手頃、気取らず、おいしいし、店内もきれい。サッポロビールだってある。ベトナム料理ならではのヌードルスープ・フォーはもちろんおいしいけれど、わたしのおすすめはハーフ・ムーン・クレープ。エビと豚肉ともやしを炒めたものが、ぱりぱりの卵の皮に包まれて出てくる。バジルやミントやシラントロなどたっぷりの緑の野菜を薬味に、エスニックな甘辛いソースをかけてばりばりいただく。絶妙。イブの夜、大正解でした!

Friday, December 23, 2011

犬猫病院

ウチの2匹のネコの定期検診で、近所の犬猫病院に行った。毎年ペットの誕生日にカードを送ってくれるBlum Animal Hospital。ドクター・ダンは、シカゴに引っ越して来た当初からお世話になっているとっても優しいおじいさん先生だ。ウチのおデブで内弁慶で病院が大キライな非友好的ネコたちに、いつも「What a beautiful girl!」「Such a handsome boy!」と声をかけながらていねいに診てくれる。年末の動物病院は年内駆け込み検診の動物たちでいっぱい。ウチのネコたちには迷惑な話だと思うけれど、たくさんのペットとその飼い主たちが並んで座っている待合室は愛情のオーラが満ちてていて、なんとも微笑ましい光景。ホリデー・シーズンのこの時期にぴったりの幸せな気持ちになれるのだ。

Thursday, December 22, 2011

クランベリー・サルサ

友人のマリンダに作り方を教えてもらったクランベリー・サルサがマイ・ブームだ。ホリデー・シーズンのこの時期、いろいろな場所で持ち寄りパーティがあるけれど、これはどこに持って行っても評判。ほどよい酸味とピリ辛が、リッチで甘い食べ物が多く並ぶホリデー・フードの中ではさっぱりとした口直しになり、ヘルシー感もダントツなのだ。クランベリーの鮮やかな赤も、クリスマスの華やかさの演出としてとってもフェスティブ。作り方はいたって簡単なのでぜひお試しあれ。


Cranberry Salsa:

2 bags of fresh cranberries (dice in food processor)
1 bunch of cilantro
3 Jalapenos
4 diced green onions or more depending on preference.

Add all ingredients together then add:

2 tbsp of olive oil
1/8 cup of Orange juice
1/8 cup of sugar give or take depending on how tart the cranberries are.

Monday, December 19, 2011

クリスマスを過ごしたい街トップ10

友人のはるかさん、今年のクリスマスはご主人とふたりでパリだそうだ。いいなぁ、ロマンチックだなぁ、おしゃれだなぁ、と思っていたらCNNにこんな記事が。「クリスマスを過ごしたい街トップ10」1位はやっぱりドイツのニュールンベルグ。さすが、クリストキンドル・マーケットのコピーが海を渡ってやってきちゃうだけのことはあるね。そしてなんと東京がニューヨークの8位を抜いて堂々第7位! でも東京といってもどこでもいいわけじゃないのよ。この記事で触れられているのは六本木ヒルズのけやき坂。東京がきらめくと、ゴジラだってチャーミング.... だって。世界トップ10入りを果たしたイルミネーション、ぜひぜひ見に行きたい!

六本木けやき坂のイルミネーション
CNNのサイトからお借りしました

Saturday, December 17, 2011

ルンバ

お掃除ロボット・ルンバが我が家に登場。円盤状の物体が四角い部屋をまる〜く掃除するので、やり方はわたしとだいたい同じかな。でも時間はわたしよりもずっと長くてていねいだ。あっちこっちの壁にぶつかりながら、ひたすら廻ってほこりやネコの毛を吸い上げていく。1周すると吸い上げたゴミでお腹がいっぱいになりエネルギーも使い果たして、充電場所に自分で帰って行って、脳天気な声を発して休息を宣言、寝てしまう。なんだかペットみたいでカワイイ。ホントのペットのネコたちが、奇妙なロボットの登場にちょっと戸惑い気味である。

Wednesday, December 14, 2011

クリストキンドル・マーケット

シカゴ市役所前デイリープラザのツリー点灯式と同時にオープンするクリストキンドル・マーケットは、ドイツのニュールンベルグの歴史あるクリスマス・マーケットが起源なのだそう。ドイツとアメリカの貿易と友好の促進のために、シカゴ市とニュールンベルグ市がパートナーを組んで毎年開催しているオープン・マーケット。クリスマスの装飾に彩られた小さなテントがずらっと並んだ広場は、アメリカの商業的な派手さが極力抑えられていて、なんだかヨーロッパの小都市の広場にいるような感じもする。寒い時には暖をとれるようストーブのある避寒用テントも用意されているけれど、みんな寒い中たくさん着込んで背中を丸め、白い息を吐きながらホットワインやホットチョコレートで体を温めつつ、シカゴの厳寒のクリスマスを楽しんでいる。街の真ん中にありながら静かで落ち着いていて、心があったかくなるとってもキュートなイベントなのだ。

Sunday, December 11, 2011

ブラディ・マリー

アメリカのサンデー・ブランチとは切っても切れないブラディ・マリー。日本でいえば向かい酒、いわゆる二日酔いを和らげるお酒とされている。Ravenswoodの住宅街にあるFiresideはこのブラディ・マリーが売りのレストラン・バー。“Make it yourself” をオーダーすると、グラスに氷と並々のウォッカがサーブされ、それにブラディ・マリー・カウンターで用意された様々なジュースやスパイス、野菜や果物を好きなように合わせて、自分自身のブラディ・マリーを作る。こんなにたくさんあるのか…、と思うさまざまなスパイスや食材(飲材?)の並んだカウンターはまさに芸術作品ものなのだ。並々のウォッカは、わたしにとっては二日酔いを和らげるどころか充分に “アルコール” なので、調合は酒豪な友人たちにまかせて、ユニークにおいしく出来上がった作品をそれぞれちょとずつ味見させてもらうことにする。

トマトジュースからタバスコ、セロリやサラミソーセージ、
餃子のタレまで、用意された様々な食材とスパイス
出来上がったブラディ・マリーは、とってもスパイシー!

Saturday, December 10, 2011

リグリー・フィールド・アイスリンク

最高気温は氷点下4度だけれど、久しぶりに雲ひとつない青空が広がった土曜日。先週末にオープンしたリグレー・フィールドのアイスリンクは、スケートを楽しむ親子連れやカップルで賑わった。街中の小さな小さなリンクだけれど、シカゴを代表するランドマークのひとつ「リグレー・フィールド」にあるリンクということで、まあまあ人気があるよう。野球のない冬場に球場の知名度を生かして観光客を呼び込むいいアイディアだと思う。一度滑ってみたいと思いつつなかなかチャンスがなくて、いつも通りがかりに楽しそうな人々を眺めているだけ。近くに住んでいると、いつでも行けると思うせいか、なかなか行くことがないものだね。

TBOX

クラーク・ストリートに出てみたら何事かと思うほどの人の波。しかもみんなクリスマス・コスチュームを身につけている。第16回TBOX (Twelve Bars of Xmas) 。リグリーフィールド周辺のバーをクリスマスをテーマにバー・ホッピングするイベントで、なんと朝8時から夜12時までぶっ通しで飲み続けのバー・マラソンだそうだ。たぶん第1回は12軒のバーから始まったのでこの名前なのだろうけれど、毎年毎年参加者が増え、イベントも有名になり、今年は36軒のバーに1000人以上の参加者だそう。おかげで午後のクラーク・ストリートは赤と緑の酔っぱらいで溢れている。こんなイベントがもう16年も続いているなんて、なんてクレージー! 酔っぱらいがふらふらしていて危ないから、今日は車で出かけるのはやめておこう。

Sunday, December 4, 2011

フェイスブック・マラソン大会

日本の友人ランナーの誘いで、フェイスブック・マラソン大会に参加した。種目は3キロ、5キロ、10キロとハーフマラソン。この週末から1週間の間の都合にいい時間に、自分が普段走っている場所で、それぞれ自分の選んだ種目の距離を走る。そしてタイムをフェイスブックに自己申告する。のちほど幹事さんが全ランナーのタイムを集計して結果が発表になるという段取り。各種目を完走できるだけの体力がある人なら誰でも参加できて、参加費もかからなければ、大会のための大がかりな準備も必要ない。どこかで同じ時間に同じ目的で走っているランナーのことを考えながら、交流を深めるとてもステキなマラソン大会だ。純粋にランニングが好きな人たちの「一緒に走ろう」から始まった草の根の大会。フェイスブックの利点を生かした素晴らしいアイディアだと思う。

ちなみにわたくしは10キロで参加。シカゴのこの週末のお天気は最悪で、どしゃぶりの中をひとりで黙々と走るほどのダイハード・ランナーではないわたしは、もうほとんど棄権かなぁと思っていたけれど、夕方の雨の上がった一瞬を狙って走って来た。地面はぐちょぐちょ空は真っ黒、とても走る気になれるような天気ではなかったけれど、みんな悪天候にカラダを持て余していたのか、わりと多くのランナーがレイクサイド・トレイルを走っていた。走ってみればやっぱり気持ちがいいのだ。こんなことがなければ走らなかったであろう日曜日。モチベーションをくれたフェイスブック・マラソン大会に感謝です。

Saturday, December 3, 2011

Vapiano

クラーク・ストリート沿いの賑やかな場所に、けっこう目立つ外観で出現したVapianoは、ちょっと変わったコンセプトのレストランだ。入り口でチップ・カードを渡されて、オープン・キッチンのカウンターで食べものをオーダーするとその場で作ってくれ、オーダーはチップカードに積算、帰りに出口のレジスターで精算する。食事はメイド・トゥ・オーダーだけれど、形式はファースト・フードというわけだ。食事はピザやパスタなどのイタリアン中心。バーもバーテンダーが常駐するフル・バーで、注文に応じて何でも作ってくれる。インテリアもモダンでおしゃれだし価格もリーズナブルなので、けっこう流行るかも。夜遅く帰って来て、ちょっとだけ食べたいけれどファースト・フードではな〜、みたいな時にいいかもしれない。あとは、参加者が飲みたいもの食べたいものを好きなだけ自由にオーダーして清算はそれぞれに、みたいな大きなパーティにもいいかもしれない。ただし、チップ・カードをなくすと、チャージは50ドルだそうなので要注意。

Friday, December 2, 2011

クリスマス・ツリー・ショップ

12月に入ると、街のあちこちにこんもりとした緑の森が出現する。夕刻のオレンジ色の街灯に照らされるクリスマス・ツリー・ショップ。分厚いコートを着て白い息を吐きながら、人々が次々に大きなもみの木を引きずって行く街角は、アメリカの都会の冬の風物詩。クリスマス・ソングをバックに、まるで映画の1シーンのようだ。

ウチの一番近くのツリーの森は、バーの裏の駐車場に出現
デリバリー・トラックも、ホリディ仕様の赤