Wednesday, November 7, 2012

オバマ大統領再選

夜ごはんを食べてから夜中の12時半までテレビに釘付けになってしまったのだ。あまりにも接戦なので今晩中には決まらないかと思っていた大統領選は、日付の変わるちょっと前に決着が着いた。オバマ大統領再選。4年前、ブッシュ前大統領のあまりの悪政に辟易していたアメリカに、途方もなく美しい希望に満ちた「チェンジ」を訴え、若者を中心に有権者を圧倒的な興奮の渦に巻きこんだオバマ氏。今回その輝くような面影はなく、まだ終わっていない仕事をお願いだからもう少しやらせて!と懇願するような格好で、なおかつハリケーン・サンディという指導力をアピールできる絶好の機会にも恵まれて、かろうじての勝利、わたしにはそんな風に見えた選挙戦だった。でもリベラルなシカゴはとりあえずハッピー。わたしの中の外国人労働者の部分と女性の部分とシングルマザーやゲイの友だちがまわりにたくさんいるっていう部分も、オバマ氏でよかったと思っている。議会が捻れているので今後4年間もとっても厳しい道のりになるのだろうけれど、大統領の指導の下「みんなで一緒にがんばって痛みを乗り越え」「貧しい国民が中間層の豊かさを得て、安定した中間層がアメリカを誇りと思える生活を営むことが出来る」ように、この国を建て直してもらいたいと思う。(典型的なアメリカ大統領的勝利演説だったけれど、やっぱりこの人のスピーチはカッコいい!)

いやぁ、それにしても固唾を飲んで見守った今回の選挙戦。ネガティブ・キャンペーンはイヤだけど、ショー的な要素に満ちたアメリカの大統領選は本当に面白い。この時ばかりは選挙権がなくってつまんな〜い、と思うのだ。

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