Monday, April 27, 2015

Cozy Noodles n’ Rice

ウチのすぐ近くのCozy Noodles n’ Riceは、とてもラブリーなタイ系アジア飯のお店。日本のラーメンがこんなにブームになるずっと前から、安くておいしいアジアの麺類を食べさせてくれることで、ずっとお世話になっている。そしておいしい食事もさることながら、このお店の最大の特徴は、小さい店内に所狭しと飾られたおもちゃの数々。たくさんのブリキのモデルカーや、50~60年代レトロな広告看板の復刻版が壁一面に飾られていて、こういうものを蒐集する愛好家にはきっと垂涎モノ!? 等身大のエルビスやスーパーマリオもいるし、リグレー・フィールドのすぐそばという場所柄、野球選手のフィギュアもたくさん。店内に一歩を足を踏み入れれば、まるでおもちゃの国に迷い込んだような愉快さに、誰だって微笑んでしまうのだ。

まるでおもちゃ箱をひっくり返したような楽しい店内
カブズの選手のフィギュアやサインポールもずらり
各テーブルはアンティークのミシン台で出来ている。
タイルのモザイクを貼ったテーブルトップは手作り
しつこいようだけれど、シカゴはまだホントに寒くて、
そんな日にはヌードルスープがカラダに優しい
外観もどことなくおもちゃっぽい

Sunday, April 26, 2015

藤間流シカゴ

シカゴ日系人会館で行われた日舞藤間流のパフォーマンスを観に行った。シカゴの藤間流グループを率いる藤間秀之丞先生はこの地で日舞を教えて38年。立派な先生にこんなことを言っては失礼になるかもしれないけれど、ワタシにとってはとてもチャーミングな飲み友だちでもある。そしてワタシも時々診てもらっている日系人フィジカル・セラピストのリカちゃんも、ここのダンサー。リカちゃんなどと気軽によんでいるけれど、この方も藤間淑之丞さんという立派な名取りの先生なのだ。2演目で構成された今日のパフォーマンスは、「老松」という男性の舞をリカちゃんが、「あやめ」という女性の舞を男性の藤間先生が踊るという、ユニークな試みで楽しませてくれた。メキシコやポーランドや韓国などに比べると、シカゴにおいては極めて小さい日系人コミュニティで、こうした伝統芸能を継承していくことは、資金集めや運営面、そして後継者の育成などとても大変な事だと思う。それでも誰かが続けていかなければ途絶えてしまうわけで、アメリカの大都市の片隅で、こんなふうに地道に真面目に取り組んでいる人たちには本当に頭が下がる。異文化の理解は世界の平和に必ず繋がっていくはず。そう信じてこれからも応援していきたいと思うのだ。

リカちゃんこと、藤間淑之丞先生の男の舞「老松」
シカゴで38年、グループを率いて伝統芸能を継承する
藤間先生が舞う「あやめ」

ジャクソン・パークの桜

Where To Find Cherry Blossom Trees In Chicago This Spring」に書いてあった産業科学博物館の南側にあるジャクソン・パーク。120本の桜の木があるというので、見事な満開になっているかと思って散歩がてら行ってみたのだけれど、意外とぱっとしなかった。残念。その前の週には30℃近くにもなるかという夏のような好天だったのが、先週1週間はほとんどが氷点下に近い冬の気温で、みぞれまじりの冷たい雨も降ったりと、こんなシカゴのお天気では桜もどうしていいかわからず、困っているうちに中途半端なまま散ってしまうのだろうか。結局シカゴには春らしいお天気というものはなく、夏と冬が交互にやって来ながら夏になっていくわけなのだ。そんなことを、シカゴ在住13年目にしてまた思い知らされた、そんな春の1日でした。

産業科学博物館の南側に広がるジャクソン・パーク。
大きな池に沿ってぐるりと桜が植えられています
こちらはウチのすぐ近所で見つけた桜の木。
小さいながらなかなか見事な満開ぶり

Saturday, April 25, 2015

サルの里親になる

去年の秋にはるばる愛知県の犬山動物園からリンカーンパーク・ズーにやって来た8匹のニホンザルについては、このブログでも以前に何回か紹介したけれど、この度、動物園の「ADOPT an Animal」というプログラムを通して、このおサルさんの里親になった。遠く故郷を離れ、水や空気や言葉さえ違う見知らぬ環境で、外国人を相手に仕事をしななければならない生活にはストレスも多いことだろう。里親の中に同郷の人間がいると思えば、サルも少しは心強いはず。そして、この子たちのことを思えば、ワタシ自身もがんばれるというものだ。動物園からは立派な里親証明書と、アドプトした子の写真とぬいぐるみが届いた。これからもちょくちょく会いにいかなくちゃ。


Thursday, April 23, 2015

韓国焼き肉

久しぶりの韓国焼き肉! ホントに久しぶりに行ったSan Soo Gab San(山水甲山)は、内装がきれいになって、ぶっきらぼうだった店員さんたちにも微笑みが見られ、前よりちょっとアップグレードした感じ。それでも、豪快なお肉の量とうれしくなるくらいバラエティに富んだたくさんのサイドディッシュは以前のまま。4月になっても全然暖かくならないシカゴの冬空に、本格炭火がうれし〜い!

これよこれ。このたくさんの小皿前菜がうれしい。
燃えさかる炭火に気持ちも高ぶります
やっぱ、カルビでしょ!

お昼休みコンサート

14歳の天才バイオリニスト・ジュリアン君が、今日ウチの会社の講堂でソロ演奏を披露してくれた。ウィスコンシン在住で、現在はミュージック・インスティチュート・オブ・エバンストンで学ぶこの音楽少年は、様々な国際コンペで勝ちまくり、ウィスコンシン室内楽オーケストラやミルウォーキー交響楽団などでソリストとしても演奏しているそう。今日はバッハやブラームスやヘンデルなどを45分間。まだあどけないいかにも繊細な見かけとは裏腹に、リッチで力強い音色は観客を魅了し、最後はスタンディング・オベーション。これからが楽しみな少年だ。こんなコンサートが会社の昼休みに無料で聴けちゃうんですよ。これもまたリッチな昼休み!


Wednesday, April 22, 2015

Earth Day

4月22日は「Earth Day」 ウィキペディアで調べてみると、けっこう昔からある記念日のようだけれど、よく聞くようになったのはここ数年。社会の一般的な関心として環境問題が注目されるようになって、企業がコーポレート・レスポンシビリティを強調するマーケティングに利用し始めたことが、この「地球環境について考える日」を広めるきっかけになったんだと思う。ウチの会社では、今日は大きなペーパーシュレッダーのトラックがやって来て、捨てたいけれど個人情報が含まれたりしていてなかなか捨てられない書類を、一斉に切り刻んでリサイクルに回してくれるというサービスが行われた。また、もう使わなくなったけれど処分できずにいたコンピュータや電子機器を集めて、まとめてリサイクルに回してくれるというサービスも。こういう行事があると、ファイルキャビネットの中や仕事部屋が片づきます。地球環境を考えながら身の回りの整理。ひとりひとりの小さな行動が大きな力に繋がることを意識させてくれる、いい記念日だと思うのだ。

集まる集まる、大量の古い電子機器。
中味のデータの消去はもちろん自分の責任でね。
こちらはシュレッダー・トラック行きのゴミ箱。
鍵かかっているので、トラックに行くまでの間に
盗まれたり見られたりするる心配もなく安心。

Sunday, April 19, 2015

ベイビーシャワー

そして、先週末に準備したダイパー・ケーキを披露するベイビーシャワーの日がやって来た。もうすぐ生まれてくる赤ちゃんをテーマにしたこのパーティは、大抵は日曜日のブランチ時に行われる。今日は、6月と8月にふた月違いでパパとママになる友人夫妻2組をまとめてお祝い。ひと組は男の子が生まれて来ることがわかっていて、もうひと組は生まれて来る日までサプライズ。そんなわけで、テーマカラーはブルーと黄色の優しいパステル。ゲストが持ち寄ったたくさんのプレゼントをお腹の大きな主役のふたりがひとつひとつ開けるたびに、キュート! ラブリー! の声とため息の嵐。みんなからの愛情のシャワーをたっぷり浴びて、健康で優しくきれいな赤ちゃんが生まれてくることを祈ります!

先週作ったダイパー・ケーキがテーブルを飾る。
解体後のおむつはおむつとしてちゃんと使えます
こちらはブルーのテーブル
日曜日のブランチらしく、
食事はキッシュやフルーツサラダなど
赤ちゃんをテーマにデコレーションしたケーキ
大きなお腹を自慢するふたりの妊婦さん
日曜日の午後のパーティは
贈り物とおいしい食事に囲まれてまったり
プレゼントのオープンは、ベイビーシャワーのハイライト!

Saturday, April 18, 2015

所用があって訪れた今日のシャンペーンは、夏のような暑さ。2週間前に来た時とはうってかわって、いろいろなものがいっせいに芽吹き、街も人もカラフルだ。ジャパンハウス入り口の桜並木もちょうど満開。週末とあって多くの観光客が桜の下で写真を撮ったりしていて、ジャパンハウスもたいへんな賑わい。短い期間にぱっと咲いてぱっと散る、華麗だけれどはかない命に美を見いだすのは日本人独特の感覚なんだと思っていたけれど、そんな文化がアメリカにも根付きつつある。「Where To Find Cherry Blossom Trees In Chicago This Spring」なんて記事もあるくらいで、桜=日本という専売特許もそろそろ手放す時なのかなぁ。

そしてシャンペーンからシカゴへの2時間半の帰り道、運転席前のダッシュボードについた外気温の数字はぐんぐん下がり続け、26℃からなんと7℃に! やれやれ、シカゴはまだ冬だ。でも、この寒さのおかげで、シャンペーンよりはちょっと長く桜が楽しめるかも! 来週は身近なシカゴで桜を探してみよう。

青空にピンクの花が鮮やかに映えて。
ジャパンハウスに続く桜並木でポーズをとって撮影する観光客
ようやく開いた花たち。長い冬をよく耐えました!

Sunday, April 12, 2015

ダイパー・ケーキ

ひと月違いで予定日を迎えるふたりの友人のジョイント・ベイビーシャワーを来週末に行うにあたり、おむつのケーキを作った。紙おむつをひとつひとつ丸めて円形に並べ、2段3段と重ねてケーキのように組み立てる。間にベビーローションやベビーソープなどを入れ込み、おしゃぶりやよだれかけなどをぶら下げて、リボンやイラストレーションのついたカードなどで飾り付けて出来上がり。赤ちゃんが生まれたらケーキはばらして、おむつはおむつとして使えるという仕掛け。Diaper Cakeは、最近のベイビーシャワーには必須のデコレーションで、今回のワタシたちは独自に材料を買って来て作ったけれど、クラフトショップやAmazonなどでは製作用のキットも売っているらしい。久々のマーサ・スチュワート的クラフトな日曜日。バカバカしいけど楽しかった!

性別を知らないまま出産予定の友人用。
テーマ色は黄色
男のコが生まれることがわかっている友人用。
セロファンでギフトラップまで終わった状態

Friday, April 10, 2015

Blaze Pizza

ベルモントの駅前に、やけに繁盛しているピザ屋さんがあってずっと気になっていた。Blaze Pizza。ファーストフード店と言ってしまっていいと思うのだけれど、商品はひとり用ワンサイズのみ、皮の種類も1種類だけ。オーダーしてからトッピングを選んで載せ、窯に入れるまでは一連の流れ作業で、カウンターの反対側に並んだ店員さんたちのよく訓練された手際のいい作業のおかげで、オーダー開始から焼き上がりまではたったの5分! 焼きたての薄いパリッとした皮が美味しい。チーズやソースも比較的さっぱりしているので、ひとりで1枚ぺろっと食べちゃう。7ドル50セントでトッピングは無制限と、お値段もお手頃なのだ。なるほど、これは流行ると納得。シカゴのピザではワタシのベスト1、スパッカナポリにはやっぱりかなわないけれど、速さと便利さとこの味なら、ここもひいきにしちゃいそうだなぁ。

オーダー開始からチーズ、ソース、トッピング載せなどの流れ作業。
フレンドリーな店員さんたちの手際いい作業がお見事
窯の前で。カメラを向けたら入れ墨のお兄さんが
ちゃんとポーズしてくれました。忙しいのにありがとう!
テイクアウトもイートインもこの繁盛
モッツァレラチーズに、ズッキーニ、アーティチョーク、オニオン、
マッシュルーム、トマト、ガーリック、バジルをトッピング。
はは、欲張った!
こうしてみるとそんなに美味しそうにも見えないけれど、
でもなかなか美味しかったですよ

Sunday, April 5, 2015

カブズ、オープニング・ナイト

4月、そして今日はシカゴ・カブズのオープニング・ナイト! 良いお天気に恵まれ、日曜日ということもあって、今日のウチの周りは午後早い時間から1年振りの大賑わい。カブズの青いユニフォームを纏ったファンが飲んで騒いで一日中盛り上がっている。しかも対戦相手は宿敵セントルイス・カーディナルズなのだ。青い群衆の中にはちらほらとカーディナルズの赤も見え、おなじみの愉快な野次の投げ合いも聞こえる。野球のことはあんまりわからないけれど、この喧噪は大好き。いい季節がまたやって来た!


リンカーンパーク・ズーのおサルさん

すばらしいお天気に恵まれた週末なので、サルに会いに行った。去年の秋に愛知県の犬山動物園からリンカーンパーク・ズーにやって来たという8匹のニホンザル。8匹のためにしては大きすぎではないかと思うほど贅沢な造りのサル山は、動物園正面入り口を入ったプロムナード付近の一等地にある。岩盤浴用のヒーター付き岩山と露天風呂が用意され、映像などでよく知られる入浴シーンを見せることを期待されているのだけれど、どうも思惑通りには行かないらしく、おサルさんたち、お風呂には入る様子はないみたい。せっかくの温泉も今日はお湯も入っていなくて残念。それでもずいぶんアメリカの環境には慣れたらしく、ガラス越しに手を振る子どもたちに向かって愛想をふりまいていた。大変な好待遇で迎えられてはいるけれど、それでも故郷を遠く離れて外地で頑張るおサルさんたち。ストレスも多いと思うけれど、がんばってもらいたいものだ。

陽だまりでリラックスムードのおサルさん
ガラス越しの子どもたちの目の前まで
こうして愛想を振りまきに来てくれる
すっかり干上がってしまっている温泉。ちょっと悲しい....
園内一等地に造られたサル山。サル山の人だかり。

Thursday, April 2, 2015

四角い水

最近シカゴでもよく見かけるようになってきたポータブル飲料水のBOXED WATER。75%が再生可能な原料(つまり木)からできているという牛乳パックのような容器は、ペットボトルに比べて環境にうんとやさしい。もちろんリサイクル可能で、輸送もペットボトルやガラス容器に比べればはるかに効率的だ。白と黒のシンプルで目を引くパッケージデザインもすっきりとおしゃれ。全米6000の店舗で販売されているそうだけれど、パッケージはウィスコンシンで作られ、水はミシガン州グランドラピッズのフィルター向上で詰められているので、シカゴにしてみればローカルな飲料水と言える。容器からぐび飲みする時の姿が、ボトルに比べてちょっとカッコ悪いけれど、それは単に慣れてないせい? ペットボトルに変わってこんな商品がこれから主流になっていくかもね。


そしてこの水の会社では今、この箱に入った水の写真を「#Retree」のハッシュタグを付けてソーシャルメディアに投稿すると、1回の投稿につき2本の木をオレゴン州のDeschutes National Forestに植えるという「The ReTree Project」というキャンペーンをやっている。そんなわけで、ワタクシもツイートしてみました!↓