Saturday, August 25, 2012

霧の乙女号

北米でもっとも歴史あるアトラクションなんだそうだ。滝壺へボートで最接近し、滝を丸ごとカラダで体験しようというこのツアー。いや、もう、濡れる濡れる。轟音の中水しぶきで目の前は真っ白。飛ばされそうなくらいの強風。目を開けているのも大変なくらいだ。霧なんてハンパなもんじゃなく(しかもなんで乙女?)、これはもう嵐ですね。乗船前に配られるポンチョは一応役には立つけれど、髪の毛や靴など出ている部分はもうびしょびしょ。船を下りる時には、ちょっとした達成感というか、耐え抜いた感が。ほとんど拷問のようなツアーに、9歳の甥っ子はしばらく言葉を失くしてしまったのだ。そんなブルーのポンチョを纏った観光客をぎゅぎゅうづめに乗せたボートが、何隻も何隻も滝に近づいては離れていく。そして全身びしょ濡れのいみじい姿で下船する人々の群れ。何やってんだか。かなり笑える光景です。

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