Saturday, September 29, 2012

Ravenswood Art Walk

ここのところずっといいお天気に恵まれていてちょっとコワいくらいな秋の週末、恒例のRavenswood Art Walkを訪れた。メトラの線路沿い、赤煉瓦の倉庫街は約100年前に造られたもので、今やどの都市にも見られるように、アンティーク・ディーラーのオフィスや、建築家やアーティストのスタジオ、イベントスペースとして再開発され、注目されるエリアである。Ravenswood Art Walkは、この街のアーティストが揃ってスタジオを開放するオープン・スタジオ・イベント。見学者は開放されているスタジオの入り口に書かれた番号にしたがって、各スタジオの作品を見て回る。広い倉庫や狭い廊下に所狭しと並ぶ、様々なジャンルとレベルの無秩序な作品たちの群れは、わたしにとっては母校ムサ美の芸術祭を思い出させる。歩いている人たちの雰囲気や服装もそれっぽく、なんだかとても懐かしい感じがするのだ。作品たちもさることながら、今ではとても手に入れることのできない味のある古い煉瓦や、内装に使われている無垢の材木の太いビームなど、倉庫街の建築はとても重厚でぜいたく。普段外からはとてもひっそりとしているように見える場所に、こんなクリエイティブな空間が広がっているなんてなかなか想像できない。秋のきりっとした青い空に黄金の木々と赤煉瓦が見事に映える、アート・ウォークには完璧すぎる1日なのだ。

No comments:

Post a Comment