Tuesday, October 29, 2013

Divvyレクチャー

夏の初めに登場して以来あちこちに次々とドックが出来て、今では市内に400箇所4000台の自転車を有する一大交通システムとなり、ブルーの自転車が走る街をシカゴの当たり前の風景にしたDivvy。最初の夏にして大成功な走り出しとなったこの新しい都市公共交通システムのネーミングとロゴなど、ブランド・アイデンティティに関わるデザイン開発のケーススタディ・レクチャーを今日は聞きに行った。わたしも長年モノ作りに携わっているので、開発の手法やプロセス関してはそれほど目新しい話は聞けなかったけれど、果てしなく繰り返される意思決定のそれぞれの過程で、ボツになって落ちていったたくさんのアイディアやスケッチを惜しげもなく見せてくれて、それがとても楽しい内容だった。常に忘れてはいけないことだけれど、ダメなアイディアというものは決して存在することはなく、どんなに使えなさそうな思いつきでも、どう工夫すれば使えるレベルにすることができるかを考えて考えて考え抜く、クリエイターとはそういう訓練の繰り返しなのだ。そんなことをあらためて思い出させてくれる、今日のプレゼンテーションだった。

最終候補の中でボツになったというネーミングのひとつ、B-Line
ロゴもいろんなスケッチがあったよう
オレンジというカラー選択もあったのね

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