Sunday, January 13, 2013

シカゴ日本商工会議所の新年会

企業から派遣されているバリバリのニッポン・ビジネスマンではないワタシだけれど、会員になっている友人の誘いでほぼ毎年参加させてもらっているシカゴ日本商工会議所の新年会。シャンバーグのホテルの大広間に集まった日本人はなんと820人。普段仕事で純日本人に接することがほとんどないワタシにとっては、1年で一番多くの日本人を目にする日だ。日本総領事館の領事さんとか、名前の知れた大きな会社の駐在企業戦士たちの年頭のスピーチを聞いたり、シカゴの日本人社会がどんな人たちで構成されていて年間を通してどんなことが行われているのかなどということも覗き見ることのできる貴重な機会なのである。

でも最も楽しみなのは、食事のあとのショー・タイム。日本ではちょっとピークが過ぎたかなぁと思われる、それでも子どもからお年寄りまでまだまだ知名度のある芸人さんが、毎年手弁当で出演してくれる。今までにもマジックのミスター・マリックさんとか、物まねの栗田貫一さんとか、イルカさんとかが来てくれたけれど、今年は、サンプラザ中野くんパッパラー河合さん。「爆風スランプ」はワタシが一番日本のポップスを聴いていた頃にブレイクしていたバンドで(はは、世代がバレちゃう〜)、でもワタシ自身はあんまり聴いていなかった音楽なので、サビの部分であぁコレね~、と思い出せるのは1~2曲しかなかったけれど、「元気」が服着て歌ってるようなイメージは変わらぬまま、マイナス10℃極寒のシカゴを熱~くしてくれた。最後は、東日本大震災の復興支援のために作ったという「ともしび 地震がきたら」という歌をシカゴ日本人学校の子供たちと一緒に合唱。シカゴ日本商工会議所は被災地への寄付を集めたり、女川や釜石で「シカゴ・デー」と称して、シカゴ名物のホットドッグを配ったりする支援活動を続けているので、この歌をシカゴの子どもたちと歌うというのは、とってもタイムリーでいい企画だった。短い滞在時間の中で子どもたちの心を掴んで、観客の心に響くまでの作品に完成させられる力は、やっぱりプロなんだなぁと感服。「ちょっとピークを過ぎた芸人さん」と書いたけれど、だからこそできる余裕なのかなと思ったりもするのだ。シカゴに来たから、シカゴだからできる、コミュニティを巻き込んだパフォーマンスは、心あたたかくて意味のある、今日のこの新年会にぴったりの演目だったんじゃぁないかな。

役員、来賓のスピーチに始まり、お食事、ショー、スポンサーのくじびき大会(ワタシは今年も何にも当たらず~~)と、シカゴ日本商工会議所の新年会は一日がかりの大イベント。準備や当日の進行に奔走した実行委員のみなさん、今年もお疲れさまでした。シカゴ日本人コミュニティの一員として、たっぷり楽しませていただきました!

子どもたちと合唱するサンプラザ中野くん
ステージの右端のギターはパッパラーさん

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