Sunday, January 25, 2015

ジョビン・トリビュート・コンサート

1月25日はアントニオ・カルロス・ジョビンの誕生日。生きていれば今年で88歳になっていたはずのボサノヴァの産みの親、20世紀のブラジル音楽を代表する作曲家である。その偉大な音楽家の生誕の日にちなんで、ブラジル出身のシカゴ在住ギタリスト、パウリーニョ・ガルシアさんがトリビュート・コンサートを開いてくれた。パウリーニョさんの優しい弾き語りが大好きで、彼のライブにはよく出かけているのだけれど、今日はジョビンに特化した選曲。複雑でとてもむずかしいはずのブラジルの音楽を、優しくわかりやすくたっぷり2時間聴かせてくれた。ギターに軽妙に絡み合うブラジル特有のパーカッションのリズム&サウンドが、パウリーニョさんのおだやかな歌声を引き立てて、周囲の空気がふんわりとするとってもリラックスしたライブ。きっちりとした技術に裏付けられてこそ安心できるゆるさなのだ。そしてラストはやっぱり「Girl from Ipanema」 誰でも口ずさめるこの曲に、会場全体がほんのりハミングしてる感じが、耳にカラダにとっても心地よい。


No comments:

Post a Comment