Saturday, February 18, 2012

マラッカ

週末を利用して、マラッカに行った。片道3時間。行きはクアラルンプールまで行くという人の車に便乗させてもらい、帰りは高速バスを利用しての日帰り旅行。またまたあちこちからコーランの聞こえてくるマレーシアである。マラッカはペナン同様、次々に西洋列強に支配されたマラッカ海峡の中継貿易港で、こちらも街全体がユネスコの歴史的世界遺産。建物が赤く塗られた中心部のオランダ広場と、ショップハウス・スタイルのプラナカンのお金持ちの旧家が並ぶヒーレン・ストリートに、かつての繁栄の面影が見られるけれど、住人を失った古い住居の廃坑化も著しく、観光客を乗せて街を行き交うにぎにぎしいトライショーに、「過去の街」の悲しさも感じられる。そんな中、目を見張るのは落ちぶれたプラナカンが売りに出したといわれる数々のアンティーク。ここは東南アジア最大の骨董街なんだそう。細い通りに観光客相手の安っぽい店がひしめき合うマラッカだけれど、そんな中にひっそりと昔ながらの商売を営んでいる店や、博物館並みの見応えのアンティーク店などを探して歩くのはなかなか楽しい。

観光客を街受ける飾りたてたトライショーと、
物売りが並ぶオランダ広場
膨大なアンティークの中でわたしが気になったのは、コレ。
プラナカンのウェディング・バスケット。
いわゆる「おかもち」なのだけれど、

輿入れの時に数々のギフトをこれに入れて運んだのだそう。
本物は高くて手が出ません。

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