Friday, November 4, 2011

ユニオン・ステーション

長距離列車に乗らない限りあまり利用する機会はないのだけれど、たまに来るとその壮大な美しさに圧倒させられる。1921年竣工、アメリカの古き良き時代を想わせるシカゴのランドマークのひとつ、ユニオン・ステーション。巨大な支柱を何本も配したエントランスや、スカイライトの高い天井と繊細な装飾をほどこした広大で贅沢な造りの待合いホールなどが、創立された姿のまま、モダンなビルが建ち並ぶダウンタウンのオフィス街を1ブロックまるごと占拠している。待合いホールへ続く大理石の階段は、ケビン・コスナーが演じたギャング映画「アンタッチャブル」のクライマックスの銃撃戦で舞台として使われた。

なんで今日ここに来たのかというと、この壮大な待合いホールで明日のチョコレート・レースのエキスポ行われていて、ゼッケンを取りに来なくてはいけなかったのだ。90年後にこの場所が、チョコレートにつられて15キロも走ろうという脳天気なランナーたちであふれかえるとは、まさかアル・カポネも想像しなかったことだろう。

巨大な柱の並ぶ駅のエントランス
「アンタッチャブル」で銃撃戦が行われた階段
待合いホールの装飾をほどこした天井とスカイライト。
エキスポ会場がカーテンで囲われてしまっていたので、
全貌が撮影出来ず残念。

2 comments:

  1. 乳母車が落ちるシーンだったよね。映画のまんまだ。当たり前だけど。

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  2. そうそう、乳母車が落ちるシーン。ケビン・コスナーは若かった。アンディ・ガルシアもカッコよかったねぇ。

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