Saturday, February 1, 2014

Happy Chinese New Year!

この数日はやたらと「Happy New Year!」と声をかけられた。ワタシのことを中国人だと思って言う人もいるし、日本では旧正月は祝わないことを知らない人もいる。いちいち説明するのもめんどくさいので(すいません、文化大使失格!)「Happy チャイニーズ New Year!」とにっこり応対すると、そのままにっこりしている人もいれば、あれ、なんか違うこと言っちゃったかなと、ちょっと戸惑った表情をする人もいる。

シカゴのベトナム系チャイナタウンArgyleではこの雪の中、盛大に新年のパレードが行われた。赤と金の派手なデコレーションにライオンダンス、爆竹。多くのチャイニーズ・レストランでは新年のスペシャル料理が用意されていて、それは中国系に限らずこの街を訪れる多くの人にルーツを問わず提供される。政治的にはいろいろと緊張感のあるアメリカと中国だし、日本だってこのところ中国には散々叩かれているけれど、一般市民のレベルではそんなことはおかまいなしにみんな仲良くやっている。アメリカの日本人社会にはこういうふうに日本人が集まって、地域を巻き込んで盛大にお祝い事をするような機会があまりないと思う。JCCCのように1000人集まって新年会とかはやっても、それは地域のコミュニティにオープンではないし、夏祭りなどもあるにはあるけれど、文化紹介ブースの域を出ず、市がバックアップして大かがりに宣伝するようなイベントにはなっていない。閉鎖的なのか、遠慮深いのか。やっぱり中国人に比べちゃうと日本人は自己主張がヘタなのだ。そんなわけで、ワタシも中国人と勘違いされちゃうのである。説明するのがめんどくさいって言っているところが、まさに自己主張のヘタさなのかもしれない。

Photo pilfered from DNAinfoChicago/Quinn Ford)

↓ 写真は、2年前にマレーシアで旧正月を迎えた時に中国系マレー人のチャプサムさんにご馳走になった正月料理Yu Sang(魚生)。中華くらげと、海藻サラダ、人参や大根などの野菜の千切り、赤黄緑と色とりどりのベビースターラーメンと、平べったいパスタを揚げたようなおせんべいに、ごま油系のドレッシングがかかっている。これをテーブルについたみんなで混ぜる。具を箸で高〜く持ち上げながら、成績が上がりますようにとか、給料が上がりますようにとか、株が上がりますようにとか、何かが高まるお願いごとを声に出して言う。そしてみんなで盛大に食べるのだ。

Yu Sang(魚生)のデフォルト・セッティング
みんなで具を高く持ち上げて混ぜる

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