Sunday, February 26, 2012

スープ・レストラン

アジア遠征もすでに6週間になり、シンガポールには日本のスーパーやおいしい日本食レストランが多いこともあり、ここのところ食事は日本食に偏りがち。それでもいくつかシンガポールで気に入ったローカル・レストランがある。そのうちのひとつ、スープ・レストラン。メジャーなショッピング・モールには必ずといっていくらい入っているチェーン店で、ランチ・ディナー時にはいつも店の前に行列が出来ている人気店。その昔、シンガポールのチャイナタウンの屋台で作られていた料理のレシピを、忠実に再現しているのだそうだ。ノスタルジーをモダンにアレンジしたインテリアの店内で、伝統料理を提供する、現代風のチェーン・レストランというわけだ。宮廷料理とかではなく、屋台料理を「伝統」と言ってしまうところがおもしろい。わたしのお気に入りは冬瓜の薬膳スープとジンジャー・チキン。店の冠名でもあるスープは、ハーブのアロマととろとろに煮込まれた冬瓜が胃にやさしい。まるごと蒸したチキンは、香りとフレーバーがしっかり閉じ込められていて、これまた身体に良さそうなジンジャー・ソースをたっぶりつけて、生のきゅうりと一緒にレタスの葉にくるんでいただく。ついでに、ビールと一緒に出てくる煮込んだピーナッツのお通しも、最後までやめられないジャンクな美味しさなのだ。

冬瓜の薬膳スープ
ジンジャー・チキン

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