ダウンタウンの一等地オハイオ・ストリートにそこだけ捨てられたように残っていた「東京ホテル&銀座レストラン」が「Freehand Chicago」という若者向けのヒップなホステルに生まれ変わったのは半年ほど前。機会があって中を見せてもらうことになった。怪しげで近寄りがたい雰囲気もあった「東京ホテル」が、実はこんなに広くてクラシックな雰囲気だったとは。ホテルの建築的な構造は全く変えずに、インテリアだけをモダンに改装したとのこと。言われてみてよーく見ると、うん、確かにいろいろなものが古いままだ。デザイナー泣かせのプロジェクトだったには違いないけれど、古いものをアーティスティックでモダンに見せる工夫があちこちにあり、人気の出そうなおしゃれなホテルになった。二段ベッドのドミトリータイプの部屋をたくさん用意して価格をおさえ、ターゲットは若者。値段が高いばかりのホテルがたくさんあるダウンタウンにあって、これは使えるのだ。地下に向かう階段周辺には、ちょっとだけ「銀座レストラン」の面影を偲ばせる「におい」が。時代とともに変わりゆく街の景色の中で、古くからシカゴを知る日本人が、ふとノスタルジアを感じる空気がまだそこにある。
以前はこんな感じだった。 閉店して久しい「銀座レストラン」には 1回だけ行ったことがあったけれど.... |
それがこんな感じに生まれ変わった。 「TOKYO HOTEL」の看板をデザインの一部に残しているのが面白い |
ペントハウス・スイートのリビング。レトロモダンないい感じ |
2段ベッドがふたつあるドミトリータイプの部屋。 グループで部屋をリザーブするプライベート・ルームと ベッドだけをリザーブするシェア・ルームの2オプションある |
ドアや床、柱などは東京ホテルの時のままだそう |
1階ロビー脇のカフェ&バー。 お酒もコーヒーも今風でおっされ〜 |
ラウンジも居心地良さげでしょ |
エレベーターホールのこの階段脇を通る時に ふと「銀座レストラン」の残り香が.... |
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