Friday, May 18, 2012

NATOな週末

上空をヘリがぶんぶん飛び回り、この週末のシカゴはNATO首脳会議を迎えて大変な騒ぎ。オバマ大統領を始めメルケル独首相やオランド仏大統領など、28か国の主な首相が今この街にいるんだそうだ。そしてさらに注目を集めているのはOccupy Wall Streetを始めとする大規模な抗議活動とそれに備える警備体勢のものものしさ。ダウンタウンではすでに何件かのデモ隊と警察の衝突もリポートされているようだ。でも、今ひとつわからないのは、人々が何に抗議しているのかということ。ある人はNATOの国々が戦争にお金を使い過ぎることに抗議し、ある人は国民の住宅を差し押さえるためのアメリカの金融機関や銀行の政策を非難して、また別の人は大企業を優先するがために起こる資源のムダ使いに対して怒っている。結局のところみんなで集まってメディアの注目を集めること自体がアトラクションになっていて、デモを導く強力なリーダーもいなければ、明確なビジョンもないように見える。あくまで、わたしの意見だけれどね。しかも、抗議者たちのほとんどはシカゴの人ではなくて、よその街から来ているらしいから、総力結集のシカゴ警察も大変だ。おかげで警察力が手薄になってるデモ以外の場所で、ヘンな事件が起こらないことを祈るばかりである。夕方、自宅の破れた網戸を修理するためにホーム・デポーで買い物をしていた友人。抱えていた網を指さして、デモに行くのかと聞かれたそう。行かないでしょう、普通は。

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