暖冬だなぁ、と思っていた。水曜日に来るはずだったブリザードも暖かすぎて雨にしかならなかった。しかーし、冬の初日、一年で最も日の短い日、冬至の今日、ついにシカゴの冬はやって来たのだ。きりりと乾いた凍てつく空気と、白い煙のような蒸気が道路を這うように舞う蓼科現象。現在の気温はマイナス6℃。やっぱりシカゴの冬はこれじゃなくっちゃ! これで雪が降ってくればホワイトクリスマスになるのだけれど、今のところ雪の気配はなし。かわりに明日の朝は、きれいなダイアモンド・ダストが見れるかな。
Friday, December 21, 2012
Thursday, December 20, 2012
サンシャイン・カフェ
大好きなレストランである。アンダーソンヴィルのサンシャイン・カフェ。海外の日本料理店に定番のお寿司はメニューになく、お酒も置いていないし、なんの変哲もないちっちゃなレストランなんだけれど、とにかく和む店なのだ。実家のおかあさんが作ってくれるような、コロッケとか天丼とか、素朴であったかい家庭料理。そしてわたしの中ではシカゴで一番美味しい!と断言できるお味噌汁。インテリアにしても、張りぼてのような瓦屋根が唐突に店内にあったり、安っぽちいのになぜか憎めないビニール張りのイスはところどころダクトテープで修復してあったり、まるで昭和にワープしたような、高校時代の定食屋を思い出させるノスタルジックさなのだ。「You are My Sunshine」っていう壁の張り紙も、なんか緩くて和むんだよなぁ。日本語は通じないのに、なんだか田舎のいとこに会ったみたいな懐かしさを覚える店員の男の子たちは、ニコニコしていてとってもフレンドリー。そんな感じの店なので、お客さんは日本人ばかりなのかと思いきや、いえいえ、アメリカ人にもとっても人気。お寿司がないのにアメリカ人がやって来るっていうのは、これはけっこうスゴいことですよ。けしてハンサムではないし成績優秀でもないんだけれど、性格がよくて友だちが多い、そんなクラスの人気者の男の子みたいなレストランなのだ。
このブログに書くにあたってとりあえずサイト検索してみたんだけれど、ウェブサイトもないのね、この店は。ラブリーだわ〜 ♥
このブログに書くにあたってとりあえずサイト検索してみたんだけれど、ウェブサイトもないのね、この店は。ラブリーだわ〜 ♥
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決して古いというわけではなく、ノスタルジックなんだよね〜 |
お店にリカー・ライセンスがないので、お酒は自分で持って行きます |
Wednesday, December 19, 2012
1000万マイル・ギフト
ユナイテッド航空が歳末のギフトとして、1000万マイルをチャリティ団体に寄付してくれるという。オンライン上で投票参加者を募り、38の参加団体の中からサポートしたいチャリティを選んで投票してもらい、得票数のパーセンテージに従って1000万マ イルが振り分けられるという仕組み。参加団体のひとつである我がロータリー・インターナショナルでは、チャリティ・マイルを使って、ハイチやエルサルバドルにボランティアのお医者さんを派遣したり、障害を持ったイラクの子どもを設備の整った病院で治療させてあげるためにアメリカに移送したり、インドやパキスタンの子どもたちにポリオのワクチンを投与するためのボランティアを送ったりすることができる。このチャリティ・レース、ロータリーは現時点で551,285票を獲得し、トップとは僅差の第2位。ロータリーの慈善活動に賛同していただける方はぜひ、http://10millioncharitymiles.com/で、Rotary Internationalに投票してください。期間は12月25日までで、残すところ7日間。1回限りでももちろん大歓迎だけれど、1日1回投票できるので、できたら毎日投票してね。
Tuesday, December 18, 2012
サンタ・トレイン
今年もやっと会えた! CTAのホリデー・トレイン。毎年11月の終わりからクリスマスまでの1ヶ月間、ギラギラのホリデー・ライトに飾られてサンタを乗っけて走る電車が運行される。いつどの線でこの電車が見られるかはスケジュールがウェブサイトに出ているけれど、わざわざ確認してそれに合わせて通勤する人もいないので、この電車がホームに入って来ると、誰でもおぉーっと歓声を上げ、思わず笑みがこぼれてしまう。最近はみんな携帯のカメラを持っているから、ホームはにわかにフラッシュとシャッター音に溢れ、大撮影会になる。すっごくバカバカしいと思いながらも、この電車に遭遇するとやっぱり得した気分になる。それにしてもサンタさん、寒いよね〜。お疲れさま!
Friday, December 14, 2012
小学校で
わたしがアメリカに来て13年、こういった事件はもう何度目だろう。コネチカットの小学校で起こった銃乱射事件。今回犠牲になった20人あまりの子どもたちはみな6歳から7歳だそうだ。季節柄多くの家庭ではすでに、お父さんとお母さんがクリスマス・ツリーの下に子どもたちへのクリスマス・プレゼントを用意していたはず。プレゼントを開けることなく逝ってしまった子どもたちの親の気持ちを考えると、本当に胸が痛い。亡くなった27歳の1年生担当の先生は、受け持ちの生徒全員を教室内のクローゼットやキャビネットに隠し、「みんなは体育館に行った」と犯人に言って子どもたちを助けたのだそう。命をかけて子どもたちを守った先生や警察の方々に敬意を表すとともに、何の罪もない無力な子供たちが直面した恐怖を思うと言葉も出ない。
オーストラリアでは、1996年に起こった銃乱射事件をきっかけに銃を規制する法案が通ると、その後10年で銃による殺人が59パーセント、自殺は65パーセント減少したそうだ。スコットランドでも、やはり1996年に16人の子どもが犠牲になった学校での銃乱射事件のあと、1週間で集まった75万の署名が推進力になって銃規制法が可決。その後学校での銃による事件は1件も起きていないのだそうだ。アメリカでもなんとかならないのか。運転だって免許がいるのだから、せめて銃だって免許制にでも出来ないものだろうか。何十人もの人をいっぺんに殺せるような道具が誰にでも簡単に手に入るような仕組みは絶対におかしい。
こういった事件の結末はいつも同じ。罪のない多くの犠牲者を出し、犯人は自殺か射殺で死亡。なんともやるせない。
オーストラリアでは、1996年に起こった銃乱射事件をきっかけに銃を規制する法案が通ると、その後10年で銃による殺人が59パーセント、自殺は65パーセント減少したそうだ。スコットランドでも、やはり1996年に16人の子どもが犠牲になった学校での銃乱射事件のあと、1週間で集まった75万の署名が推進力になって銃規制法が可決。その後学校での銃による事件は1件も起きていないのだそうだ。アメリカでもなんとかならないのか。運転だって免許がいるのだから、せめて銃だって免許制にでも出来ないものだろうか。何十人もの人をいっぺんに殺せるような道具が誰にでも簡単に手に入るような仕組みは絶対におかしい。
こういった事件の結末はいつも同じ。罪のない多くの犠牲者を出し、犯人は自殺か射殺で死亡。なんともやるせない。
Sunday, December 9, 2012
サンタと写真を撮る
この時期になると、どこのショッピングモールでも見る風景。ここ、ブルーミングデールが入っている900 Michiganのモールでは、今年は11月17日からクリスマス・イブの24日までの毎日、高さ12メートルのゴージャスなツリーをバックに、白いお髭が地毛のフォトジェニックなサンタさんと一緒に写真が撮れる。週末はかき入れ時か、長〜い行列。写真は紙焼きとかデータとかいろいろチョイスがあって、26.99ドルから。幸せそうにサンタと並んで夢いっぱいな写真を撮ってもらう子どもたちを見ていると、まぁそれくらいの出費はいいか。でもこうして毎日ここで写真を撮らせるサンタさんの普段のご職業は何なんだろう。季節労働者? リタイアしたおじいさんのアルバイトかな。この季節のために、この豊かな髭を準備するのも、普段のお手入れも大変なはず。結構なギャラを貰えるんだろうね。おっと、そんなことを言ってはいけなかった。北欧からトナカイの引くソリに乗って、たくさんのプレゼントを子どもたちに届けに来たんですよね、サンタさん。
写真も今時はウェブカムですね でもいつの時代も子どもはサンタが大好きだ |
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モールの吹き抜けを利用してどか〜んとそびえる 高さ12メートルのゴージャスなツリー ここ普段は何があるんだったっけ!? |
Saturday, December 8, 2012
在外投票
シカゴ総領事館に在外投票に行った。わたしの場合はバスで15分で行けるので簡単だけれど、シカゴの管轄にはオハイオとかカンザスとかも含まれるから、遠くから何時間もかけて来る人もいるらしい。海外にいると選挙はなかなかの行事だ。
案内に従って部屋に入ると、最初にコートを脱いでコートラックに掛けろと言われる。いろいろ書類を持って歩かなくちゃいけないので、コート抱えてると邪魔なんだってさ。在外選挙人証とパスポートで本人確認をされたあと、部屋の中央にあるテーブルについて、投票用紙請求書と、投票用紙を送付する封筒に宛名を書く。わたしの場合は世田谷区選挙管理委員会宛て。なんだかやたらに役員の人がたくさんいて、女の人ばっかり、ボランティアなのかなこの人たちは。とってもていねいなのだけれど、じーっと行動を監視されていて、なんか緊張する。ボールペンで請求書と封筒の宛名を書き終わると、それを持って次の部屋へ。ここでもさらに本人確認があり、やっと投票用紙がもらえる。小選挙区と比例代表の両方投票するかどうか聞かれたけれど、片方だけっていう選択もあるのかなぁ。そしてようやく普通の国内の選挙のように、仕切られた個人用のブースで投票用紙に記入(ここは鉛筆、なんで?)。候補者名簿は日本全国ぜーんぶファイルされて置いてある。記入した投票用紙は小選挙区、比例代表とそれぞれ小さな封筒に入れて封をし、それらをさらにまた少し大きめの封筒に別々に入れて署名。それぞれ封をして、今度はふたつまとめて先ほど宛名を書いた封筒に入れて封をする。それを選挙立会人のところに持って行き、立会人が署名をしてやっと終了。これらの封筒はまとめて日本の各選挙管理委員会に送付されるというわけだ。まだるっこしーーー! でもそれだけに、海外にいても大きな責任を果たせましたっていう気分にはさせてもらえる。なんたって12党が乱立しちゃったから、悩みましたよ〜、今回の選挙は。
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さすがにね、部屋の中は写真撮ってもいい?って 聞けるムードではないので。たぶんダメだと思うし。 これは1階のエレベーター前のサインです |
Thursday, December 6, 2012
ライフ・オブ・パイ
「ライフ・オブ・パイ」を観た。全作CGで製作されたこの3Dファンタジー映画は、太平洋をトラと漂流する少年のサバイバル物語。作中のほとんどの舞台が船上で、しかも3Dなので、観てると船酔い現象が起こってしまうのがちょっと難だけれど、誰も見たことのないような洋上の不思議で美しい映像の世界に惹き込まれたら、2時間半はあっという間だ。冒頭の美しいインドの風景も必見だし、物語中に様々な伏線が敷かれ、最後にあ~そうか!と辻褄が合ってくるあたりも絶妙なストーリー・テリング。日本では来年早々に公開でモッくんが吹き替えだそう。天才アン・リー監督、間違いなく賞狙いの作品だ。原作も素晴らしいそうなので、早速キンドルでダウンロードだな。
Wednesday, December 5, 2012
R.I.P. デイブ・ブルーベック
ジャズ・ピアニストのデイブ・ブルーベック氏が亡くなった。あと1日で92歳だったそうだ。シカゴに引っ越して来たばかりの頃、 コンサートの案内の広告に彼の名前を見つけて、わおーっ、こんな人が来るんだ!と迷わずチケットを購入したっけ。当時ですでに80歳をとうに超えていた。舞台の袖からお付きの人に支えられ杖をついて登場し、大丈夫なのこのおじいさん、と思ったのも束の間、演奏が始まるやいなやまるっきりの別人。もうちらっと弾いただけで、おおー、デイブ・ブルーベックだ!って音なのだ。そしてバンドをリードするその姿は生き生きとしてかっこよく、生演奏の醍醐味に満ちた本当に楽しいコンサートだった。演奏が終わってまたお付きの人に支えられてよぼよぼと舞台の袖に引き上げて行く姿を見た時に、あぁ、生きてるうちに聴けてよかった〜と思ったけれど、その後何度もシカゴを訪れて演奏しているのを知るにつけ、音楽の宿った彼の生命力に感嘆していたのだ。2009年に医者に飛行機での旅を禁じられてからは、1日350マイルを車で移動しながらツアーを続けていたんだって。だいたい60〜70年代あたりにブレイクしたジャズメンたちは不良で素行も悪いから長生きしなかったのに、この人にはジャズの神様がついていたのね。なんと、明日の92歳の誕生日には、地元コネチカットでバースデー・ギグが予定されていたんだそう。弾く気だったんだねぇ、明日も。ギグはブルーベックのトリビュートに形を変えて、予定通り行われるそうだ。
Sunday, December 2, 2012
警官犬を撃つ
酷い話である。シカゴで大きなジムを経営する働き者でお金持ちのAさん。レイクビュー北の大きなお屋敷が並ぶ一角に住んでいる。きのうの土曜日、自宅の目の前の駐車禁止の場所に自分のバンを一時的に停めていたところ、取り締まりに巡回している警官の目にとまり、チケットを切られそうになったのだそうだ。「ごめん、ごめん、今すぐ動かすから」と、あわてて家から飛び出した。何かイヤなことがあってイライラしてたのか、週末に働かされて機嫌が悪かったのか、あるいは大きなお屋敷街を廻っていて憂鬱になったのか、もしかしたらAさんに気に障ることを言われたのかもしれないけれど、その警官、一緒に家から飛び出して尻尾を振って喜んでいる生後7ヶ月の犬に向かってパーン、パーンと発砲。1発はお腹の下に、もう1発は足に当たった。救急車が呼ばれて(何しろお金持ちのエリアだからね)犬はERに運ばれ、そんな大騒ぎの中、警官は違法駐車のチケットをしっかり切って帰ったんそうだ。
すぐに手術を受けて命は取り留めたものの、犬は今も動物病院で治療中。そしてその医療費は現段階で8000ドルだって。もちろんどんな精神状態であったとしても、真っ昼間の住宅街で犬に向かって発砲するなんて、公職にある警官のとる行為として受け入れられるものではないし、お金持ちのAさんは立派な弁護士を雇って、シカゴ市警を訴えるだろう。そして勝訴。その賠償金はどこから出るのか。市民の税金である。あぁ、なんてアイロニー。
すぐに手術を受けて命は取り留めたものの、犬は今も動物病院で治療中。そしてその医療費は現段階で8000ドルだって。もちろんどんな精神状態であったとしても、真っ昼間の住宅街で犬に向かって発砲するなんて、公職にある警官のとる行為として受け入れられるものではないし、お金持ちのAさんは立派な弁護士を雇って、シカゴ市警を訴えるだろう。そして勝訴。その賠償金はどこから出るのか。市民の税金である。あぁ、なんてアイロニー。
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