Wednesday, May 30, 2012

手榴弾

ウチの数件先のアパートメント・ビルディングが今日ニュースになった。第2次大戦中の手榴弾が3コ、それもまだ使える状態のまま地下室で見つかったそうで、警察と消防が駆けつけ、回収する間両隣り合わせて3軒の住民が避難させられるというちょっとした騒ぎ。アパートメントのオーナーの亡くなったお父さんが第2次大戦中日本に駐留した兵隊さんで、戦後に戦利品として持ち帰ったものを、息子が大事にとっておいたらしい。物騒な話ではあるけれど、そんな歴史的なものがこんな普通の住宅の一室にまだ新品のまま残っていたなんて、ちょっとクールな感じもしなくはない。爆発物処理班が回収した手榴弾は安全な場所で専門家によって解体され、永遠に歴史の彼方に葬られるのだそうだ。それにしても、飛行機に乗るには体も所持品もX線を通して、ジャケットや靴まで脱いで身体検査される今の時代からは、考えられないおみやげが持ち帰られものだわね。

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