Wednesday, February 8, 2012

カレン族

チェンマイからチェンライに向かう道中、カレン族という少数民族の部落を訪れた。雑誌やテレビなどで見ることのある、女性が首に幾重もの金輪をつけて首を長~くしている通称「首長族」 ミャンマー政府から迫害され、タイ北部の村々に逃げてきた山岳民族のひとつだ。主な産業は農業だということ。でも観光客からの収入に頼っているのが明らかな部落のあり方はちょっと悲しい。まず、村の入り口で入場料としてひとり500バーツ(約16ドル)が徴収される。16ドルと言ったら、こちらの人たちにしてみたら大変な金額だ。そして茅葺き屋根の民家が建ち並ぶ村に入ると、メインストリートにはずら〜っとギフトショップ。村人は写真を撮られてもまったく気にせず、裸足の子どもたちが後をついて来て、お小遣いをねだる。カラフルな民族衣装の織物や刺繍、ジュエリーなどはとっても美しいのだから、自立したビジネスとして成り立たっていく道筋を示してあげるような、サステイナブルな支援が必要だと思うのだ。

カレン族の住居
布を織る首を長くした女性

Tuesday, February 7, 2012

コーム・ロイ

チェンマイで「コーム・ロイ」と呼ばれるタイの伝統的なスカイランタン。竹の骨組みの上に和紙のような紙を貼り、燃焼装置に火を点けて熱気球の原理で飛ばす。コーム・ロイは抱えている問題や心配ごとの象徴で、それを放てばそれらの問題から解放されると考えられ、タイの多くの人々は、これを飛ばすことで幸運を呼ぶことができると信じているんだそう。チェンマイなどタイ北部の人たちは、お祝いごとやお祭りの時に願いをこめてこのランタンを使うのだそうだ。このスカイランタン、実際やってみるとけっこう高いところまで上がって行く。満月の夜空にふわふわとゆっくり上がって行くランタンは、とっても幻想的。何を願ったかは、内緒です。

北タイ料理 餅米とタマリンド

タイ料理といえばすぐ思い浮かぶのは、トムヤムとパッタイ。でもここチェンマイに来て、「タイ料理」と一口には括れないタイ北部の伝統的な料理を体験させてもらった。タイ北部では餅米をよく使う。蒸してそのまま食べるのはもちろん、フライパンで煎った生の餅米をすってパウダー状にし、スパイスとしても料理に混ぜる。基本的なタイ料理の辛甘酸っぱさに、煎ったお米の香ばしさが繊細さをプラスして、とってもデリケートな味になる。また、今回教わった魔法のスパイスはタマリンド。タイではタイ・ジンジャーと呼ばれているこのスパイス、そのまま齧ると渋い生姜ような味がするけれど、スープやダシにすると酸味にフルーティさがぐっと加わって、これまた美しく上品な味になる。ツーリスト向けに辛さを少し加減してくれているということを差し引いたとしても、タイ料理=辛い、という思い込みをくつがえすのがタイ北部の料理。辛さの奥に繊細で上品な味が秘められている。

タイ北部の料理に使われる様々なスパイスたち
伝統的タイ料理の一部

Monday, February 6, 2012

チェンマイ・ナイト・バザール

規模もレベルもペナンのナイトマーケットとはくらべものにならないのだ。もちろん、どうしようもないガラクタや300円のティファニーもあるけれど、クラフト感あふれる民族モノや、ランナー王朝のアンティークなどここにしかないものもいっぱい。タイらしい穏やかな賑わいに満ちた人混みもなんとなく落ち着いて、広大な敷地を何時間でも飽きることなくお店巡り。そして歩き疲れたら、広場に面して軒を連ねるマッサージ屋さんでフットマッサージ。楽しくてキモチいい。

チェンマイ

人混み、渋滞、排気ガス、旧正月の騒々しさに圧倒されたペナンでの3週間のあとで、ここタイ北部のチェンマイは天国だ。爽やかな高原の日差しとやわらかな空気。田舎ののどかさを見せながら、どこか洗練された国際性も併せ持つ。さすが世界中からアーティストを呼び寄せる街である。全周4マイルの堀と城壁跡に囲まれた旧市街を、トゥクトゥクと呼ばれるオート3輪のタクシーをチャーターして廻ってもらった。古いタイ仏教寺院が点在するこのエリアは観光客も多いけれど、オレンジのガウンを纏った仏教僧の姿もあちこちに。悠久の時間を刻む贅を尽くした壮大なお寺のひんやりとした本堂で、地元の人や世界のヒッピーたちに混じってゆっくりとお祈りをする。忙しい毎日の中のもやもやがすーっとシンプルになっていくような、そんな瞬間を見知らぬ人と分かち合う。すれ違うどの顔も、それが人生最良の笑顔であるかのように笑っている。タイが「微笑みの国」と言われる理由が、この街にはある気がする。

城壁都市の入り口、内側は旧市街のメインストリート
お坊さんのお祈りセッションが行われていたお寺
何百年もの間ゾウさんに守られて来た古いお寺 
お寺の庭で出会ったおじいさん。素敵な笑顔

Sunday, February 5, 2012

ありがとう、ペナン

3週間のステイを終えて、いよいよペナン出発となった。たくさんの人に出会い、マレーシアの人たちのあたたかいホスピタリティに助けられ、様々な体験からいろんなことを学ばせてもらった3週間だった。みなさんにまた会える日を楽しみにしています!

コレ全部、滞在中にお世話になったみなさんから
いただいたおみやげ品の数々。みなさんの親切、忘れません。
本当にありがとうございました!

Saturday, February 4, 2012

モンキービーチ

ペナン滞在最後のウィークエンド、ついにビーチにやって来たのだ。モンキービーチは、島のはずれの船着き場からボートをチャーターして、半島を廻ったところにある静かでプリミティブなビーチ。白砂と水に入っても足の先までくっきり見える透明な海を想像していたのだけれど、ビーチにはゴミが多く、海水は残念ながら濁っておりました。そして海辺に打ち上げられたでっかいクラゲを見たら、海に入るのもためらわれてしまった…. そんなわけで、ビーチから高台にある灯台まで、約1時間のジャングル・トレッキングに計画変更。木陰を歩くから気持ちいいわよって言ったの誰っ!って怒りたいくらい暑かったし、健脚とはいえビーチサンダルでの登頂はさすがにちょっとキツかった。時々聞こえて来るサルの声や、ジャングルの茂みがガサガサいうにもちょっとビビる。でも登った先の灯台から眺める景色は、お〜〜絶景! マラッカ海峡だ!

島のドン突きの船着き場からチャーター・ボートで
モンキービーチに向かう
船か歩きでしか行くことのできないモンキービーチは
とってもプリミティブ
登頂に成功。灯台
灯台からのマラッカ海峡、アンダマン海
ビーチの木陰でくつろぐトカゲさん。
実はワタクシ、こういうモノが大変苦手で....
地元の漁民のおばさんが用意してくれたバーベキュー・ランチ。
おいしいんだけれど、群がるハエを追い払うのもタイヘンで....

Friday, February 3, 2012

バトゥ・フェリンギ・ナイトマーケット

夕方の大渋滞(っていうか、ペナンはどこも1日中渋滞だ)を通って1時間、ペナンを代表するツーリスト・エリア、バトゥ・フェリンギに足を延ばした。ナイトマーケットと呼ばれる露天街を見てみたかったのだ。日が暮れる頃から真夜中まで営業しているというこのマーケット、昼間は何もないところに簡易テントが立ち並び、莫大な数の商品が並ぶ。洋服、バッグ、靴、時計、CD/DVD、香水、コスメ、ベタな土産モノ…。ちょっと大きいんじゃないかなと思うG-Shockとか、Celleniqueなんていう化粧品もある。アヤシい日本語で声をかけられるけれど、それほどしつこくもなくてのんびりムード。一日いったいどれくらい売れるんだろう、どうすんの、この大量のガラクタ….って感じのマーケットだ。買う時には絶対に値段交渉するようにって、ガイドブックには書いてあるけれど、200円のTシャツや、1000円のプラダ買うのに交渉するっていうのも、なんかなぁ….

チェンドル

マレーシアに来たら絶対にこれを食べなきゃダメ、と言われて中国系マレー人のチャプサムさんに連れて行かれたスイーツ屋台。「チェンドル」というのがその高名なお菓子で、マレーシアを代表するニョニャ料理のデザートだそうだ。かき氷の上に、緑色のツルっとしたゼリーと甘く煮込んだ小豆をトッピングして、黒砂糖のシロップとココナッツミルクをかけた複雑で不思議な食べ物だ。基本的にはかき氷なんだけれど、なにしろ暑いので、商品を渡された時点で、すでにかき氷は写真のようにほとんど溶けて液体状態になってしまっている。さっぱりするといえばさっぱりするけれど、チェンドルと呼ばれるこの緑のゼリー、いったい何で出来ているのだろう。しかも今にも動き出しそうでちょっとコワくもある。話の種に食べてはみたけど、もう1回食べたいってものでもないかもね。しかしながら、この屋台は大人気で、狭い路地には黒山の人だかりなのだ。

 
 

Thursday, February 2, 2012

旧正月とYu Sang

1月23日が中国の元日だったので、もう年が明けてから1週間はたつというのに、街はまだお祭りムード。赤と金の派手なデコレーション、ドラゴン・ダンス・グループは騒々しい太鼓の音とともに街のあちこちに現れ、各商店を廻って商売繁盛を祈願する。爆竹の音は朝から晩までそこら中に響き渡り、夜になればあちこちで打ち上げ花火。松の内は15日間というから、こんなことが2週間も続くなんて、中国人ってホントにお祭り好きなのね。

中国系マレー人のチャプサムさんに連れていってもらった、チャイニーズ・レストラン・Double Good(好好)で、Yu Sang(魚生)という正月料理をごちそうになった。中華くらげと、海藻サラダ、人参や大根などの野菜の千切り、赤黄緑と色とりどりのベビースターラーメンと、平べったいパスタを揚げたようなおせんべいに、ごま油系のドレッシングがかかっている。これをテーブルについたみんなで混ぜる。具を箸で高〜く持ち上げながら、成績が上がりますようにとか、給料が上がりますようにとか、株が上がりますようにとか、何かが高まるお願いごとを声に出して言うのだそう。この願いを高める作業を盛大にやったあと、みんなで食べる。毒々しい色にはちょっと引くけど、お味はけっこうさっぱりしていて美味しい。

Yu Sang(魚生)のデフォルト・セッティング
みんなで具を高く持ち上げて混ぜる