Saturday, October 18, 2014

ジャパンタウン

アメリカでも数少ない日本人街のひとつがここサンフランシスコのジャパンタウン。紀伊国屋書店やダイソー、ワタシがシカゴにも出来て欲しいと切に願う憧れのスーパー、ニジヤ・マーケットもある。でも実際のところ、ここも日本人は少ない。食べ物、アニメやコスプレ、刀とかサムライもの、民芸品や着物等々、日本に関する何かに興味があるアメリカの若者や、顔は日本人だけれど喋りは完璧な英語という、何世代目かの日系人ばかりである。そして活気と生活感のあふれるチャイナタウンに比べると、規模は小さく、どうしてもさびれた感は否めないのだ。結局、日本人はわざわざアメリカで日本特有のものを求めようとは思わないのかもしれない。それでも街の中には、移民の歴史を残して日系コミュニティの存続を願う人たちの努力が見られる場所もあったりして、よく見ると興味深い。どうしたらそういう努力にもっと光を当ててあげられるのだろうか。そんなことをちょっと考えたジャパンタウンだった。

絶え間なく進化する都市文化の中で、
後世に残すアイデンティティーを模索する「日本町」
大阪市から贈られたという「平和の塔」
ここに定住した多くの日本の人たちにも
戦時中にキャンプに強制移送された悲しい歴史がある
「ポスト角」って....
確かにコーナーは「角」だけど、そうは普通言わないでしょ。
なんだかチャイナタウンみたいだね
本屋さんには日本関連の書籍が並ぶけれど、
どれもみんな英語の本ばかりだ
裏通りには歴史の面影を残す日米会館。
時間があればのぞいてみたかったけれど、
なにしろ24時間もないサンフランシスコで、
駆け足でメインのお仕事にも向かわなきゃいけなかったし....
またいつの日かの機会を楽しみに!

チャイナタウン

そして言わずと知れたチャイナタウン。世界で最も大きい中華街のひとつであるサンフランシスコのチャイナタウンは、行こうと思っていなくても、ふと気がつくと周りが漢字だらけになってるという、イヤでも迷い込んじゃうエリア。さすがに規模も活気もシカゴのそれとはくらべものにならないのだ。うっかり止まって写真なんか撮っていようものなら、店の前で立ち止まらないでよ邪魔だから、って怒鳴られちゃう。怒鳴り声はもちろん中国語だけど、何言ってるかはよくわかります。

街の中心に堂々と位置する
サンフランシスコのチャイナタウン。
おなじみサンフランシスコのランドマーク、
トランスアメリカ・ピラミッドも
すぐそこに見えます
どのお店もお客さんでいっぱい

ノースビーチ

テレグラフヒルを下った辺りがノースビーチと呼ばれるエリア。リトルイタリーともいわれ、昔はイタリア移民が多かった。でも最近はお隣りのチャイナタウンがのして来て、たぶんイタリア移民なんかはだいぶ減っちゃっているし、アメリカのどの都市にもあるような、いろんな人種と観光客が雑然と混ざったコスモポリタンな楽しい地域である。中心には、これまたどの街にもあるワシントン・スクエア公園。シカゴにもニューヨークにも同じ名前の公園があるけれど、近くのカフェからカプチーノの匂いがして、イタリア系の老人が公園のベンチに腰かけていたり、太極拳のような体操に励むアジア系の人々の姿が見られたり、地元の人々の憩いの場であることがわかる。公園に面して建つ白い荘厳な教会は聖ペテロ&パウロ教会。1800年代終わりから1900年代初めにかけてイタリア人のために建てられたわけなんだけれど、ここもチャイニーズの台頭で、今ではミサも多言語で行われる極めてコスモポリタンな教会なんだそうだ。使い古された言葉だけれど、まさにアメリカならではの「人種のるつぼ」である。

いかにもサンフランシスコらしいこんな坂道を
テレグラフヒルから下って行く
坂の途中に「壁の穴」という名のコーヒーショップ。
まさに壁に穴を開けたような小さなスペースから
コーヒーのいい香り
おしゃれな自転車やさん「Cykel」とその横でくつろぐブルドッグ。
しかしサンフランシスコに自転車はちょっとキツイかも
ワシントン・スクエア公園前の
話題のお店「Mama's」で朝食を食べようと思ってたけど、
この行列であきらめました
市民の憩いの場、ワシントン・スクエア公園
白亜の聖ペテロ&パウロ教会。
マリリン・モンローとジョー・ディマジオが
ここで結婚式を挙げたそう
街灯柱にイタリア国旗のストライプ。イタリア街の目印だ

テレグラフヒル

コイトタワーが建っている辺りの高台をテレグラフヒルという。昔、この丘からサンフランシスコ湾に出入りする船舶に信号を送っていたことから、そういう名がつけられたんだそう。今では歴史保存地区として管理され、丘の斜面は草花に溢れ、手入れの行き届いた住宅が並んだ美しい地域。住宅街を縫うように隠れてた小さな階段路も風情がたっぷり。おそらく庶民にはとても手の出ない不動産価格であると思われるけれど、毎日毎日この階段を上り降りしながらの生活もラクじゃないよね。

コイトタワーを取り囲むように丘の斜面に住宅地が続く
斜面を迷路のように縫う石畳の先には
隠れ家のようなステキなおうちが
鮮やかな草花に彩られ、絵のような坂道と階段通路
観光客立ち入りお断りのヒミツの階段も
広い通りに出るとその先には海
歴史保存地区。
木の枝をさりげなくアクセントにした路標の飾り方もかわいい

コイトタワー

訳あって、滞在時間24時間にも満たない弾丸のサンフランシスコ。雨続きで憂鬱だったシカゴのお天気から一転して、ドッピーカンの初夏のように爽やかなカリフォルニアのお天気に感激。見晴らしのいい所に行ってみたくなって空港からコイトタワーに直行した。サンフランシスコ特有の心臓破りの坂をひたすら上った先にあるタワーの建つ丘は、ここからでも充分景観が楽しめるでも。せっかくここまで来たのだからタワーの上にもちょっと上ってみよう。このタワー、1906年の大地震で発生した火災に立ち向かった自治消防団の活躍を記念して、消火ホースのノズルの形をイメージしてデザインされたんだって。今年で81歳になるというクラシックでとってもスローなエレベーターで展望台へ。小さな展望台なので、観光客がかわるがわる窓から外をのぞいているうちにあっという間に1周しちゃう。珍しく霧のかかっていないサンフランシスコ・ベイを渡る海風が気持ちいいのだ。

青空に白い塔。消火ホースのノズルの形だそう
クラシックなエレベーターは10人も入ればいっぱい。
そしておそろしく時間がかかるのだ
屋根のない展望台は
サンフランシスコベイを渡る風が気持ちいい
建物内部はサンフランシスコを物語る
たくさんの壁画で埋め尽くされている
ベイブリッジの向こうはオークランド
眼下に広がるサンフランシスコの街並みとその向こうに金門橋

Sunday, October 12, 2014

シカゴ・マラソン

10月第2日曜日は、恒例バンク・オブ・アメリカ・シカゴ・マラソン! 今年もお天気に恵まれて、いいマラソン日和になった。過去5年間走り続けたので、今年はちょっと休憩。久しぶりの「走らない」マラソンで、ワタシは初めて公式にボランティアに参加した。ダウンタウン16マイル地点の給水所にて、準備から飲み水を配布して片付けまで、朝7時から午後1時まで合計6時間のお仕事。レースに参加する4万5千人のうち、ほぼ全員が走り過ぎるのを見届けたというわけだ。最初にやって来る車いすランナーのパワフルな走りや、トップ集団の目を見張るような速さ、そして最後尾を意味する大会公式車が行き過ぎたあとも走り続けるチャレンジャーたちなど、いつもは見られない光景を目の前で見ることができた。ここに来るまでそれぞれのランナーにそれぞれのドラマがあるのだなぁと思うと、ひとりひとりが愛おしくなっちゃう。そして、忘れてはならないボランティアの存在。この人たちあってのレースなのだということも、今回は身に染みてわかっちゃった。この経験を胸に来年はまた走りたいです。変化に富んだ29のユニークな地域を駆け抜ける楽しいコース設定と、途切れることなく声援を送り続けるシカゴの人々。やっぱりシカゴって最高!

ウォーター・カップはレースが始まる前にすべて準備する
準備が終わった5段重ね、圧巻のカップを前に記念撮影
最初に来るのは車いすランナーたち。
この漕ぎ方で42キロ走る上半身の強さってはかり知れない....
迫力のトップランナーたち。
こういう人たちは飲み水を受け取りません、当然だけど....
カップはひとつひとつ、ひとりひとり手渡しして声援を送ります
カップを受け取るほとんどのランナーは
「サンキュー」のひと言を返してくれる
16マイル地点は半分を過ぎてもまだまだ先の長い場所。ガンバレ〜!
片付けもボランティアの仕事。人数も多いし、
システマチックによく管理されているのであっという間に片付く。
さすがは4万5千人規模、37年の歴史を持つシカゴマラソンだ!


Friday, October 10, 2014

ジュリアス・マインル・カフェ

もう10年以上も前に訪れたヨーロッパの古くてとても感じのいい街ウィーンが、コーヒー文化の息づく街として名高いというのは帰って来てから知ったことなのだけれど、赤い帽子をかぶった男の子の可愛いロゴに惹かれて印象に残っていたジュリアス・マインルというカフェ。そのロゴをウチそばで見つけた時は、ホントにビックリした。150年にもわたる歴史あるウィーンの老舗コーヒーショップが、アメリカにたった2軒だけ支店を持ち、その2軒ともなぜかシカゴ。美味しいコーヒーと、ヨーロッパにいるみたいな雰囲気が気に入って、ワタシが大好きにしているカフェのひとつである。ここでは日本のように、コーヒーと一緒にグラスに入ったお水が出て来る。そして一緒に出て来るさくっと軽いシナモン・クッキーのさりげない甘さもウレシイのだ。

せっかくだからウィンナー・コーヒー!
モダンだけれど、コーヒーショップらしいダークなウッド調の
落ち着いた店内は、濃厚なコーヒーのいい香りに包まれている
コーヒー豆やお茶の種類もたくさん。
カップやコーヒー缶などブランド小物もかわいい
昔の広告ポスターのレプリカかな。
壁を飾るレトロなアートもいい感じ

Saturday, October 4, 2014

酒・テイスティング

イリノイ大学ジャパンハウスのファンドレイザーで、お酒のパーティに参加した。松田さんという日系人のシェフが以前シャンペーンに住んでいたという関係で、会場はシカゴの日本食レストランAni。食事はフレンチレストランなどでよくあるワイン・テイスティング・ディナーと同じように、日本食コース料理の一品一品に日本酒がペアリングされている。お刺身にはさっぱりめの純米吟醸、焼き魚には辛口、薄味の野菜料理にはちょっとクセのある生原酒といったような組み合わせ。お酒の販売会社から来た日本酒ソムリエさんが、日本人でもこれだけの説明はムリと思うくらい、それぞれのお酒について深〜いウンチクを披露してくれた。わかっているんだかどうかは?としても、真剣に話を聞きながら、しかもメモをとったりもしながら、日本好きお酒好きのアメリカ人のみなさんはホントによく飲む。日本人だというだけでいろいろ質問されるけれど、ワタシはそれほど飲めないし、知識もないしで、困った困った。こういう場所に行くにはもっと勉強しなくちゃいけませんね。今日のディナーのお代の半分は寄附としてジャパンハウスへ。お酒も含めて、様々な日本の美しい文化を紹介するために役に立つならウレシイね。

一期一会(One Life, One Opportunity)と題した
ファンドレイジング・イベント
シカゴのリンカーン・アベニュー、
レストラン兄にて
白人のソムリエさんが蕩々と語るお酒のウンチクは
日本人的にはちょっと不思議な感じ
兄レストランのクーラーに並ぶ日本酒の数々
おみやげにいただいた「一の鳥居」は静岡のお酒

Wednesday, October 1, 2014

ポリオ・ウォーク

シカゴに移って来た当初から、仕事でずっとそのキャンペーンのプロモーションに深く関わっているポリオ撲滅運動。このポリオ(脊髄性小児麻痺)というウィルス性の恐ろしい病気は、現在のところアフガニスタン、パキスタンとアフリカの一部を残して全世界から99パーセント消滅しているのだけれど、残り1パーセントを消し去るための最後のひと押しの支援金集めキャンペーンが今まさに進行中。今日はその啓発と推進のために、スタッフみんなで昼休みにエバンストンの街を歩いた。お天気のいい秋の柔らかい日差しの中、紅葉を眺めながらの1マイル。いいことをしているっていう気持ちは人を優しく見せるのね、みんないい笑顔。この笑顔が、世界の子どもたちから苦しみをひとつなくす力になりますように!


Tuesday, September 30, 2014

カフェテリア寿司

まさかアメリカにいてこんな日が来るとは。会社の社員食堂で寿司である。しかもこのスペシャル寿司デー、ひと月に1回はある人気のイベントで、寿司バーの前はそこだけ長い行列ができる。カリフォルニア巻き、アラスカ巻き、エビ天巻き、スパイシー・ツナなどの巻物だけで、さすがに握りはないけれど、板前さんふたりがその場で作ってくれる寿司はそんなに悪くない。まぁ、別物だと思えばコレもなかなか美味しいのだ。でもこれが日本の寿司だと大半の人に思われてしまうのは、ちょっと問題だなぁ。ワタシもこういうのに慣れてしまう前に、日本のホントの美味しいお寿司を早く食べに帰らなくっちゃ。

看板のようなお寿司はありません。写真はイメージです
しかも手袋して握ってるし....
それでも辛抱強く並んで寿司を買う人々
サーモン+アボガドのアラスカ巻きと
クランチー・エビ天巻きのスパイシー・マヨがけ。
お味噌汁がついてスペシャル・プライス$9.25。
はっきり言ってぼったくりでしょう(泣)