Thursday, February 9, 2012

ゴールデン・トライアングル

チェンマイから車で4時間。ゴールデン・トライアングルという刺激的なニックネームを持つ場所にやって来た。ここは、タイ、ミャンマー、ラオスの3カ国をメコン川とその支流ルアック川が隔てるジャングル国境地帯。太平洋戦争のタイ・ビルマ戦線が敷かれた場所であり、古くからケシの栽培が盛んだったことから、少し前までは麻薬の密売組織が君臨していた場所である。オピウムの売買が金で行われていたことが、このニックネームの由来だそう。現在では、そんな悪名高いイメージを背景に観光地として売り出していて、そんなに秘境っていうわけでもなく、ラオス側には中国が建設した賑やかなカジノが3軒もあったりして、ちょっと興ざめ。そして中国船が停泊するメインの船着き場には、ギンギラの船に乗った黄金の巨大仏陀が鎮座。これもクレイジーだ。それでも街を1歩離れると、そこは手つかずのジャングル。静かに水を湛えたメコンの流れは雄大で、ルアック川で釣りをする地元の漁師の姿はとても絵になる。ミャンマーの山に沈む夕日と、こんなに朝が美しいものかとはっとするような森林の空気は、自然のデトックスなのだ。

高台からメコンの三角の中洲を望む
街のメインの船着き場に鎮座する仏陀。OMG!
ルアック川の漁師さん
ミャンマーの山に沈んで行く夕日 
夕暮れのバーでヤモリ発見
ジャングルの静謐な朝

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