Tuesday, May 21, 2013

オクラホマの竜巻

オクラホマ州の竜巻で、住宅や学校などが破壊され、広範囲にわたって壊滅的な被害が出ている。通り道にあたってしまった2つの小学校が巻き込まれ、少なくとも24人の命を奪い、うち7人は子供だとされる痛ましい出来事。がれきに埋もれてしまった人たちの救助作業は未だに続いている。

直径2マイル(3.2キロ)にも及ぶ巨大竜巻。平らな面積が広ければ広いほど摩擦が少なく、竜巻は巨大化するのだそう。そういう意味ではここアメリカ中西部は竜巻のメッカともいえ、竜巻を想定した避難訓練も今までに何度か経験した。竜巻が起きたら地下室に避難するか、建物の中央の窓のない部屋に駆け込むよう教えられている。そういえばシャンペインに住んでいた頃、仕事中に竜巻警報が出て、地下のない私たちのオフィスでは、女子全員で建物の真ん中にある女子トイレに駆け込んだことがあったっけ。イス(便器)がふたつしかないので、誰が座るかでひと揉めした記憶が。今となっては笑い話だけれど、ひとつ間違えば大被害にあっていてもおかしくなかったと思うと背筋が凍る。オクラホマは土質が硬いため、避難できる地下室を備えている家は少ないんだそうだ。「竜巻街道」と呼ばれるほど竜巻の多い地域なのに、なんとかならないものなのか。

オクラホマからはだいぶ遠いけれど、中西部の大平原を北東に上ればここシカゴ。ゆうべのシカゴも強風と雷のすさまじい嵐だった。大気の状態が不安定なのね。一夜明けた今日のシカゴは大雨の予想から一転して快晴だったけれど、やっぱり風は強い。寒暖の差が激しかったり、只ならぬ気象現象が起きたりと、昨今の地球はご機嫌が悪いらしい。優しく注意深く見守ってあげなければいけませんね。

オクラホマの竜巻に巻き込まれてしまった方々のご冥福を祈るとともに、がれきに閉じ込められたままがんばっている方々が、一刻も早く救出されることを祈ります。



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