Friday, October 18, 2013

イグデスマン&ジョー

イグデスマン&ジョー(Igudesman & Joo) のショーを観にCSOに行った。以前偶然に見つけたYouTubeの映像でバカウケしてしまったイグデスマン&ジョーは、ロシア人バイオリニストのアレクセイ・イグデスマンと韓国系イギリス人ピアニスト、ヒョンギ・ジョーによるお笑い音楽デュオ。元はクラシック出の音楽家ふたりの優れた演奏テクニックと驚くべきアレンジメントで、主にクラシック音楽をパロディにしたパフォーマンスを繰り広げる。今回のCSOでの公演はシカゴ・シンフォニー・オーケストラという強力なバックがついて、お笑いの中にも確かな技術の手応えがある楽しくて素晴らしいショーだった。そして笑った〜〜! 普段は堅くてマジメ〜なシンフォニーの演奏家たちも演奏しながら爆笑してたり、演出された振り付けにぎこちないながらにも楽しそうに取り組んでいたりと、会場全体は終始笑いの渦。日本にくらべてクラシック音楽がもっと身近なところにある欧米では、クラシック音楽を使ったギャグも豊富で、しかも何百年もたってる古い作品はみなパブリックドメインになっているのでコピーライトを気にせずにバンバン使える。こういうパロディには眉を寄せる人たちもいるんだろうけれど、音楽って楽しいよねって単純に思わせるそんなパフォーマンスは、どんなカタチであれやっぱり一流だと思うのだ。




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