Saturday, January 26, 2013

動物病院

今日は年に1度のネコの定期健康診断。家を一歩も出ることのない2匹のネコが年に1度だけ外界の空気を吸うこの日、ウチは朝から大騒動である。2匹のネコをキャリアに入れるだけで大変な闘いが繰り広げられ、わたしは腕や背中に数カ所のひっかき傷を作ることになり、ネコは恐怖のあまりお漏らしをしてしまうこともある。やっとの思いでキャリアに入れて車で病院まで連れていくのだけれど、道中は泣きっぱなし。病院では見たこともないような大きな犬たちに囲まれて、恐怖による雄叫びのデュエットは最高潮に達し、待合室の人々の笑いを誘う。お世話になるのは、毎年ペットの誕生日にカードを送ってくれるBlum Animal Hospitalのドクター・ダン。我が家の非友好的なネコたちにいつも優しくていねいに接してくれる、とてもステキなおじいさん先生だ。動物好きの先生やスタッフ、ペットに愛情を注ぐ飼い主たちの微笑ましい会話が交わされる動物病院は、温かい微笑みの溢れるなんともいえない心のなごむ場所。そんなわけで、ネコたちには迷惑な話だろうけれど、わたしにとってこのペット健康診断は、闘いをして傷を作ったとしても、結構楽しみにしている毎年の行事のひとつなのである。それにしても痛いのは、傷ではなくて診察代。13歳、人間年齢にすると65歳のネコ2匹の健康診断は、3年に1度の狂犬病などのワクチン接種やX-Ray、血液検査などすべて合わせると500ドルを超えてしまうのである。おネコさまと暮らすのもラクじゃないのだ。

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