Friday, January 30, 2015

動物病院

今日は年に1度のネコの定期健康診断。家を一歩も出ることのない2匹のネコが年に1度だけ外界の空気を吸うこの日、ウチはいつも大騒動になる。2匹のネコ を運搬用キャリアに入れるだけで大変な闘いが繰り広げられ、ワタシは腕や背中に数カ所のひっかき傷を作ることになり、ネコは恐怖のあまりお漏らしをしてしまうこ ともある。やっとの思いでキャリアに入れて車で病院まで連れていくのだけれど、道中は泣きっぱなし。病院では見たこともないような大きな犬たちに囲まれ て、恐怖におののく雄叫びのデュエットは最高潮に達し、待合室の人々の笑いを誘う。お世話になるのは、毎年ペットの誕生日にカードを送ってくれるBlum Animal Hospital。我が家の非友好的なネコたちにいつも優しくていねいに接してくれる動物好きの先生やスタッフ、ペットに愛情を注ぐ飼い主たちの微笑ましい会話が交わされる動物病院は、ワタシにとってはなんともいえない心のなごむ場所なのだ。そんなわけで、ネコたちには迷惑な話だろうけれど、わたしにとってこのペット健康診断は、闘いをして傷を作ったとしても、結構楽しみにしている毎年の行事のひとつなのである。それにしても痛いのは、傷ではなくて診察代。15歳、人間年齢にすると80歳にも近い2匹の健康診断は、シニア向けの血液検査なども合わせると400ドルを超えてしまう。かわいいペットのためとはいえ、おネコさまと暮らすのもラクじゃないのだ。


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