Sunday, March 6, 2016

「絆」追悼式

東日本大震災から今年で5年。「絆」は、震災の記憶を薄れさせず米国市民に被災後の姿を伝えつづけようと、シカゴ姉妹都市大阪委員会が中心となって、シカゴ日本国総領事館、日米協会、シカゴ日本商工会議所、ジェトロなどを巻き込んで震災後に立ち上がったプロジェクト。5年目の節目となる今年、追悼式にワタシもボランティアとして初めて参加した。会場は、世界一大きいティファニーのステンドグラスドームで知られるシカゴ・カルチュラル・センター。美しい会場には300人近い人々が集まった。「被災地の若者たちの未来」をテーマに組まれたプログラムは、仏教式の追悼法要に加えて東北の若者たちのビデオ・メッセージやシカゴの子どもたちによる歌の贈り物など、厳かな中にも明るさを感じるとてもいい式だった。「絆」関連のイベントは、東北の子供たちをテーマにした写真展、青少年交流、経済セミナー、自然災害の緊急対応と国際パートナーシップについてのパネルディスカッション、映画上映会など、シカゴ市内で2週間ほど続く。被災地からこんなに遠く離れた場所にも、「被災者のことを忘れはしない。より強い絆で友好関係を築いていく」という人たちがたくさんいる。そんなことを日本の人たちにも知って欲しい、そう思った一日だった。

巨大なティファニー・ドームで有名な
シカゴ・カルチュラル・センター。
壁のモザイクやクラシックなシャンデリアも美しい
ボランティアのユニフォームのTシャツはユニクロさんのご協力
シカゴ姉妹都市大阪委員会代表で、
「絆」イベント発起人の野毛洋子さんによるご挨拶
軽食も用意されたリセプションには300人近いシカゴの人々が集まった
会場に作られた祭壇は、
控えめだけれど機能的で美しい
シカゴ仏教会のNakai住職による読経
モンテソーリ・ランゲッジ・アカデミーの子どもたちによる合唱。
震災当時まだ生まれていなかった年齢の子もいて、
将来ここで歌ったことを思い出して
その意味を理解してくれる日が来ることを思うと頼もしい
会場に集まった人たち全員で、
震災の応援歌『花は咲く』を歌って締めくくり
2週間を通して様々な関連イベントが企画されている
「絆」プロジェクト

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