全くもって5月とは思えないこの寒さ。5月の最後の週末、メモリアルデーの連休は、アメリカでは夏の始まりとされているのに、気温は相変わらずひとケタのままである。そんな中、今年もこの連休初日に恒例の
Soldier Filed 10 Mileを走った。シカゴ・ベアーズの本拠地であり、プロ・フットボールのスタジアムとしてはアメリカで最も古い
ソルジャー・フィールドは、もともとは国のために戦争で命を落とした兵士たちへの追悼メモリアルとして建設された。グレコ様式の巨大なコラムが並ぶ壮大で歴史的な建物と、現代建築のモダンな観客席を見事に融和させた美しいスタジアムは、シカゴ市民の自慢のランドマークである。Soldier Filed 10 Mileは、そのスタジアムの正面からスタートし、レイクフロントを10マイル走って、スタジアム内のフットボール・フィールド50ヤードラインでゴールする。大きなデジタルスクリーンに映されて、観客席からの応援を受けてのゴールは、毎年のことながらとっても気持ちがいいのだ。先月の
ボストン・マラソン事件の影響か、今年はセキュリティがいつにも増して厳しかったけれど、とてもよく組織され、待ち時間にも人の流れにもイライラさせられることのないこのレースは、数あるシカゴのマラソン大会の中でもワタシが最も気に入っているレースのひとつなのである。
|
歴史あるスタジアムに続々と集まるランナーたち |
|
フィールドの50ヤード・ラインに設けられたゴール |
|
スタート・ライン |
|
5月末とは思えない寒空のもと、
ダウンタウンのスカイラインを眺めて走るレイクフロント |
|
ゴールシーンは、デジタルスクリーンに映し出される! |
|
メモリアル・デーにちなんで、
現役の兵隊さんたちが完走メダルをかけてくれる |
No comments:
Post a Comment