Thursday, July 19, 2012

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団

EMPで莫大な赤字を出しているポール・アレン氏に較べると、財団を立ち上げて、貧困や保健と医療、教育など世界の様々な問題に役立つお金の使い方をしているビル・ゲイツ夫妻。今回のシアトル行きの一番の目的地、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団ビジター・センターを訪れた。EMP Museumも含めスペース・ニードルやチルドレン・ミュージアムなどシアトルのメインの観光施設が集まっているシアトルセンターの一角の広大なスペースを占めて、この世界最大の慈善団体の「キャンパス」はある。1000人の従業員が、モダンでかっこいいこのキャンパスで、「世界の全ての人々が健康で豊かな生活を送るためのチャンスを与えられるべき」ために、その才能とスキルを生かして日々働いているのだ。そして今年の2月にオープンしたビジター・センターは、財団の意識と情報を一般市民と共有することを目指すために、12億円かけて作られた。でも12億円もかけているっていう事実や、マイクロソフト繋がりでありながら最新のテクノロジーが、決してでしゃばっていないというところがすごい。フレンドリーでウェルカムな人間のあたたかさが伝わる、慈善団体らしいとてもステキなビジター・センターである。もちろん見えないところには様々な最新技術が駆使されているわけだけれどね。わたしはここにエキジビットのコンセプト構築の手法を学ぶために来たのだけれど、最も学んだことは、ゲイツ氏の言葉にある「ソフトウェア、慈善活動におけるキャリアを通して言えることは、世界を改善するカギはイノベーションだということだ」ということ。当たり前だと思ってるところに疑問を見つけて、問いただしていくっていう訓練を続けていかないとね。たくさんのアイディアをもらって、収穫の多い旅だった。シアトル、ありがとう! 

ゲイツ財団、外観の一部
キャンパスの中庭
ビジターセンターの外壁に影を利用して書かれた
「Today's Problems are Solvable」の文字
ビジターセンター入り口のホール
ビジター・センター、展示の一部

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