Tuesday, February 7, 2012

北タイ料理 餅米とタマリンド

タイ料理といえばすぐ思い浮かぶのは、トムヤムとパッタイ。でもここチェンマイに来て、「タイ料理」と一口には括れないタイ北部の伝統的な料理を体験させてもらった。タイ北部では餅米をよく使う。蒸してそのまま食べるのはもちろん、フライパンで煎った生の餅米をすってパウダー状にし、スパイスとしても料理に混ぜる。基本的なタイ料理の辛甘酸っぱさに、煎ったお米の香ばしさが繊細さをプラスして、とってもデリケートな味になる。また、今回教わった魔法のスパイスはタマリンド。タイではタイ・ジンジャーと呼ばれているこのスパイス、そのまま齧ると渋い生姜ような味がするけれど、スープやダシにすると酸味にフルーティさがぐっと加わって、これまた美しく上品な味になる。ツーリスト向けに辛さを少し加減してくれているということを差し引いたとしても、タイ料理=辛い、という思い込みをくつがえすのがタイ北部の料理。辛さの奥に繊細で上品な味が秘められている。

タイ北部の料理に使われる様々なスパイスたち
伝統的タイ料理の一部

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