Tuesday, February 12, 2013

ディクシー・キッチン

今日はファット・チューズデー(太っちゃう火曜日?) キリスト教カトリックの、肉食を禁じ食事を制限して快楽を自粛する「四旬節」が始まるアッシュ・ウエンズデーを明日に控え、派手なパレードや仮面舞踏会などを催して、最後の豪華な食事と祝宴を楽しむ日なのだ。その代表的なお祭りが、世界的に有名なリオのカーニバルやニューオーリンズのマルディグラ。カーニバルの歴史は1723年、マルディグラは1699年にまで遡るというから、かなりの伝統行事である。

そんなマルディグラにちなんで、今日のランチはエバンストンのニューオーリンズ料理ディクシー・キッチンへ。バイユーと呼ばれるアメリカ南部ミシシッピ湿地帯の、1930年代フィッシング・ショップを模した(たぶん今でもそんなに変わらないとは思うけど)インテリアと、ケイジャンやクレオールなど南部の代表的料理が人気レストランである。決して豪華でも仮装をして大騒ぎするでもないけれど、ファット・チューズデーに因んでか、人気レストランはいつにも増してすごい行列。中にはマルディグラの仮面をつけているノリのいい人も。南部の料理はコンフォート・フードと呼ばれるだけあって、レストランで食べてもどことなく家庭料理っぽい。大きいお母さんが、お肉やバターをたっぷり使って豪快に料理した、って感じなのだ。サイドで出てくるパンケーキやコーンブレッドなどもとっても素朴で美味。カロリーのことを考え始めるとコワいけれど、ファット・チューズデーってくらいだから、ね。でもじゃぁ、明日から節食するかって言われると、返す言葉もないですけれど….

ランチスペシャルのミニ・サザン・サンプラー。
ガンボ(左上)ジャンバラヤ(右上)レッドビーン・ライス(手前)の
組み合わせは、どれもニューオーリンズの代表的料理。
ニューオーリンズ名物の揚げパン、ビニェットは粉砂糖がた〜っぷり。
昔ながらのアメリカンな看板や
古い釣り道具のデコレーションでいっぱいの店内

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