1)ポットのお湯が沸いたら急須にお湯を入れ、それをカップ、香りを楽しむ円筒状の杯、ジャスティス・カップに順に移して茶器を温める。
2)急須に茶葉を入れ、お湯を注ぐ。
3)最初の1杯はすぐにジャスティス・カップ(おもしろい名前でしょ? テーブルにひとつだけついて来るグループ共通のカップのこと)に取り、それを急須の上にかけながら捨てる。
4)再びお湯を注ぎ、30秒待ったのちにジャスティス・カップに取り、それを円筒状の杯に移して鼻の下に持って行き、まず香りを楽しむ。
5)それを個人のカップに移して、やっと飲む。
6)上記の手順の4と5を1回の茶葉で4回繰り返す。2回目は45秒待たなくてはならず、それ以降は5秒づつ延びていく。
ちまちました手続きの、何とも手間のかかるセレモニーではあるけれど、午後の散策とよぶにはほど遠い、モノと人とでごちゃごちゃしたチャイナタウンを歩き回ったあとには、ほっとする瞬間。しかし、こんなにワイワイとしたチャイナタウンの片隅に、こんなにひっそりと落ち着く空間があるとは驚き。さらに言うなら、こんなに大雑把で賑やかでガチャガチャとした中国人たちが、こんなにていねいで静かで落ち着きのある慣習を確立したというのもちょっと信じ難いのだ。
500円玉ほどの直径の小さいカップを何度も何度も口に運んで、手順を4回繰り返すお茶を全て残さず飲んだら、けっこうお腹はガボガボに。お茶請けについてきたクッキーも繊細で美味!
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