Wednesday, February 8, 2012

カレン族

チェンマイからチェンライに向かう道中、カレン族という少数民族の部落を訪れた。雑誌やテレビなどで見ることのある、女性が首に幾重もの金輪をつけて首を長~くしている通称「首長族」 ミャンマー政府から迫害され、タイ北部の村々に逃げてきた山岳民族のひとつだ。主な産業は農業だということ。でも観光客からの収入に頼っているのが明らかな部落のあり方はちょっと悲しい。まず、村の入り口で入場料としてひとり500バーツ(約16ドル)が徴収される。16ドルと言ったら、こちらの人たちにしてみたら大変な金額だ。そして茅葺き屋根の民家が建ち並ぶ村に入ると、メインストリートにはずら〜っとギフトショップ。村人は写真を撮られてもまったく気にせず、裸足の子どもたちが後をついて来て、お小遣いをねだる。カラフルな民族衣装の織物や刺繍、ジュエリーなどはとっても美しいのだから、自立したビジネスとして成り立たっていく道筋を示してあげるような、サステイナブルな支援が必要だと思うのだ。

カレン族の住居
布を織る首を長くした女性

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