Sunday, April 3, 2011

東日本大震災 チャリティ・イベント (1)

シカゴ国際姉妹都市プログラムによる、震災のためのチャリティ・イベントに行ってきた。日本の大阪は、世界に数多くあるシカゴの姉妹都市のひとつで、シカゴで活躍する大阪出身のジャズ・ミュージシャン野毛洋子さんを中心に、多くの日本人や日系人ミュージシャンが、クラシック、和太鼓、ジャズなどの演奏を提供した。また、地元のレストランなども、立食のバフェやワインなどを提供していた。参加者は$50ドル~の寄付金=参加費を払い、それが赤十字を通して日本の被災者に送られる。30分ほど遅れて到着したシカゴ・カルチュラル・センターの大きな会場は、すでに多くの人で賑わい、みな久しぶりに会う友だちと談笑したり、小さな子どもたちが広い会場を走りまわったりと、熱気にあふれていた。参加者の中には、パット・クィン・イリノイ州知事や、リチャード・ダービン上院議員などの顔ぶれもあり、知事の「今日ここに集まったわたしたちは全員日本人です」という挨拶に拍手が割れ起こった。多くの人が談笑して動き回り飲み食いする中、音楽を聴くという環境にはほど遠かったけれど、日本からこんなに離れた場所で、1000人を超える日本人とアメリカ人が一緒になって、日本を想い被災地を想い、ひとつの場所で同じ時間を過ごす.... 素晴らしいことだと思う。そしてたくさんの寄付も集まったことだろう。短期間の間に準備をし、イベントを成功させた関係者の人たちの苦労に感謝したい。一夜明けた今朝のシカゴ・トリビューンには、音楽ジャーナリストのHoward Reich氏が「希望の瞬間は時に悲劇から生まれる」と、このイベントを評したけれど、まさにそんな言葉がふさわしい、いいイベントだった。届け、届け、この想い!

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