Tuesday, October 18, 2011

ランニング・セミナー

1周期16週のマラソン・トレーニングのプログラムを真面目にこなしていくと、後半で必ず足や腰に痛みが出てきてしまうのは、ランニング・フォームが問題ではないかと常々思っていたところに、Fleet Feet SportsからGood Form Running Clinicというテーマのセミナーのお知らせ。シカゴ・マラソンも終わって一段落の、ちょうどいいタイミングだった。スポーツ店の2階の講義室で、パワーポイントを使った全体講義のあと、ひとりひとりのランニング・フォームをビデオで撮影して分析してくれる。わたしの欠点は、腕の動きが固まり過ぎていることと、かかとから足を着地させてしまうことなんだそう。肩を下げて腕をリラックスさせ、足の裏全体が均等に同時に着地するようにするともっとカラダへの負担が少なくなるということ。そうは言っても、くせになってしまっているカタチを長距離ランの中で変えようとするのはなかなか難しいと思うのだけれど、普段の走りの中で時々意識してカタチをリセットする練習の仕方などを教えてもらった。そして、どんなに速いペースで走る人も、どんなに遅いペースで走る人も、1分間に左右合わせて180歩で進むことを目指すといいのだそう。考えたこともなかったことなので、いったい自分が1分間に何歩使っているのか見当もつかないけれど、普通の人はたいていそれよりだいぶ少なく、180というのはかなり難しい数字なんだって。180歩を目指して走るようにすると、着地も自然に足の裏全体で降りるようになってくるというから、不思議~。今度走りに出る時には、万歩計使ってみよう。

今日の話の中でもうひとつびっくりしたこと。シカゴのようなフラットなマラソンコースのほうが、アップダウンのあるコースより楽なのだとわたしは思いこんでいたのだけれど、フラット、アップヒル、ダウンヒルとそれぞれに使う筋肉と使い方が異なるので、逆に高低差に富んだコースのほうが、筋肉をバランスよく使うことができてカラダへの負担は少ないのだそう。へ〜、そうなんだ。ビデオを見るとよくわかるけれど、走っている間には、両足がどちらも地面に着いていない状態の時間というのが思いのほか長い。普通の日常生活の中では、そんな状態はカラダがほとんど経験しないので、それをたくさん経験させる長距離ランというのは、たいへん優れたエクササイズ、なんだってさ!

....と、ランニングを始めて6年で6回フルマラソンを走った末に、初めて参加したランニング・セミナー。目からウロコだったぁ。2人のトレーナーによるこんな1時間のたっぷり講義がなんと無料。やっぱり好きだよ、シカゴのランニング・コミュニティ!

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