Saturday, April 23, 2016

The Brazen Head

17世紀創業というダブリン市内で最も古いといわれるパブ The Brazen Head。昔は旅行者や商人が滞在した宿だったそうだが、現在宿泊はできず、パブとレストランだけ。世界でいちばん美味しいギネスが飲みたかったらここに行けと、ローカルが絶賛する店である。歴史を感じさせる店内は大勢の人で賑わい、入り口のゲートをくぐった中庭のパティオも雰囲気のいい寛げる空間。カフェオレ色のクリーミィな泡を乗せた琥珀のビールが、古い煉瓦と石畳みにマッチして、とってもいい感じなのだ。

1198年創業って....
「いい国(1192)つくる、鎌倉幕府」だったっけ!?
想像を超える古さです....
ゲートをくぐって入って行くとステキなパティオ
いい雰囲気の店内も賑わっています。
テレビ中継はサッカー!
パティオもいい雰囲気。
ここではアイリッシュ・ミュージックもやるそう
現在はホテルではないそうだけれど、
ホテルのほうの建物は現在はレストラン
アイルランドのパブには必ずいると言われる
寝てるおじさん
クリーミーな泡と、ちょっぴり苦みのある
澄んだ琥珀色のギネス。旨い!

キルメイナム刑務所

キルメイナム刑務所は、ギネス・ストアハウスと並んで、ダブリンで最も人気のあるツーリスト・アトラクションのひとつだそうで、シカゴにいるアイルランド出身の友人からぜひ行くように言われていた場所。ビール・アミューズメントパークの脳天気なツアーとはうって変わって、ここでは、英国の支配下で搾取され苦しめられ続けたアイルランドの、激動の歴史を感じてちょっとしんみりとする。ここは、独立を目指して武装蜂起し、弾圧された、アイルランドのリーダーたちが収監され処刑された場所。現在はミュージアムとして公開されていて、ガイドツアーは独房や刑務所内に併設されたチャペル、要人が扱われた部屋、処刑場などを順にまわる。ここで教えてもらわなければ知り得なかったアイルランドの悲しい歴史に触れることができた。失敗には終わったものの、国民の独立への機運を高めるきっかけとなったイースター蜂起のリーダーたちがここで処刑されたのは、今からちょうど100年前の1916年。そして、そのリーダーたちが自国の独立を見ることなく命を落としたこの場所は、ダブリンの愛国者たちにとって聖地といってもいいんだそうだ。そんな場所に観光客がカメラを持ってドヤドヤと押し寄せちゃっていいものなのかなぁと思うけれど、セント・パトリックス・デーであれだけ飲んで大騒ぎする人たちの心の源にある、自らが戦って勝ち取った正義への誇りを垣間見たひとときだった。

現在は博物館となっているこの建物は、
映画の撮影にもよく使われるそうで、
そういえばなんとなく見たことがあるような気もする
広い吹き抜けの広場を囲んで、独房が並ぶ
独房内部
イースター蜂起の指導者のひとり
ジョせフ・プランケットの妻の独房。
アーティストだった彼女の残した壁画がある
処刑場の写真を撮るのはさすがに抵抗があり....
これは処刑場の広場を囲む高い壁。
石の重厚な造りが歴史の重さと相まって、言葉を飲み込んだ一瞬

Friday, April 22, 2016

トリニティ・カレッジ

街の中心にあるトリニティ・カレッジは、1500年代に英国エリザベス女王によってつくられた由緒ある大学。「ガリバー旅行記」のジョナサン・スウィフト、「ゴトーを待ちながら」のサミュエル・べケット、「幸福の王子」のオスカー・ワイルドなど、アイルランドの著名な作家を多く輩出している。でもここで最も有名なのは、スコットランドからバイキングを逃れて避難してきた修道僧によって8世紀頃に描かれたと言われる聖書の写経「ケルズの書」 「世界で最も美しい本」とされる国宝なので、興味があるとかないとかは別として必見なんだそうだ。

 で、自称仏教人のワタクシ自身は「ケルズの書」にはあんまり興味がなかったのだが、この書の展示されている図書館階上のロングルームと呼ばれる書庫に入ってみたくて、ここを訪ねた。アイルランドの最も古い本が20万冊所蔵されているというロングルームは、その名の通り細長い造りのホールで、中央通路を挟んで両側、アーチ型天井に向かってびっしりと古い本の並ぶ光景は圧巻。ジョージ・ルーカスがスターウォーズの中で、コンピュータグラフィックスで再現したのはこの図書室。ハリーポッターでも使われている。どうりでどこかで見たことがあるような気がするわけだ。でもこの空気感は映像だけでは伝わらない。ひんやりとした空気に古い本の匂いが心地良く、いつまでもこの場に座っていたくなる、そんな場所である。

街の中心にある大学は、ゲートをくぐると繁華街が一転、
静かでアカデミックな空気になる
The Old Libraryと呼ばれる図書館の外観
ロングルームもやっぱり、観光客でいっぱい
床から高い天井までびっしりと古い本の並んだ書庫の棚は圧巻
2階の書庫に上がる螺旋階段もステキ
書庫の本棚の横には、
トリニティ・カレッジに関連した人物の胸像が整然と並ぶ。
アイルランド国章のモデルになっている
アイルランド最古のハープ
「ブライアン・ボルーのハープ」
そういえばギネスのロゴもこのハープ

テンプル・バー

ダブリンで最も賑わっている一角テンプル・バー。パブやレストランが軒を連ね、路地を入ると、劇場、ギャラリー、コンサートホールなど、ダブリン文化のエネルギーがいっぱい。ここは18世紀以前には港の税関があり、商人や船員たちが立ち寄るパブなどが集まる活気ある地域だったそうだけれど、税関の移転とともに寂れてしまい、その後1960年代、老朽化したオンボロ家屋に貧乏アーティストたちが住み着くようになって芸術村として発展したそうだ。現在では、パーティ族と観光客のメッカで、週末に開かれるバチェラー/バチェレット・パーティの数は600にも上るとか。夜が更けるとともに酔っ払い観光客を相手にギネスの値段をどんどん吊りあげる悪質バーも多いそうで、あんまり飲みには行かないほうがいいよとはガイドさんの忠言。ちなみに、テンプルとは、この土地一帯を所有していたテンプルさんの名前から来るそうで、テンプル・バーとは、テンプルさんの地域という意味。神聖な響きのある「テンプル」という言葉とは何の関係もないそうです。

18世紀以前からという古い石畳に
歴史を感じるエリア
真っ赤なストアフロントがかわいいパブ
観光客はよく勘違いするそうだけれど、
テンプル・バーとはこの歓楽街全体を指す言葉で、
このバーのことではないとのこと。
たまたま同じ名前のバーがこのエリアにあるというだけなんだそう
テンプル・バーのテンプル・バー前は、観光客でいっぱい
小さな路地に入っても飲み屋、また飲み屋
上を見上げても、パブのネオン管がそれぞれかわいい

Thursday, April 21, 2016

ギネス・ストアハウス

アイルランドといえばギネス。そしてダブリンに行ったら外せないのがギネス・ストアハウス。工場見学をするのだとばかり思っていたら、どちらかといえばギネスをテーマにしたアミューズメント博物館。ギネスの原材料や製造方法、ダブリンの街とともに発展した会社の歴史、歴代の広告アーカイブやコマーシャルに使われたマスコットたちなど、ギネスにまつわる様々なストーリーが楽しく展示されている。そして、香りを感じる出来たてビールの正しい試飲と、ギネス・アカデミーと呼ばれるバーでの正しいギネスの注ぎ方実習。盛りだくさんのツアーには、1パイント ・フリーのギネスも付いてくる。古い工場の内部を改造した煉瓦造りの建物は趣きがあり、最上階の窓からはダブリンの街が一望できる。また、眼下には黒ビールの代名詞とも言える世界に広がるギネスの製造を一手に賄うセント・ジェイムス・ゲイト醸造場の広大な工場が。全てのギネスはここで造られる。つまりここで飲むギネスが世界で最も新鮮だというわけだ。美味しいはずです!

入り口にあるギフトショップ。
ギネス関連の様々なグッズやダブリン土産が充実の品揃い
デジタルとアナログ、ハイテクとローテクを織り交ぜて、
エンターテイニングな展示内容
出来たてのビールの香りを冷気で感じる装置
ギネス・アカデミーでの注ぎ方実習
最上階のバーからは360度ダブリンの街が一望できる。
眼下には、世界のギネスを一手に賄う広大なギネス工場
ギネス・ストアハウス内にあるレストラン。
昔のポスターと、古いタイル壁がレトロな雰囲気
生牡蠣とギネスというのは最高の組み合わせなんだそうだ。
ギネスのクリームソースで和えたムール貝も美味しい
広大な工場のあちこちにある出入り口。
ゲートは全てこのデザインに統一されている。
黒光りする木の扉と金色のロゴが
洗練されていてカッコいい
輸送手段が列車だった頃の面影、石畳に線路の跡
工場のある一帯にいくつも見られる巨大なレンガの壁。
気の遠くなるようなレンガの数だ

Tuesday, April 19, 2016

ダブリン到着

仕事の関係上、ダブリン宿は街から少し離れた海に近い住宅街。 静かでおだやかな遠浅の海に面した夕方の 街を散歩してみる。小さな駅とかわいい商店街。「シカゴからいいお天気を持って来てくれた」と喜ばれたくらい、この時期のダブリンにしては珍しい晴天だそう。人の少ないのんびりとした光景に、長いフライトの疲れが癒されるのだ。
石造りの古い建物が並ぶ住宅街の一角
ダブリンの中心から少し南。アイルランド東海岸は遠浅の海が広がる
海岸に沿ってダブリンの中心に向かう郊外電車。車両はやっぱり緑!
海岸と鉄道に沿って緑の豊かな遊歩道と公園が続く。
シャムロックのクローバーを探したけれど、
どこにも見当たりませんでした。
駅前のThe Old Punch Bowl
100年を超える歴史を持つ老舗パブ
いかにもな感じの店内に感激!
素朴なパブ料理、ミートボールとフレンチフライ。
味も素朴で暖かい

エア・リンガス

毎年緑の川を見る度に、一度行ってみたいと思っていたアイルランド。その緑の国に念願かなっての初上陸となりました。シカゴからのフライトは、初体験のアイルランド国営航空エア・リンガス。シカゴはニューヨークと並んでアイルランド移民が多い都市で、移民の全盛期から100年を過ぎる今も両国に親類のいる人は多く、そんなことも関係するのか、毎日飛んでいる直行便は満席。機内のインテリアはもちろん、フライト・アテンダントの制服から食事のトレイまで、全てが緑。機体についたシャムロックもかわいい!

Welcome to Aer Lingus!
ウィングの先端に付いたシャムロックがかわいい!
座席のクッションもフライト・アテンダントの制服も緑
エコノミークラスのディナー・プレート。
アクセント・カラーの緑が可愛い
到着間際。軽食のお弁当箱ももちろん緑!

ターミナル5

いつもはアメリカや日本のキャリアにしか乗らないので、まず訪れることのないオヘア空港国際線専用ターミナルのターミナル5出国ロビーに初めて足を踏み入れた。オヘア空港って、大空港のわりにはレストランもショッピングもなんかぱっとしないなぁといつも思っていたのだが、国際線客だけにターゲットを絞っているターミナル5は比較的いいかも。デューティ・フリーも大きいし、長時間待ちにも耐えられるレストランも充実。ちょっと主要外国並みに近づいて来たか。でも、成田やシンガポールに比べたらまだまだだなぁ....

他のターミナルには見られない
充実したデューティ・フリー・ショップ街
Lettuce Entertain Youのレストランがたくさん入ったフードコートも
広くて明るくて気持ちがいい

Saturday, April 16, 2016

お花見・イン・シカゴ

熊本を中心とした一連の地震で犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。少しでも早く地震が落ち着き、おだやかな日常が戻って来ますように。

ところで、シカゴはつい2〜3日前まで雪が降っていたかと思ったら、いきなりこの週末は25℃。まったくこの国には、ほどほどってものがない。しかし、太陽ってこんなだったのね〜。さわやかで、まぶしくて、おだやかで、もうこれ以上は何もいらない、って感じ。そんな中、友人宅の桜が満開になったとのことで、急遽お花見。春のお寿司とランチ・シャンパン。桜餅に水ようかん。冬疲れの残るなまっちろ〜いお肌に、少々日差しがキツかったけれど、シカゴでも立派にニッポンのお花見です!