Thursday, November 22, 2012

サンクスギビング

サンクスギビングはわたしが一番好きなアメリカの祝日。原住民インディアンの教えで厳しい冬を乗り切る術を得、収穫の秋には豊作を迎えたピルグリムが、インディアンを招いてごちそうをふるまったことに由来するこの祝日は、宗教的な意味や儀式もなく、今ある幸せに感謝しようという単純なお祭り。ターキーをはじめとするサンクスギビングの伝統料理はどれもみんな美味しいし。帰省して実家の家族や親戚とともにごはんを食べるのが一般的なサンクスギビングの過ごし方だけれど、わたしは毎年、どこにも帰省しない近所の友人たちと集まって、Yoshi's Caféのヨシさんが作ってくれるターキーと、サイドディッシュやデザートなどはみんなで持ち寄って、わいわいとにぎやかにこの日を過ごす。今年は25人が集まった。宗教に関係のないこのお祭りは、多文化多宗教のいろんな人が集まりやすいパーティであるはずなのだけれど、なぜかいつもここに集まるグループは政治的にはかなりの偏りがある。つい先日オバマ大統領が大勝利を収めたことへの感謝と、ジェシー・ジャクソン・ジュニアが健康問題を理由に引退を決めたことへの心痛が、食事の前のお祈りにも入ってしまって、共和党寄りの人がいたらちょっと気の毒だったなぁ。でも、民主党共和党にかかわらずいい仲間に恵まれて、今年もまたあたたかいサンクスギビングを迎えることができた。感謝。

ごちそうの並ぶバッフェ・テーブルを前に
ホストのローラとマイク

No comments:

Post a Comment