日曜日のゴールデン・グローブでセシル・B・デミル賞を受賞したジョージ・クルーニーがちょっとステキだった。ハリウッドではバットマンとか情けないオヤジ役なんかも演じちゃう俳優であると同時に、リベラルな人道活動家でもある彼は、先の結婚式で着用したアルマーニのタキシードを再利用して登場。ハリウッドの大物役者が「再利用」ですよ、さすが。
愉快だったのは司会のコメディエンヌ、ティナ・フェイのジョーク。
George Clooney married Amal Alamuddin this year. Amal is a human rights lawyer who worked on the Enron case, with Kofi Annan regarding Syria, and was selected for a person UN commission investigating rules of war violations in the Gaza strip. So, tonight, her husband is getting a lifetime achievement award.(ジョージ・クルーニーは今年、アマル・アラムディンさんと結婚しました。人権問題を専門とする法律家のアマルさんは、エンロンの捜査に携わり、コフィ・アナン国連前事務総長とともにシリア和平の仲介を務め、ガザ地区への攻撃をめぐる国連の調査委員のひとりでもあります。今日はその夫に功労賞が贈られます)
そんな気の利いたジョークにさらりと笑って、シャルリー・エブド襲撃事件に抗議するデモに関して「キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒がともに立ち上がった」と言及する受賞スピーチ。新婚ほやほやの妻への愛を捧げることも忘れない。かっこよすぎます!
黒でシックにまとめた大人のカップル。 アマルさんのドレスはディオールだって。 写真はNew York Timesより |
バッグにはさりげなく「私はシャルリー」 写真はhollywoodtake.comより |
余談だけれど、それにくらべてがっかりしたのはサザンの桑田さん。安倍政権を批判したとも受け取れる大晦日のパフォーマンスに対して抗議を受け、謝罪文を発表した。上から圧力がかかったであろうことは理解できるけれど、事態を丸く収めるために簡単に謝っちゃうの? 社会に意見を述べる勇気があるのなら、もう少し芯があってもいいのではないか。謝るくらいなら最初からやらなければいい。あぁ、やっぱりくらべちゃうな。ジョージ・クルーニーはかっこいい。
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