Monday, February 6, 2012

チェンマイ

人混み、渋滞、排気ガス、旧正月の騒々しさに圧倒されたペナンでの3週間のあとで、ここタイ北部のチェンマイは天国だ。爽やかな高原の日差しとやわらかな空気。田舎ののどかさを見せながら、どこか洗練された国際性も併せ持つ。さすが世界中からアーティストを呼び寄せる街である。全周4マイルの堀と城壁跡に囲まれた旧市街を、トゥクトゥクと呼ばれるオート3輪のタクシーをチャーターして廻ってもらった。古いタイ仏教寺院が点在するこのエリアは観光客も多いけれど、オレンジのガウンを纏った仏教僧の姿もあちこちに。悠久の時間を刻む贅を尽くした壮大なお寺のひんやりとした本堂で、地元の人や世界のヒッピーたちに混じってゆっくりとお祈りをする。忙しい毎日の中のもやもやがすーっとシンプルになっていくような、そんな瞬間を見知らぬ人と分かち合う。すれ違うどの顔も、それが人生最良の笑顔であるかのように笑っている。タイが「微笑みの国」と言われる理由が、この街にはある気がする。

城壁都市の入り口、内側は旧市街のメインストリート
お坊さんのお祈りセッションが行われていたお寺
何百年もの間ゾウさんに守られて来た古いお寺 
お寺の庭で出会ったおじいさん。素敵な笑顔

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