Friday, February 6, 2015

エンパイア・ステート・ビル

所用があり2年ぶりのニューヨークに週末トリップ。というわけで、2年前のブログをチェックしてみたらやっぱり「2年ぶり」と書いてあった。つまりワタシは2年に1度の割合でこの街に来ているというわけだ。で、今回は20年ぶりにエンパイア・ステート・ビルの展望台に上がった。世界一高い展望台というタイトルはとうによそに譲ってしまったけれど、ここから見る世界一の都市の景色はやっぱり魅力的。シカゴに負けず極寒のニューヨークのきりっと澄み切った空気にマンハッタンの夜景がくっきりキレイなのだ。ここの展望台は屋外なので、寒い寒い。15分以上はいられません。1枚29ドルのチケットを買って、ビルの歴史の展示の間を延々と歩いて、フォトブースで写真を撮影して、ギフトショップの中を通って、エレベーターを2基乗り継いで、やっとたどり着いたのに15分かぁ…。ちょっともったいない気もするけど、まぁ、ニューヨークだしね。100万ドルの夜景は、それだけの価値あり!

ビルの南側は正面に、1本になったワールド・トレード・センター
西側。ペン・ステーションから
ハドソン川を越えニュージャジーまで見渡せる
北側。タイムズ・スクエア方面は一段と明るい
ビルの尖塔を見上げる。
もう少しお金を出せばこの102階の
ワングレード高い展望台にも上がれるのだが、
ま、そこまでしなくてもね。

Monday, February 2, 2015

スーパーボウル・コマーシャル

二日酔いやら胃のもたれやらのクスリが1年で一番売れるとも言われている、スーパーボウル明けの月曜日。試合の結果もさることながら、この日に話題になるのは、100万ドルとも言われるスポンサー料を投じて各社が競うコマーシャルの、どれが一番よかったか。世界でいろいろと残酷なことが起こっている時代を反映してか、今年は真面目なヒューマニティものがベストに入っているのが目についた。

ワタシの今年のベストはコレ。アメリカンファミリー・インシュアランス ↓ シカゴ出身のドリームガール、ジェニファー・ハドソンが、シカゴ美術館のモダンアート・コレクションを代表するエドワード・ホッパー「ナイトホークス」を舞台に、自分の目標に向かって日々頑張っている無名のシンガーたちと一緒に夢を語る。どこのベストテンにも入ってないしあんまり話題にならなかったけれど、結構いいと思うんだよなぁ。シカゴへの個人的な贔屓目かしら。



↓ こちらは「America the Beautiful」を各国言語で歌うニクい演出のコカコーラ。米国発の国際企業が世界の平和を謳う。どんな民族もどんな言葉もみな美しいのだ。



↓ そして自動車キアの「Perfect Gateway」 ジェームズ・ボンド役のピアーズ・ブロスナンが007次回作の説明を受ける。雪道をキアで走って行く道中各所で、激しいアクションが待ち受けているというお決まりの筋書きに反して、今回のシークレット・ミッションは、アクションも何もない静かな休日。その通り! ムダな戦闘はいらないよ。誰もが平和で静かな休日を望んでいるのだ。



グラウンドホグ・デー

史上5番目のスノーストーム到来で、思わず忘れそうになったけれど、忘れちゃいけない年中行事はグラウンドホグ・デー。アメリカ北東部、寒冷地恒例の季節のイベントである。2月2日、グラウンドホグと呼ばれる大型のリスのようなもぐらのような動物が、住民が見守る中、朝7時半に巣穴から出て来て春の訪れの時期を予告する。グラウンドホグが地面に自分の影を見ると、驚いて巣穴の中へ逃げ帰り再び冬眠してしまう。その場合は、アメリカ全土で冬があと6週間。影を見ずにそのまま外へ出た場合には、春はもうそこまで来ているということだ。農民たちが動物の行動を観察して種まきの時期を決めていたドイツ由来の伝統行事だそうだ。街をあげてこういう冗談みたいなことを本気でやっちゃう、アメリカの脳天気なお祭りがワタシは結構好きである。で、今年の予測は…  影あり! つまり春は少なくともまだあと6週間は来ない。まぁ、そんなに早く春が来るとは、もともと思ってないけどね。寒冷地のみなさん、もうしばらくがんばりましょう!

グラウンドホグのフィル。写真はweather.comより



史上5番目

きのう、ちょろいちょろいと書いたスノマゲドン。甘かった。結局26時間続いたブリザードは、シカゴにおける観測史上5番目に大きなスノーストームとなったのだった。一夜明け嵐が止んで真っ青になった空の下、ウチの前の住宅街の通りには雪に埋もれて動けなくなった車が両脇にずらり。雪を払わない限り自分の車がどれだったかもわからない状態になっている。雪にスタックしたタイアの空回りする音もあちこちから。それでも通勤時までには、目抜き通りは除雪が整い、電車やバスも問題なく運行。シャベルを持った多くの住民たちの迅速で抜かりない作業のおかげで、月曜の朝の街はしっかり機能している。さすがは雪に強いシカゴだ。そして、雪が止んだと同時にに下がり始めた気温は、夜には氷点下10℃に。やっぱりシカゴの冬はこうこなくっちゃ。

朝一番、裏口を開けたらこんなことになっていた!
すっかり雪に埋もれた住宅街の路地。クルマは出ないけれど、
きゅっきゅっと踏みしめる新雪(深雪?)に心が躍る。
きりっと冷えた空気に、青い空が気持ちいい。
駅までの通勤路は、歩道もすっかり除雪が整って
街は問題なく機能している。さすが。
真っ白な駅に電車もちゃんと到着します
氷点下10℃にまで気温が下がった夕刻。
氷り付いた湖の上にぽっかりきれいな月が上がった

Sunday, February 1, 2015

スーパーボウル・サンデー

アメリカの冬のハイライト、スーパーボウル! 今日はアメリカ中のお茶の間やスポーツ・バーが、観戦パーティで賑やかな日曜日だ。アメリカが1年で一番ビールを消費する日とも言われる。ここシカゴでも降りしきる外の雪のとはうらはらに室内は燃えてます。今年はニューイングランド・パトリオッツと、対するは去年に引き続きシアトル・シーホークス。何度教えてもらってもルールを覚えられず、あまりに暴力的なのでスポーツとしては基本好きにはなれないアメフトだけれど、華やかなハーフタイム・ショーとか、各企業が競ってお金を投じるコマーシャルの数々とか、ゲーム以外にも話題性がたっぷりのこのスーパーボウルだけは周囲の盛り上がりに混じってワタシも充分楽しめる。去年は圧勝だったシアトル・シーホークスが、ハラハラドキドキのゲームの最後に目を疑うような最悪のプレーで優勝の望みを断ち切ったとの話だが、そんなことはワタシにはわからない。スポーツ観戦の大好きな人たちに囲まれて、外の激しい積雪も忘れる熱い夜なのだ。ってか、みんな賭けてるから余計に熱いんだけれどね。

お茶の間観戦、第49回NFLスーパーボウル!
ゲームに熱く入り込む男子群。女子はキッチンでガールズ・トーク
流れ星に乗って宙を舞うケイティ・ペリーのハーフタイムショーは、
スーパーボウル史上最高の視聴率だったとか。へぇ〜

↓ 実はコレが一番見たかった。「Frozen/Let it Go」イディナ・メンゼルの国歌斉唱



スノマゲドン

年の初めに氷点下20℃の日が数日あったことを除けば、今年の冬は比較的おだやかでとても過ごしやすい。….と思っていたら、ついにやってきた豪雪「スノマゲドン」 中西部全域でゆうべから降り続く雪は、シカゴの街をすっぽり埋めた。雪は止む気配をまったく見せずにしんしんと降り積もり、時折吹き付ける強風が乾いた軽い雪を大量に舞い上げ、歩くのもなかなか困難。こんな日は暖炉を焚いて、おうちでじっとお天気が落ち着くのを待つしかない….というのが通常の日曜日となるわけなのだが、今日はスーパーボウル・サンデー。アメリカにとっては大人しくなんかしていられない大事な日曜日である。そんなわけで、観戦パーティーに出かける人たちが、雪に埋もれた車を必死で掘り出す雪掻きのシャベル音が、今日は通りから絶えない。ちなみに気温はたったのー2℃。氷点下20℃に鍛えられたシカゴの人々にとっては、ちょろいものである。

雪に埋もれた住宅街
今日〜明日は、この状態から車を掘り出すのだ
舗道もみんなで雪掻き
雪には慣れっこのシカゴ。大通りはすぐに除雪車の入るので
ゆっくり走ればほぼ問題はない
雪に埋もれたウチの裏口も
雪を掻かないと出られなくなっちゃう

Friday, January 30, 2015

動物病院

今日は年に1度のネコの定期健康診断。家を一歩も出ることのない2匹のネコが年に1度だけ外界の空気を吸うこの日、ウチはいつも大騒動になる。2匹のネコ を運搬用キャリアに入れるだけで大変な闘いが繰り広げられ、ワタシは腕や背中に数カ所のひっかき傷を作ることになり、ネコは恐怖のあまりお漏らしをしてしまうこ ともある。やっとの思いでキャリアに入れて車で病院まで連れていくのだけれど、道中は泣きっぱなし。病院では見たこともないような大きな犬たちに囲まれ て、恐怖におののく雄叫びのデュエットは最高潮に達し、待合室の人々の笑いを誘う。お世話になるのは、毎年ペットの誕生日にカードを送ってくれるBlum Animal Hospital。我が家の非友好的なネコたちにいつも優しくていねいに接してくれる動物好きの先生やスタッフ、ペットに愛情を注ぐ飼い主たちの微笑ましい会話が交わされる動物病院は、ワタシにとってはなんともいえない心のなごむ場所なのだ。そんなわけで、ネコたちには迷惑な話だろうけれど、わたしにとってこのペット健康診断は、闘いをして傷を作ったとしても、結構楽しみにしている毎年の行事のひとつなのである。それにしても痛いのは、傷ではなくて診察代。15歳、人間年齢にすると80歳にも近い2匹の健康診断は、シニア向けの血液検査なども合わせると400ドルを超えてしまう。かわいいペットのためとはいえ、おネコさまと暮らすのもラクじゃないのだ。


Monday, January 26, 2015

CTAの奇跡

1週間の始まり、月曜の通勤電車。すごいことがあった。どうやら、ループとリンカーンパーク間のどこかで故障があったらしく、ブラウンラインとパープルラインは上下線とも大幅な遅れ。ワタクシの利用駅、ベルモントのプラットフォームも、遅れている電車を待つ人があふれて大変なことになっていた。電車が遅れることもフォームに人があふれることも、そう珍しいことではないので、仕方なく来ない電車を震えながら延々と待つことになる。そして長らく待った末に入って来た電車は、ホームに待つ人の拍手喝采で迎えられた。こういうシーンに出くわすと、アメリカっていいなぁと、朝のイライラも吹き飛ぶわけだけれど、今日はそれだけではすまなかった。なんと電車の中でのアナウンス。「本日は故障のために電車の到着が遅れ、みなさまに多大なご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。会社の上司に遅刻の言い訳をしなくてはいけない人や、遅れた理由を学校にリポートしなければいけない学生の方たちには、遅延証明を発効いたしますので降車駅の係員までお申し出ください」 CTAを利用するようになって13年。数々の故障や遅延を経験してきたけれど、こんなアナウンスを聞いたのは初めてだ。何かあったか、CTA! やればできるじゃん!

写真はChicago Tribuneより

Sunday, January 25, 2015

ジョビン・トリビュート・コンサート

1月25日はアントニオ・カルロス・ジョビンの誕生日。生きていれば今年で88歳になっていたはずのボサノヴァの産みの親、20世紀のブラジル音楽を代表する作曲家である。その偉大な音楽家の生誕の日にちなんで、ブラジル出身のシカゴ在住ギタリスト、パウリーニョ・ガルシアさんがトリビュート・コンサートを開いてくれた。パウリーニョさんの優しい弾き語りが大好きで、彼のライブにはよく出かけているのだけれど、今日はジョビンに特化した選曲。複雑でとてもむずかしいはずのブラジルの音楽を、優しくわかりやすくたっぷり2時間聴かせてくれた。ギターに軽妙に絡み合うブラジル特有のパーカッションのリズム&サウンドが、パウリーニョさんのおだやかな歌声を引き立てて、周囲の空気がふんわりとするとってもリラックスしたライブ。きっちりとした技術に裏付けられてこそ安心できるゆるさなのだ。そしてラストはやっぱり「Girl from Ipanema」 誰でも口ずさめるこの曲に、会場全体がほんのりハミングしてる感じが、耳にカラダにとっても心地よい。


マリアノス

遅ればせながら、ってか相当に今更だけれど、スーパーマーケット・マリアノスに初めて足を踏み入れた。ローレンス通りのメトラ・レイブンスウッド駅隣りの店舗。うわさは聞いていたがすご〜い! 駐車場のある階上から売り場にエスカレーターで降りて行くと、まずはジャスの生演奏に迎えられる。演奏は、店内のワイン売り場に設えられた試飲バーから。スーパーで演奏するって、ミュージシャン的にはどうなんだろうと思いつつ、売り場へ。とにかく広い広い。動線となる通路もゆったりと設計され、果てしなく続く商品棚や冷蔵庫には、モノ、モノ、モノ。もし冷凍食品を最初にかごに入れたなら、あれこれ物色しながらレジに向かうまでの間にきっと解けちゃうに違いない。それくらいに盛りだくさんなのだ。そしてこれまた目移りしちゃうくらい豊富な品数のデリコーナーには、寿司バーやオイスターバーまで。スーパーマーケットも商品を売るだけではなく、買い物客が店内で過ごす時間をどう演出するのかなんてことを考える時代になっている。その分は間違いなく価格に反映するのだろうけれど、安いだけを追求するなら物販店はオンライン商法には敵わなくなってきているから、何か付加価値でお客さんを惹きつけないと集客できない。そんな時代の代表格のようなお店である。

ジャズ生演奏を聴かせる
スーパーマーケットのワイン試飲バー。
グランドピアノがある!
広くて気持ちのいい空間にカラフルな生鮮食品売り場
圧巻の冷凍庫(右)と冷蔵庫(左)の間を
ショッピングカートを押しながら旅する
果てしない通路の向こうにレジ。ハイクである
アメリカのスーパーに寿司バーの時代ですよ
こちらはオイスターバー
ターゲットやIKEAにある、
ショッピングカート用のエスカレーターがここにも