「絆」のイベントの一環として、開催されている写真展「Children of Tohoku」 仙台在住で被災状況を追い続ける写真家、宍戸清孝氏による被災地の子どもたちのポートレイトを集めている。写真パネルの隅に表示されたQRコードをスキャンすると、スマートフォンで被写体の子どものメッセージをその場で鑑賞できるという、今の時代ならではのインタラクティブな展示となっている。会場は、平日は州事務所のあるJames R. Thompson Centerとシカゴ市役所Richard J. Daley Centerのロビー。週末は一部ユニクロでも見ることができる。「将来は大工になって壊れない家を作りたい」「世界に先駆けた車を作る技師になりたい」「一日一日を精いっぱい行きたい」…. 幼くして目の前でたくさんの大切なものを失った子どもたちにとってのこの5年間は、大人たちのそれとは比較にならないほど長くて重かったことだろう。それでもじっとカメラを見つめ、笑みをたたえながら頼もしく将来の夢を語る姿に、こちらのほうが励まされて胸が熱くなる。
ユニクロの明るい店内に展示された写真の数々 |
ポートレイトの右下にあるQRコードをスキャンすると YouTubeのビデオメッセージがスマートフォンに現れる |
日本経済新聞社から提供された 震災後の被災地の写真も いくつか展示されている |
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