Thursday, November 26, 2015

感謝祭ディナー

感謝祭はワタシが一番好きなアメリカの祝日。原住民インディアンの教えで厳しい冬を乗り切る術を得、収穫の秋に豊作を迎えたピルグリムが、インディアンを招いてごちそうをふるまったことに由来するこの祝日は、宗教的な意味や儀式もなく、今ある幸せに感謝を示し、家族や大切な人たちと食事しようという単純なお祭り。帰省して実家の家族や親戚とともにごはんを食べるのが一般的な感謝祭の過ごし方だけれど、ワタシは毎年、どこにも帰省しない近所の友人たちとこの日を過ごす。ありがたいことに毎年ダブルヘッダーで、お昼はYoshi's Caféのみんなと祝い、夜は友人宅へ。七面鳥をはじめとする感謝際の伝統料理はどれも美味しくて、一日を通してついつい食べ過ぎてしまうのだ。みんなでいただく食事はもちろんおいしくて楽しいけれど、いつも感激するのは食事の前のお祈り。食卓を囲んでみんなで手を取り合い、「今この瞬間ここにみんなといることの幸せを感じよう、そうすれば明日はもっといい日になる」と、今日の幸せを感謝する。一番の年少者が隣の人の手をぎゅっと握り、その「ぎゅっ」を次々に隣の人に送っていく。1周廻ったところで、みんなが繋がり、一緒にお祝いする人がいることの幸せをかみしめる。多文化多宗教の現代のアメリカにはぴったりのステキな儀式である。また今年もいい仲間に恵まれて、滞りなく感謝祭を迎えることができた。感謝!

Yoshi's Caféの七面鳥は2種類。左が伝統的な味付けで、
右がお米をスタッフィングに使ったアジアン・テイスト
友人宅でのテーブル・セッティング。
ウエッジウッドのチャイナと、
赤を基調にしたデコレーションが華やか
みんなで持ち寄った感謝祭の伝統料理の数々。
ちょっとずつでも全部試すと、
かなりのボリュームになる
今年もお腹いっぱい、たっぷりいただきました。
感謝!

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