Sunday, April 26, 2015

藤間流シカゴ

シカゴ日系人会館で行われた日舞藤間流のパフォーマンスを観に行った。シカゴの藤間流グループを率いる藤間秀之丞先生はこの地で日舞を教えて38年。立派な先生にこんなことを言っては失礼になるかもしれないけれど、ワタシにとってはとてもチャーミングな飲み友だちでもある。そしてワタシも時々診てもらっている日系人フィジカル・セラピストのリカちゃんも、ここのダンサー。リカちゃんなどと気軽によんでいるけれど、この方も藤間淑之丞さんという立派な名取りの先生なのだ。2演目で構成された今日のパフォーマンスは、「老松」という男性の舞をリカちゃんが、「あやめ」という女性の舞を男性の藤間先生が踊るという、ユニークな試みで楽しませてくれた。メキシコやポーランドや韓国などに比べると、シカゴにおいては極めて小さい日系人コミュニティで、こうした伝統芸能を継承していくことは、資金集めや運営面、そして後継者の育成などとても大変な事だと思う。それでも誰かが続けていかなければ途絶えてしまうわけで、アメリカの大都市の片隅で、こんなふうに地道に真面目に取り組んでいる人たちには本当に頭が下がる。異文化の理解は世界の平和に必ず繋がっていくはず。そう信じてこれからも応援していきたいと思うのだ。

リカちゃんこと、藤間淑之丞先生の男の舞「老松」
シカゴで38年、グループを率いて伝統芸能を継承する
藤間先生が舞う「あやめ」

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