Monday, October 21, 2013

耳を切った自画像

ゴッホがゴーギャンとケンカをして自分の耳を切ったという狂気の事件は有名な話だけれど、その直後に制作された自画像がなんと、泊まってるホテルのすぐ裏にあるというので見に行った。テムズ川沿いのサマセット・ハウス内にあるコートールド・ギャラリー。小規模ながらとてもステキなギャラリーで、ルノワールやセザンヌといった、所蔵する数多くの印象派絵画がサマセット・ハウスのクラシックな建築とマッチして、とても品の良い気持ちになれる美術館なのである。で、問題の作品 ↓ 狂気の事件のすぐあとにしては落ち着いた表情で、冷静さを取り戻しているように見える。でもこのあとすぐに精神病院に入ってしまうんだよね、この天才画家は。オランダ人の画家によってフランスで制作された有名なこの絵が、なんでこのロンドンにあるのかはもう少しちゃんと調べてみないとだけれど、予期せずに旅先で会えるとはラッキーでした! 

問題の作品。耳に包帯をしたゴッホ
こんな感じで他の印象派絵画ともにさりげなく掛かっている
この自画像のある部屋のデコラティブな天井
コートールド・ギャラリー、大理石の見事な螺旋階段
サマセット・ハウスのゴージャスなコートヤード。
この噴水は冬にはスケートリンクになるそう

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