Tuesday, October 4, 2011

吉乃川ディナー

新潟県長岡市の酒造「吉乃川」の社長さんが、日本人フレンチ・シェフのヨシさんとタイアップして、ステキなディナーの会を催してくれた。アペタイザーから始まってスープ、メインディッシュ、デザート、それぞれのメニューに合わせた4種類の日本酒と食後酒、計5種類のお酒をテイスティング。原酒、純米吟醸、大吟醸など、それぞれのお酒に関して社長さん自らが通訳付きで説明もしてくれた。ロブスターとマッシュルームのコンソメどびん蒸しスープに合わせたにごり酒は、アメリカ・オレゴン製「吉乃川」、デザートの後に出された食後酒は、コンペティション用に開発され市場には出ていないものだそう。フランス料理を日本酒に合うよう少しずつ日本のテイストを取り入れてアレンジしたヨシさんのお料理も絶品。35人のゲストがこの貴重な機会を楽しんだ。「吉乃川」酒造は創業450年で現社長は19代目。戦国時代から続いている家業ということになる! 国の歴史が200年そこそこのアメリカ人にはなおのこと途方もない年月に聞こえることだろう。アメリカ進出を狙って、こんな形で地道な市場調査を行っている19代目。伝統的な日本食に特化せず、ジャパニーズ・フレンチに目をつけたというのもなかなかユニークな視点かも。円高が今はちょっと大変だけれど、がんばってもらいたいものです。

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